お・ま・け。

 ここでは,ちょっとした「おまけ」を紹介します。このページの情報を元に作業をしても,ワタクシは一切の責任を負いませんので,作業はご自身の責任と良心の下に行ってくださいませ。基本的に,半田付けなどの「不可逆的処置」は施しませんので,ひょっとすると元に戻すのも容易なはずです。
 巧くいくと,格安での修理が可能となるかもしれませんよ!


よく故障する事で有名な?「D○-○C P○wer Supply」
 えー右に見えますのが,よく壊れることで有名な(爆)とあるユニットです。症状としましては,ヴォリュームをどんなに廻しても,表示が「-∞(無限大)」のまま変わらない,早い話が音が出ない状態です。この様な症状がでるデッキは,まずこのユニットが「逝ってしまった」可能性大です。
 7620Jは各部が半田付けされてないので,簡単に取り外すことができます。さすがに,細かい作業は経験や知識が必要でしょう。例えば「壊れた銀色の箱だけ」を交換するには,素人ではまずムリです。自信が無い人は,さっさとサービスセンターへ送りましょう。幸いなことに,このユニットは7909Jと共有だそうです。あと数年はサポートが受けられるでしょう。
 たしか,ユニット代で\4,000ほど掛かったと聞いています。それに技術料を含めると\13,000程度で直るのですから,無茶は止めた方が好いかもしれませんね。

既に在庫無し?「フロントフェイス」
 このデッキの文字通り顔に当たる「フロントフェイス」は,既に在庫が無いと聞いていますので,新品では手に入らないのではないでしょうか。この手の部品はボタンの掠れ・てかりが問題となったり,ボタンの押し具合が悪くなるなど「機械的」な不具合が出てきます。写真の通り,ボタン単位の交換が可能で割と長持ちするのではないでしょうか。

 とはいえ,考えてみると使用頻度の高いボタンは同じ?な場合が多いので,あまり交換しても意味がないのかもしれません。

こちらも在庫は無さそうだ!「液晶パネル」
 右の写真が液晶パネルユニットです。右隅の拡大写真を見ていただけると判りますが,ショートしたのか丸く焼けています。その為なのかは判断できませんが,液晶表示がジャンクでした。ただし,正常に使えるパーツも規模は小さいですが同様の症状が現れているので,積年劣化の1つなのでしょうか。

 こちらも機種に依存するパーツだと思われるので,もはや新品では手に入らないかもしれませんね。

ヘッドなど,重要部分は在庫無し?「カセットブロック」
 写真写りが悪くて申し訳ございません。このデッキのメカ部です。カセットブロックに2-3の基盤が1セットで取り外せます。7618Jと違うヘッドやメカニズムを持つため,テープの音が段違いに良くなっていて,動作音も静かです。

 このブロックは唯一半田付けされたコードが接続されているため,本体部分と切り離すことができませんでした。当然半田を外せばとれます。大きいですが,駆動用のモーターが1個(もしかしたら2個?)なので,安定性が心配です。

 写真の上部に写っているモーターは,他の機種にも使用されていそうなので大丈夫でしょう。ただし,ヘッドやメカニズムは7618Jよりも精度の高い高級品を使用しているため,既に在庫切れの可能性が高いのではないでしょうか。

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