「おば様の赤ちゃん」十



「よく頑張ったわねえ〜、明子ちゃん、おなかがすいたでしょ?マンマにしましょう。里奈ちゃん、支度してちょうだい」
「はい、美記お姉さま」

秋夫は後ろ手高手小手に縛り上げられた上、跪いた姿勢で固定されていた。股には細いスチールパイプが食い込んでいる。パイプを跨がされているのである。背中にもパイプが通され、胸を張った状態で固定されている。固定された秋夫の前には向き合うように美記が座っていて、その横のテーブルには里奈が13歳の赤ちゃん用の離乳食が次々と用意されていった。
「準備が出来たようね。明子ちゃん、マンマのご挨拶からしましょうね。『美記お姉ちゃま、明子にお昼のマンマをください』ってね」
「そんな。もう許してください。うちに帰してください」
「あらあら、明子ちゃんはまた悪い子になってしまったの?悪い子はお仕置きですよ。何日も何も食べさせないで、お仕置きをするわよ。いいの?」
「いやだ〜。帰して〜。アッ、ムググッ、ムムッ」
「うるさい子ね、あとでたっぷりお仕置きね。とりあえずマンマにしましょう。まずはこのカボチャの煮つけから。お姉ちゃまがモグモグしてあげるわ。ンッ、モグモグ、なかなかおいしいわ、このカボチャ。さあ、しっかり食べるのよ。」
強制食事
秋夫は『赤ちゃんのお口』を装着されて、口を閉じることができなくされていた。力を入れれば口をすぼめることは出来るのだが、完全には閉じることが出来ず、スプーンの進入等を防ぐことは出来ない。口をモグモグさせた美記がどんどん近づいてきた。顔を背けようとするが美記に両頬を押さえられているためそれさえ出来ない。秋夫が跪かされている台は高さを自由に動かせるようになっていて、秋夫の口と美記の口の位置がちょうど同じになるような位置に調整されているのである。やがて美記の唇が秋夫の唇に重なり、美記の舌によって押し出されドロドロに咀嚼されたカボチャが秋夫の口中に進入してきた。食べまいと懸命に拒む秋夫。
「食べないとこうよ」
美記に鼻をつままれ、呼吸を止められてしまった秋夫。秋夫の口は美記の唇によって完全に塞がれているため、呼吸することは出来ない。
「ウウッ、ムックッ」
「どう、いい子にして食べる?」
苦しさのあまり頷く秋夫。
「いい子ね。たくさん食べてお姉さんになりましょうね。早く幼稚園にいけるようになるといいわね」
鼻からの呼吸が出来るようになった秋夫は、不自由なお口でドロドロになって進入してきたカボチャを食べる他はないのであった。
「食べにくい?いい子にしてちゃんと食べるなら『赤ちゃんのお口』を外してあげましょか?どう?」
懸命に頷く秋夫。
「マンマのおねだりも出来る?出来ないならこのままよ。どうする?」
再び頷く秋夫。
「いい子ね、明子ちゃんはとってもいい子よ。今外してあげるわね。さあ〜、マンマのおねだりをしなさい」
「美記お姉ちゃま、明子にお昼のマンマをください」
「そうよ、いい子ね。もう一度おねだりしてごらんなさい」
「美記お姉ちゃま、明子にお昼のマンマをください」
「そうよ、毎日忘れずにおねだりするのよ。忘れたりしたら厳しいお仕置きが待っているわよ。いいわね」
「ううっ」
「明子ちゃん、ご返事は?」
「はい、美記お姉ちゃま」
「そうよ。早く素直な可愛い赤ちゃんになるのよ。次はどれにしようかな?このリンゴがいいかな。赤ちゃんになった明子ちゃんでも食べられるようにしてあげるわ。モグモグモグ、はい、アーン」
「むっもぐもぐもぐ」
すべて口移しによる食事である。ときどき哺乳瓶でミルクが与えられる。ごはん、お肉、玉子、ヨーグルト、漬物、バナナと次々と与えられ、50分近くもかかって屈辱的な食事がやっと終わった。
「いい子ね、ちゃんとみんな食べたわね。食べ終わったらご挨拶をしないとね。『美記お姉ちゃま、ごちそうさまでちゅた。』てね。言ってごらんなさい」
「美記お姉ちゃま、ごちそうさまでちゅた」
「そうよ、里奈お姉ちゃまにもお礼をいうのよ」
「里奈お姉ちゃま、ごちそうさまでちゅた。ううっ、」
「ごちそう様を言うときは必ず跪いて言うのよ。かったわね?
「はい、美記お姉ちゃま」
「素敵!これなら早く素直で可愛い赤ちゃんにあれるわ!さて、お昼のマンマも食べたことだし、少しお昼寝しましょうか?はい、オシャブリよ、アーン」
「アッ、オシャブリは許してください。静かにしてますから」
「口応えは許さないわ。オシャブリを銜えるのよ。はい、アーン」
顎を強く押さえられ、たまらず開いた口に大きなゴム製のボールが押し込まれた。
「ウウッ、アッ、ムグッ、ムムッ」
「口応えをした罰にしばらくそのまま反省してなさい!どうしたら素直で可愛い赤ちゃんになれるか、考えるのよ。後で聞いてあげるわ。反省の言葉を上手にいえなかったらお昼寝の間中もお仕置きよ。しっかり考えるの」
「むむっ、くっ、んっんっ」
リングとつばの付いたオシャブリを銜えさせられた秋夫は、跪いた姿勢のまま放置された。



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