紙芝居 岩舟地蔵さま 4

 そう頼むお坊さんに若者は

 「こがなあばら家で良ければ泊まっていきなさるがええ」と

お坊さんを家に迎え入れ、お粥を振る舞い、一枚しかない自分の布団に
お坊さんを寝かせてあげました。

次の日になってもお坊さんは出かける様子がありません。

若者は前の日と同じようにお坊さんにお粥を食べさせ、自分の布団に寝か
せてあげました。
次の日も、その次の日も、お坊さんは出かけませんでしたが、それでも
若者は文句一つ言うことなくお粥を食べさせて、自分の布団に寝かせて
あげました。

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