美奈の夏休み

1〜遠足の思い出




 その後のことをみんな書いてると長くなるから、美奈と母親がぽつりぽつりと説明してくれた事情をちょっとまとめておくね。
 美奈にオモラシ癖があるっていうのは、どうやら私の早とちりだったみたい。実際には粗相しちゃうんじゃなくて、なんていうか……トイレがすっごく近いんだってことみたいなんだ。
 これまでの美奈の行動を思い出してみたんだけど、たしかにそうみたい。私が美奈の家へやって来て勉強を始めても四十〜五十分もすると妙にそわそわして体をもぞもぞさせ始めるし、休憩時間になると待ってたみたいに階段を駆けおりていくことが多かった。それに休憩時間後の勉強時間にしたって、私がおしまいよって言うと途端に立ち上がってやっぱり階段をバタバタとおりてくのが癖だった。だから私は美奈のことを”落ち着きのない子”だって思ってたんだ。でも、それって、性格とか癖とかのせいじゃなく、勉強してる途中でもすぐにトイレへ行きたくなる体質のせいだったんだって。
 そういう体質っていうのは確かに困ったこと(だって、そうだよ? 学校での生活っていったら、五十分間の授業と十分間の休憩との繰り返しだよね。それが休憩時間になるのを待ちかねるみたいにいつもいつもトイレへ駆け込まなきゃいけないなんて、勉強に集中できるわけがないんだから)だし、異常なことだって言っていいかもしれない。でもだけど、そういう体質って美奈のせいでもないんだから、それで誰かに責められるっていうのはとっても悔しいことだと思う。だから、母親に「美奈は落ち着きがないんだから」って言われた時に思わずほっぺを膨らませちゃったんだろうね。
あ、でも、後で聞いたら母親はわざとあんなことを言ったんだって。美奈の反発心をくすぐって、私のマンションへ行くって言わせるために。
 で、そんな美奈の体質なんだけど。
 こんなふうにトイレが近くなっちゃったのは、小学校三年生の時に遠足で行った潮干狩がきっかけだったそうだ。
 つまり、こういうことだったらしい──




 初めて行った潮干狩で思いがけずたくさん貝がいて、それを採るのに夢中になってて、オシッコしたくなってもそれをわざと無視してクマデで砂浜を掘りかえしていた美奈だった。そうしてるうちに透明のビニール袋が貝で一杯になってやれやれって感じで満足したんだけど、その時にはもう遅かった。それまで知らず知らずのうちにガマンを続けてたオシッコは、もう、ちょっとでも体を動かしたらすぐにでも溢れ出しそうになっていた。それに砂浜っていうのはとても歩きにくくて、遠くに見えるトイレまでこのまま辿りつけるわけがないということは幼い美奈にもじきにわかった(そういうことがわかっちゃった時の気持ちって……あ、想像しただけで体が震えてきちゃいそう)。
 美奈は泣き出しそうな顔になって周りを見渡した。しかしその頃には、貝を採ることに飽きてきたクラスメートたちはみんなバラバラに、小さな水溜まりの中にいるヤドカリを捕まえたり、ちょっと離れた場所にある岩場でヒトデを探したりと、美奈の近くには誰もいなくなっていた。教師たちも、そんなふうにいろんな所で遊び始めた生徒たちを監視するために、潮干狩場には一人も残っていなかった。
 一人っ子でただでさえちょっと甘えんぼうなところがあるうえに、広い場所に取り残されたみたいなかっこうになってしかもオシッコがガマンぎりぎりにまで迫ってるんだから、美奈にしてみれば自分がどういうふうに動けばいいのかもわからなくなってしまった。誰もいないんだからその場にしゃがみこんでオシッコをしちゃえばいいようなもんだけど、でも、いろんなことに興味が湧いてきてオシモのこととかにもちょっとばかり異常なほどに潔癖な思いを抱くようになりかけてる年頃だった美奈には、とてもじゃないけどそんなことはできなかった。それどころか、半ばパニックをおこしかけてる美奈は、そんなことを考える余裕さえなかったことだろう。
 美奈は体に余分な力が入らないようにゆっくりゆっくり振り返ると、両手にクマデとビニール袋を握りしめたまま、砂に足をとられそうになりながら歩き出そうとした。
間に合わないことはわかっていても、それでもその場にのんびりと佇んでいられるわけもなかったんだから。
 ビーチサンダルを履いた美奈の足は、思ったよりも深く柔らかい砂浜に潜りこんでいた。貝を掘りながら少しずつ少しずつ移動していた時には気づかなかったことだけど、こうしていざ脚を上げようとすると、砂がまるで泥みたいに絡みついてくるようだった。もう切羽詰まっちゃって体が震え始めるし頭の中もパニクりかけてるところへそんなふうに自由に歩くこともできなくなって、美奈はちょっとばかりヤケクソになったようだ。もうビーチサンダルなんてどうなってもいいやいって感じでムリヤリ、砂の中から左足を引き抜こうとして強引に右足を踏ん張った。

 踏ん張ったつもりなんだ。だけど……ビーチサンダルと足の間に滑り込んだ砂のせいだろうけど、ツルッていうかズボッていうか、足首が妙な形にねじれるみたいになってバランスを崩してしまった。その拍子に、左足はビーチサンダルを前の方に蹴り飛ばすような格好で滑って行って……美奈はまるでマンガにでも登場するような見事なシリモチをつくことになったってわけだ。しかも、そんな物さっさと放り出せばいいのに、両手にはクマデとビニール袋を大事そうに持ったままだった(前の日に母親と一緒に雑貨屋へ行って自分で選んだクマデだという思いもあったんだろうけど、だけどそれにしたって、と思うんだけどね)。で、そうやって両手がふさがったままだから美奈のシリモチはよけいに盛大なものになってしまった。両手でショックを少なくしながら倒れるんじゃなくて直接お尻から落ちたもんだから、水しぶきがハデに飛んで、頭に被ってた帽子から上着まで、ぐっしょりとまではいかないまでもかなり悲惨な濡れ方をしちゃったわけだ。コットン生地の上着なんて、美奈のスレンダーな上半身にペターッて感じで貼り付くし。そのせいで、まだ膨らんでもいない胸の小さな乳首が上着の上にちょこんと浮き出たりするくらい(もっとも、当の美奈はあたあふしてるだけで、そんなことには気づかなかったらしいけど)。
 そして、もちろん言うまでもないことだけど、美奈が穿いてたショートパンツ(美奈が通ってた小学校では、遠足とかハイキングの時には体育着を着ることになってたんだって。だから潮干狩の時も、薄手で半袖の白い上着と紺色のショートパンツって組み合わせだったらしい)は深さ十センチくらいの海水を跳ねとばし、その下の砂浜にビシャーッて感じでめり込み、もうどうしようもないくらいにぐしょぐしょに濡れちゃう羽目になった。五月のお日様のせいで空気は温かいんだけど、まだまだ海水は冷たいのに、もろにその中へしゃがみこんじゃったんだね。体育着のショートパンツっていったらほんとに吸水性がいいもんだから、それこそアッと言う間に美奈の下半身にはその冷たい感触が伝わってきた筈なんだけど、それが不思議なことに、まるでスローモーションの映画でも観てるみたいな感じで(なんていうか、水の中にお尻を浸けちゃったのが自分のことだとも実感できずに)、水しぶきが飛んでショートパンツの下の方から濡れてくる様子が鮮やかに両目にとびこんできた。ショートパンツの表面から滲みこんでショーツを濡らし、まだ固い小振りの桃のようなお尻を包みこむように濡らしていく海水。それに、ショートパンツの腿の辺りから流れこみ、微かに波立ち美奈の恥ずかしい部分を洗うように忍びこんでくる砂混じりの冷たい水。そうやって伝わってくる感触に合わせて紺色のショートパンツを少しずつ変色させてさっと広がっていく滲みの色(よほど印象的だったんだろう、美奈は今でも、その滲みの色をくっきりと思い出すことがあるそうだ)。

 そして──両脚の間にある谷間にひたひたと押し寄せる海水が文字通り”呼び水”になったのかもしれない。それまでガマンにガマンを重ねていた意識がぷっつんしてしまい、不意に美奈の下半身からすーっと力が抜けて行った。あっと思った時にはもう手遅れだった。美奈はお尻を海に浸けたまま、淡いピンクの肉壁を震わせながらオシッコを溢れさせてしまう。
 冷たくしょっぱい水に誘われるように最初ちょろと流れ出たオシッコは、すぐに美奈の意識じゃどうにもならなくなっていった。海水に浸ることで、海こそが原初の生命が産み出された場所だという遠い過去から続く記憶が刺激されでもしたのか、美奈は戸惑いながらも次第に妙な安心感に包まれるような感覚を覚えるようになり、微笑みとも見える穏やかな表情を浮かべ始めた。そうして、ムリヤリにとかわざとしたとかではなく、ごく自然に下腹部の力を抜き、半ばうっとりと開いた唇を僅かにぴくぴくと震わせながら膀胱の緊張を解いていった。
 まるで何かに惹かれるように自分の股間の方へ向けた美奈の目に映ったのは、水の中でふわふわと漂う海藻の切れ端だった。もとは大きなワカメやテングサだったらしいくすんだ緑色の薄い布のようなものが波で浜辺へ押し寄せられ、小さな砂粒と一緒に海水の中に浮かんでいる。その海藻の切れ端がふわふわと美奈の股間に近寄ってきては、両脚の間に来ると、どこからか吹き出しているような緩やかな流れに乗って離れて行く。ぼんやりとその様子を眺めていた美奈はハッとしたように我に返った。小さな海藻を押し戻している流れの源に気づいたからだ──それは、美奈の肉壁の谷間から溢れ出たオシッコがショーツやショートパンツのために勢いを弱められながらもまだ一筋の頼りなげな流れになって股間に弱々しい渦を作っているためだった。
 美奈の頬がさっと赤く染まった。
 だけど、もうどうにもできない。その時の美奈にできたのは、自分の両脚の間にもやもやと漂いながらゆっくりと形を崩していく陽炎のような影(冷たい海水の中に温かいオシッコが混ざるために、そんなふうにもやもやした影が見えるんだね)を哀しげな目で見つめることだけだった。とはいっても、美奈の心の中に渦巻いていたのは、どうやら悲しみだけでもなかったようだ。そんなありきたりの心の動きとは全く別の、幼い美奈には(そして、おそらくは現在の美奈にも)それが何なのか想像しようもないほどに奇妙な感覚だった。

 そんな感覚にどのように対処していいのかわからず、いまにも泣き出してしまいそうな表情になりながら、美奈にとっては永遠に続くかとも思えた長い時間が過ぎ去った。ただでさえ水しぶきのためにひどく濡れてしまっていた上着の裾が、ショートパンツに滲みこんで伝ってきたのか、いつのまにか更にぐずぐずと海水を吸いこんで重く感じられるほどになっていた。
 その時になってやっと、美奈の異変に気づいた教師が慌てて駆けつけた。
 まだ二十歳台の半ばを過ぎたばかりの若い副担任の女教師は、自分が穿いているジャージの裾が濡れるのも気にせずにバシャバシャと水しぶきをあげながら美奈の傍らへ駆け寄ってきた。そして、まるで何も見ていないかのようにとろんと焦点の合わない美奈の目を覗きこみ、細い肩の上に掌を置いて甲高い声で呼びかけた。
「美奈、美奈ちゃん。どうしたの、大丈夫なの?」
 事情を知らない教師の声はおろおろと震えているようだった。自分が他の生徒たちに目を向けている間に美奈が、これまで見たこともないような顔で砂浜にへたりこんでいたのだから、それも仕方のないことかもしれない。初夏の太陽の光を浴びて眩暈を起こしたのか、それとも砂浜に埋まっているガラス壜で足を切って転び、頭を打ちつけたのかもしれない。女教師の頭にはそんなアクシデントが浮かびあがってきて、なかなか冷静でいられるものではなかった。
 教師は尚も美奈の名前を呼び、体をがくがくと揺すり続けた。
 不意に、美奈の瞳に光が戻った。
「せん…せい……?」
 美奈は、自分の目の前にしゃがみこんで心配そうな目つきで覗きこんでいる教師の顔に気がついてぽつりと呟いた。
「あ、ああ……気がついたのね? よかった、美奈ちゃん……」
 意識があるのかどうかさえ危ぶまれるような呆けた顔つきの美奈が自分の顔を認めたことを確認すると、若い教師は安堵の溜息をもらした。そうして、美奈の肩に沙ていた手を美奈の首筋に廻し、頬をすり寄せるようにして強く抱きしめる。
「あ、先生……」
 美奈は、鼻の奥がつんと痛くなるような感覚を覚えた。そしてそのまま、教師の体が放つ甘い香りに誘われるように、ぷるんと張った胸の谷間に顔を埋めるのだった。
いつのまにか、美奈の両目から丸い涙の粒が溢れ始めていた。
 (足を滑らせて水の中にお尻をついて倒れちゃったのが美奈には幸いだったみたい。だってそのおかけで、先生にもオモラシのことは気づかれずにすんだんだものね。で、その後、美奈は学校が用意してた下着とジャージに着替えて(低学年だと、特に遠足の時なんかはオモラシしちゃう子も珍しくないんだよね。だから先生たちはふだんは学校に備えてある着替え用のショーツとかジャージとかをバスに積んで持ってきてたんだ)無事にお家に帰ってきたそうだ。もちろん着替えの時はクラスメートの好奇に充ちた言動(やだ、美奈ちゃんたらオモラシしちゃったの?とか)にさらされたもんだけど、それは先生が庇ってくれたらしい。実は本当にオモラシしちゃってたんだけど、そんなこととはツユにも思わない先生のおかげで随分とたすかったみたいだ。クラスメートにしても、美奈のショートパンツの濡れ方が水の中にシリモチをついたせいだってことは一目みればわかるんだからそれ以上は囃したてなかったしね)

 その場は結局それでおさまった。
 しかし、本当の事件が起こるのは遠足の翌日だった。
 疲れた子供たちを休息させるために、遠足は休日の前日に行っていた。だから、潮干狩でたっぷり疲れた翌朝は美奈はゆっくりと眠っていられる筈だった。筈だったのに……実際はそうならなかった。
 その日、美奈は目覚まし時計よりも先に目を醒ましてしまった。せっかくのお休みだからとベルが鳴る時刻を遅めにセットしておいたせいもあるが、美奈が早くに目を醒ました理由はどうやら別のところにあるようだった──目を開くや、まだ両目の焦点も合わないのに美奈はベッドからとびおりると、とっとっとっと駆けるようにして廊下に足を踏み出した。それから、木製の廊下がぎしぎし鳴るのも気にならないように、まるで勢いを弱めずに走り続けるのだった。そんな美奈が目指しているのは、廊下の奥にあるトイレだった。目覚まし時計のベルが喚きたてる前に美奈が起き出した理由は、つまり、そういうことだった。
 眠る前にはちゃんとトイレへ行って余計な水分も摂らないようにしている美奈は、いつもなら朝の目覚めもゆったりしたものだった。その年齢には似つかわしくないことかもしれないが、さほど尿意も感じず、パジャマから洋服に着替えて髪の毛をきちんと梳かしてからトイレへ行くほどの余裕があるのが常だった。それが、この日はどうしたことか、せっかくゆっくり寝坊を決めこんでやろうと思っていたのに、そんなことを許してくれそうにないほど激しい尿意を感じて廊下を走る羽目になったのだ。
 ねぼけ顔の美奈の表情がやっと落ち着いたのは、ノブを引きちぎるみたいな勢いでトイレのドアを開け、カバーを引き上げるのももどかしく思えるほどに急いで便座の前に辿りついてからだった──ああ、よかった。間に合ったわ。でもいったいどうしちゃったのかしら? トイレへ入るのにこんなに急いだことなんて今までになかったわよ。ゆうべ、何か飲んだっけ? 美奈はなんとなくぶちぶつ言いながら、ピンクの地に白い水玉模様のパジャマのズボンを引きおろした。それから、お尻のところにお気に入りのアニメキャラクターがプリントされた白いショーツをうんしょと両手で膝のところまでおろしてしまう。
 そうやって、便座の上にちょこんとお尻を載せた美奈は安心して下腹部の力を抜いて行った。ちょろんと最初の一滴がこぼれ出した。それに続いて、ちょろちょろ……しゅるる……しゃぶしゃぶぶ……と透明のオシッコが迸る予感。
 が──あれ? 美奈は妙な表情を浮かべて自分の股間に目をやった。太腿の裏側が便座の端に押されて少しぷにゅっと広がっているのが見える。そしてその奥の方、まだ学校での性教育も受けていず、自分でもその構造がどうなっているのかよくわからないまま母親から言われるように清潔には気をつけている大事な部分。その、一筋の条とも見えるピンクのクレバスの一部から噴き出ている筈のオシッコは美奈の目には映らなかった。ただ、もう最後の数滴が力なくぽとぽとと両脚の付け根の近くを伝って、窓から入ってくる朝の光を反射してきらきら光りながら便器の中にぽちゃんと吸いこまれて行く様子が見えただけだった。
 美奈は思わず首をかしげた。とてもガマンできないほどの尿意を覚えてトイレへ駆けこんだのに、そんな美奈のオシッコの道から流れ出たのは、最初のちょろんと二番目のちょろちょろ(しかも、その途中)だけだった。美奈の下半身の感覚は、確かにそれだけしか伝えてこなかった。そしてそれを確かめようとしてわざわざ体を折り曲げるようにして覗きこんだ目に映ったのも、あっけなく終わってしまったオシッコのおしまいの数粒だけだった──なによ、これ?
 美奈はなにか騙されたような気になりながら、ぽけっと便座に座っていた。
 だけど、いつまでもそうしているわけいもいかない。五月の早朝といえば、パンツを脱いだままでずっといられるほどに暖かい時期でもないのだ。
 仕方なく、美奈は頭の中に”?”をいっぱい飛びまわらせながら、トイレットペーパーのリールをゆっくり回した。母親が折ったのか、先端が三角になったトイレットペーパーをちぎり取った美奈は、なんとなく不思議な物でも見るみたいな目つきでそのトイレットペーパーを眺めていたが、急に頭をぶんぶん振ってから右手を優しく動かした。それは母親から教えられたように、大事なところに傷をつけないように、拭くというよりもぽんぽんと軽く叩くような手つきだった。
 カチャリと音をたててドアを閉めた美奈は、自分の部屋に向かって(今度は静かに)廊下を歩きながら、少しばかり大人びた様子で肩をすくめてみせた──ま、いいや。
まだ早いんだし、このままもう一度ベッドにもぐりこもう。そんで、今度こそゆっくり寝坊してやるんだ。どうせパパもママもブランチの時間まで起きてこないんだから。



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