『手術は実績作り』 脳血管医療センター訴訟 「東京新聞」神奈川(2006.6.15)

 

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20060615/lcl_____kgw_____004.shtml

 

 

資料

「脳卒中から助かる会」ホームページ

“市民派”中田市長のダーティーな素顔

「ひでーなあ、こんな事をやっているのか」 市長は全部知っていた!! ――“青戸病院と同じ”・“マズイ。何があっても削れ” 醜悪!!「横浜市立脳血管センター」医療ミス“市長ぐるみ”隠蔽工作の全貌(2006.2.2)

“市民派”中田宏横浜市長の“ダーティーな素顔” 「一楽重雄: 松岡滋子先生不当人事不服提訴 第1回口頭審理傍聴記」 横浜市立大学の未来を考える『カメリア通信』第36号(2006.1.10)

松岡慈子先生不当人事不服審査、第3回公開口頭審理を傍聴して(2006.5.10)

 

『手術は実績作り』 脳血管医療センター訴訟

 

 横浜市立脳血管医療センター(同市磯子区)で脳の内視鏡手術を受けた五十代の女性患者が重体となり、市に慰謝料など計二億八千万円の損害賠償を求めた訴訟の第二回口頭弁論が十四日、横浜地裁(三木勇次裁判長)であった。成年後見人の女性の夫が証言し、「手術は病院の実績作りだった」と市側を批判した。

 

 夫は、手術前の説明で主治医が、「体への負担は少なく、リハビリ時間も短い」と内視鏡手術の長所ばかりを強調し、他の治療方法や、執刀医らは内視鏡手術が未経験という事実を知らされなかったと証言。また、術後に執刀医が「私の手技の未熟さでこんな事になってしまった」と過失を認めた、と述べた。

 

 訴えによると、女性は二〇〇三年七月、同センターで内視鏡を使った脳内血腫の除去手術を受けた。だが医師が止血に手間取り、途中で開頭手術に切り替えたが、術後に全身まひなどの重度の障害が残った。

 

 市の外部調査委員会は〇四年九月、「医療過誤と言わざるを得ない」と結論付けた報告書を提出し患者家族に謝罪した。しかし、裁判で市は一転して「医療過誤ではない」と過失責任を認めず、全面的に争う姿勢を示している。 (佐藤大)