「アンヨは上手、アンヨは上手。こっちよ明子ちゃん。まっすぐ歩くのよ。違う違う、こっちこっち」 美記に歩行器を押されたからたまらない。秋夫は足の運びが間に合わずにパイプの上に跨ってしまった。普通の歩行器は赤ちゃんが座る部分はサドルになっているのであるが、13歳の赤ちゃん用歩行器には直径2cmのステンレスパイプが取り付けられているだけであった。そのパイプに跨ってしまったのである。7枚組のオシメをを当てられているので痛みはないが屈辱的である。パイプに跨がせられたまま「明子ちゃんのお部屋入り口」の部屋まで連れて行かれてしまった。もちろん秋夫は紺ブルマの目隠しをされているので、どこをどう移動させられているのかわかる由もないが。 「さあ、今度は自分で歩くのよ。自分のお部屋までね。真っ直ぐよ。こっちこっち」 小部屋までも容易にはたどり着けない。あっちにぶつかり、こっちにぶつかり。やっとの思いでピンク色のドアにたどり着き、赤い絨毯の上をヨチヨチと「育児室」まで歩かされる秋夫であった。自分のオシッコで濡れたオシメを頬張らされ、そのオシメを吐き出せぬように鼻を覆っているのも自分にあてがわれていたオシメなのである。オシメをしゃぶらされ、匂いを嗅がされながらの「アンヨのお稽古」なのである。 「今度は右よ。ほら、しっかりしないとぶつかるわよ。気をつけて。こっちよ」 パンパンと手拍子をする里奈。 「明子ちゃん、上手上手。アンヨは上手、アンヨは上手」 赤い水玉のベビーブルマを履かされたお尻をフリフリ、やっと「育児室」に戻った。 「どうかな?明子ちゃんは充分に反省したかな?それとももっとアンヨのお稽古したい?」 秋夫は激しく首を振った。 「嫌なの?そう。じゃあ、いい子にするのね?」 頷く秋夫。 「里奈ちゃん、明子ちゃんの目隠しとオシャブリを外してあげて」 「はーい、美記お姉さま」 幼児用の紺ブルマを取ると秋夫の鼻を覆っているオシメを外し、口中に詰め込まれたオシメを引きずり出す里奈。 「まず、『ごめんなさい』をしましょうね。跪いてこういうの。『美記お姉ちゃま。明子悪い子でした。ごめんなさい。これからはいい子になりますから許してください』ってね。 「ううっ、そんな」 「あら、嫌なの?ならいいわ。里奈ちゃん、オシャブリして」 「は〜い」 「あっ、待ってください。言います、言います。美記お姉ちゃま。明子悪い子でした。ごめんなさい。」 「それから?」 「えっ、まだ?」 「しっかり覚えないとね。これからはいい子になりますから許してください」でしょ」 「これからはいい子になりますから許してください」 「初めから」 「美記お姉ちゃま。明子悪い子でした。ごめんなさい。ウウッ」 「どうしたの?言えないの?」 「美記お姉さま、今日は許してあげましょうよ。いい子になると思うし。ね、明子ちゃん?」 泣きながら頷く秋夫。 「仕方ないわね。今日のところは許してあげましょう。悪い子にしたらお仕置きされるということをしっかり覚えておくのよ。わかったわね?ご返事は?」 「はい。」 「はい、美記お姉ちゃまよ」 「はい、美記お姉ちゃま」 「里奈お姉ちゃまにお礼を言わないと」 「里奈お姉ちゃま。ありがとうございました。」 「いいのよ、これからいい子になりましょうね」 「はい」 「はい、里奈お姉ちゃまでしょ」 「はい、里奈お姉ちゃま」 「ところで明子ちゃん、オシメはどうしたのかな?」 「えっ?」 「えっ?じゃないでしょ。お漏らししたのは誰かな?お漏らししたときはちゃんと教えないと。『美記お姉ちゃま、明子お漏らししちゃいました〜』てね」 「美記お姉ちゃま、明子お漏らししちゃいました〜」 「いい子ね〜。それでね明子ちゃん。その後にこう言うの。『明子のオシメを換えてください』て」 「オシメを換えてください」 「誰に?」 「あっ、え〜と里奈お姉ちゃまに」 「あら、里奈お姉ちゃまがいいの?もう一度ちゃんとおねだりしてごらんなさい」 「里奈お姉ちゃま、明子のオシメを換えてください」 「はいはい、わかりましたよ、明子ちゃん。オシメを換えてあげまちゅよ」 |
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