〜快適な乗り心地をめざして〜 |
![]() |
≪まずは打ち合わせ≫ 事前にショップの責任者の方と電話で話をうかがっていたので,当日は簡単な確認を済ませただけで直ぐに作業へ移っていただきました。責任者のMさんは技術者上がりなのかな?各スタッフへ出される迅速かつ的確な指示の下,テキパキと作業が進行する様は『さすがプロ』と関心させられます。 という自信に満ちた言葉は,私のようなど素人の抱える不安を打ち消してくれました(←褒め過ぎ?)。 ≪意外と長い純正品...≫ 作業は1台を1人で担当し,あれよあれよと進んでいきます。私は直ぐ傍で後学のために質問を交えながら作業を見学させていただきました。最初は『ピットに入ると危険ですから...。』と断られましたが,運良く一番外側での作業となりましたので,ピットの中へ入らずに見学することができました。う〜ん...ラッキー! 作業の邪魔にならぬよう,外から見ているだけの予定でしたが...気が付くと↓の様な写真を撮っている自分が居ました(笑)。新旧つのダンパーを並べると...FIGHTEXの全長が65-50mmも短いコトが発覚!やはり,ろくに調べぬまま入手したツケか......このままでは『低過ぎる(クリック!)かも...』と,一人で焦ってしまいました。 そこで,前述のMさんに私の不安を伝えたところ,『全体の長さよりも“ストローク量”が重要ですよ。』と教えていただきました。正直なところ, と“また”言われるかと思いました......。そこは車○音○研○所と違いますね(笑)。
予定(F:-30mm,R:-20mm)の2倍強の数値に『失敗したかも...』と不安が過ぎる ≪FIGHTEX Fine Sports シリーズとは...≫ 『他のチームとのアドバンテージを少しでも多く獲得するためには他と同じモノを使っていてはダメなんだ』と,自社製レーシングダンパーを開発・参戦していたF3のレースを通してダンパーの持つ性質や特性を理解し,レースで培われた技術・知識・品質管理を基にレーシングパーツと同等の品質・構造のダンパーを開発。当然,レーシングパーツと同様に設計・解析・製造・検査の全てにわたり一貫した社内生産・実戦テストに徹底してこだわって完成したダンパーである( Toda Racing HPより抜粋 )。 ...とあります。レースを想定して設計したダンパーである限り快適な乗り心地とは無縁なのです。Mさんも『......FIGHTEXはねぇ...固いよ。』と言われるし...。実際に付けてみるまで心配は尽きないのですが,出品者の方の『乗り心地は悪くなかった』とのコメント,リアのサスが柔らかいサスへ換えられている(純正比:-2kg/mm。フロントは不明だが,リアを純正より柔らかいサスへ換えた傾向を鑑みると,リア用の6kg/mm(純正比:-2kg/mm)へ換装された可能性がある。)こと,減衰力を調整すれば何とかなるのでは...という微かな望みはありましたよ。
それを目の当たりにしたときは『ここ迄きたか...』と感動しました(笑)。 この状態でヘルパーの長さは約47mm。FIGHTEXのヘルパーは,カタログでは27〜100mmとなっているので,1Gではあと20mm下がるハズである。ショックの長さ,バネレート,ストローク量,前後の重量バランス...etc...。一言で『車高調整』と言っても多くの要素が絡み合うため,素人が“ちょこっと気軽に”手を出す訳にはいかないでしょうね。
ここ迄くると,あともう少しで作業完了です。 |
|
|