Nakamichi TD-1200II


装着例:Carolla Audio System ver.4.0

●ヘッドにこだわる異様な執念がクリスタロイヘッドに結実。
●超ナローギャップと特殊形状で優秀な特性と耐久性を両立。
●スライドアウトメカが可能にした驚異のワウ・フラッター値。
●アジマス自動調整機構NAACを搭載,カセットで20kHzを難なく再生。
●DC-DCコンバーターの採用で驚異のダイナミックレンジを確保。

 「TD-1200II」を始め,ナカミチの高級デッキには,

「録音デッキの違いによる誤差を無くし,最高の状態で再生を可能」

にする「アジマス」という魔法の装置が付いています。
 Nakamichiの高級カセットデッキの標準装備で,しかもこの「TD-1200 Series」では,

「NAAC(Nakamichi Auto Azimath Correction)」

が採用されております!ホーム用でも,限られた高級機にしか採用されていないこの「NAAC」のおかげで,澄み切った高音質が簡単に堪能できます。

 我が家のカセットデッキは「Teac V-9000」「Nakamichi ZX-5」という,そこそこ良いデッキなんですけど,これらのデッキで録ったテープを“一番良い音で奏でるのは”「TD-700」なんです。

 この「TD-1200 Series」は,その再生能力が凄すぎて,それ以上の超弩級カセットデッキ(1000ZXL,TC-K777ES2...etc...)で録ったテープでないと,その力をフルに発揮できないみたいです。幸いなことに,我が家には委員会の方々からいただいた

『MDはおろかCDだって“め”じゃないぜ!テープ』

が20本ほどありますから安心です。これらの高品質テープは,TD-1200IIもしくはTD-700Cでないと,きちんと再生されません。当然,ナカミチの他の高級デッキでは大丈夫でしょうが,試したところ,

「Alpine 7618j」だとスカスカに聴こえてしまいます。

 この中域の密度感が,ナカミチのナカミチたる所以だと思います。

“いつかは「TD-1200 Series」を!”
と,考えておりましたが,5-6年先だろうと思っておりました。が!いつもお世話になっている

「ナカミチに取り付かれた漢(=プーさん)」

の運営するカセットテープ普及委員会。そこの掲示板で,○○さんが資金調達のために手持ちのデッキを売りに出した。なんと!その中には「Nakamichi TD-1200IIが!!!

 ぐぉ〜悩んだ末に購入を決意しました。その日からお昼ご飯を節制し,お金を貯め始めますが,いつも粗食な私が少しご飯を我慢したところで,なかなか貯まりません。

ところが!

入学時に支払った「大学生協出資金」「棚牡丹で手に入れたアゼストのCD Head Unit」のおかげで,思いの外早く資金を集めることができました。う〜ん...日頃の行いが良かったんでしょう。

 なんだかんだで手に入れたこのTD-1200II。ヘッドが10年経過しており,さすがに摩耗が見られるそうですが,しおさんが状態の良いヘッド&モーターを確保されていますので,いざというときは復活できます。何から何までお世話になりっぱなしです(^O^)v


1200系のヘッド:左から「II」「LTD」「なんちゃって初代」
摩耗具合が一目瞭然です

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