1.パリ

1)ホテル
ホテル内の高級レストランは2)以降で述べる。パリのホテルに就いては殆ど知らないので、偶々部屋の中を見た事があるホテルに就いてのみ記す。

Le Meridien Etoile(M:黒4、1 G:黒3、16)
17区、ポルト・マイヨの近くにある1000室を超える近代的なホテル。外国のビジネスマンや日本人のツアー客が多い。部屋は広くて快適そうである。レストラン(後述)の他にカフェと和食の店があるが、どちらも可成高級である。

Nikko(M:黒4、1 G:黒3、15)
15区の河岸にある高層ビル群の中にあり、日本やアジア各国のツアー客が多い。部屋は最上階のスイートと、スタンダードの部屋しか見た事はないが、その間のグレードが各種あると云う事である。スイートは寝室、居間、書斎があり、寝室と居間の両方に冷蔵庫がある。スタンダードもこのクラスのホテルとしてはまずまずであろう。
レストラン、ブラッスリー、和食の店があるが、ここに泊まる日本からの出張者は殆ど和食を希望されるので、和食の店「弁慶」以外を利用する事はまず無い。

Mercure Montparnasse(M:黒3、0 G:0、−)
モンパルナス駅に近く、ボルドー、ナント方面へ早朝の列車で向かう際に便利。部屋は可成広いが、向きによっては騒々しい(表通り側の部屋)。ビストロ有り。

La Bourdonnais(M:黒2、1 G:0、黒17)
エコルミリテールの近くにあり、値段・評価共に低いが、フランスの古いやや高級なホテルで、こう云うのが好きな人には実に快適である。中庭に面したバーの雰囲気が良い。部屋はパリで1万円強のホテルとしては非常に広いし、内装も豪華である。浴室は広すぎるくらいである。現在パリで1泊3万円以下のホテルでミシュランが星を付けたレストランを持つのは恐らく此処だけであろう。

Apollinaire(M:黒2、− G:0、−)
これもモンパルナス駅の近くで安く上げたい場合に適している。ミニバーにシャンパーニュが入っている。


2)レストラン(1〜4区)

L'Ambroisie(M:黒4、3 G:−、黒18)
マレ地区北東部(4区)のヴォージュ広場にある古い建物で、他の3つ星の様な豪華さは無いが、ある意味では最も荘重な雰囲気を持つ店である。恐らくパリの3つ星では一番目立たない存在であるが、これはレストランの外での活動を殆どしていない為であろう。料理はオーソドックスであるが、さりげない工夫にはっとさせられる事もある。3つ星に限らず、パリの高級店としては可成安上がりな店と言えよう。ファックスは絶対設置しないと云う頑固な店でもある。訳の分かっていない日本人観光客が入るのは好ましくない。

Grand Vefour(M:赤4、2 G:−、黒18)
ベルエポックの残照とも云うべき豪華な内装、格式のある店で、かつて不動の3つ星の一つであった店が、何故かゴー・エ・ミヨーで高く評価されているのも皮肉なものである。若しかすると現在の3つ星各店よりも値段も客層も高いのではないかと思わせる店であるが、料理、ワイン、その他も申し分ない。

Drouant(M:黒4、2 G:−、15)
1階がレストラン、2階にカフェがあるが、カフェでも並みのレストランよりは上等である。レストランで昼のサービス定食しか食べた事が無いが、料理の質、量、サービス共に万全であった。レストランは落ち着いた雰囲気であるが、2階が騒がしいとぶち壊しになる。

Espadon(M:赤5、2 G:赤4、15)
言わずと知れたホテル・リッツのレストランである。ここもやや時代錯誤なレストランで、ヴィオロン(ヰに濁点を付けて書きたい所であるが、現代のワープロには此の文字が無い)を持った人が走り回っている。値段は高いが、料理そのものはオーソドックスでレベルが高い。夏は隣の庭のバーも良いが、シャンパン一杯に2千円払う気はしない。

Mercure Galant(M:黒3、1 G:−、14)
ここも時代掛かったレストランで、古ぼけたタピスリーに趣がある。ギャルソンが歩く度に床がミシミシ言うのは頂けないので、奥の1段高くなった席を愛用している。料理はオーソドックスで、特に定食が安上がりである。ワインは古いものもあるが、概して安い。中心街で招待する時の定番である。

Benoit(M:黒2、1 G:−、15)
ビストロを標榜しているが、これはベル・エポックの高級ビストロであって、並みの1つ星レストランよりは高い。料理も悪くはないが、サービス等を考えると普通のレストランへ行くべきであろう。

3)レストラン(5〜7区)

Arpege(M:黒4、3 G:−、赤19)
此れ程評価の分かれる店も珍しい。ミシュラン、ゴー・エ・ミヨーが最高点を付けているが、けなす人も多い。料理は確かにゴー・エ・ミヨー好みであるが、基本に忠実で奇異なものではない。サービスも丁寧であるし、ワインリストも充実している。しかしソムリエが結構いい加減で、此方がリードする分には問題無いが、苛めてやるつもりなら目茶苦茶になってしまうだろう。パリに在住していた友人が7年前に此処は上を狙っているし、何れ上がるだろうと予言していたのが的中したが、実際には忘れた頃唐突に上がったので、従業員のレベルが追い付いて居ないのかも知れない。
地下に4卓の別室があり、静かで雰囲気が良い。飛び込みで1人で入った時に地下へ連れて行かれるのでどうなるのかと思ったのだが、大満足であった。

Tour d'Argent(M:赤5、2 G:評価無し)
一昨年、3つ星の最後の年に随分失望させられた。サービスは悪いし、ビスクは煮詰まって塩辛いし、鴨のソースは血生臭い許りでバランスが悪い。翌年案の定星を1つ失って、そのまま落ち着いてしまった様である。
シェフが変わったのでゴー・エ・ミヨーは評価を保留しているが、サービスが心を入れ替えていれば、グラン・ヴェフール、ラセールと共に仲良く元3つ星の最高級2つ星レストラントリオとして続いて行くであろう。

Paul Minchelli(M:黒3、1 G:−、赤17)
魚料理専門店で、ゴー・エ・ミヨーが赤を付けているので一体どう云う料理かと思ったら、イワシの料理を出したり、海藻を使ったりで、成る程遣って呉れるわい、と云う感じであった。しかし、それぞれに実に美味で、日本人には合っているかも知れない。こう云う店が1軒位あっても良いと思う。

La Cantine des Gourmets(M:黒3、1 G:0、黒17)
ホテル・ブルドネの中にあるが、レストランの雰囲気は非常に高級である。値段は比較的安く、料理も良いと思うが、ある日本人のグルメ・ジャーナリストが此処へ行くたびに筆者に愚痴を言うので、帰国前夜にブルドネに泊まって夕食を共にして納得させた。
昼のワイン付き(ボルドーの赤又は白250ml)の240フランの定食を食べれば絶対に後悔する事は無い。恐らくパリで最もコストパフォーマンスの良い食事の1つとなろう。

La Boule d'Or(M:黒3、0 G:−、0)
実に不思議な店である。入り口には175Fと安いビストロのような看板が掛かっているが、中は高級レストランである。昨年迄ミシュランの1つ星を取っていたが、今年から多分ミシュランの高級志向の為に星を失った。ここでは何を食べても同じ料金である。つまり、客はアントレ1皿、メイン1皿、デザート1皿をそれぞれ10種類程の中から選び、どれを選んでも175フランなのである。但しチーズとデザートの両方を取れば210フランとなる。
ワインはカラフの安いものから、60年代の1級シャトーやブルゴーニュの特級迄ある。特に60年代〜70年のワインが非常に割安である。
種明かしをすると、此処はかつては客単価の高い高級レストランであったが、経営者が変わり、中途半端な大衆路線を取っている為である。但し、料理は古典的な素晴らしいものであり、コストパフォーマンスは申し分ない。

Le Bellecour(M:黒2、1 G:−、14)
リヨン料理の店。小さな店であるが、雰囲気は良い。普通のフランス料理レストランと若干勝手が違う様な所もあるが、料理はまずまずである。パリにあるだけあって、御多分に漏れずボルドーワインも置いてあるが、意外と古い年号の面白いものがあったりする。

Moulin a Vent Chez Henri(M:黒1、0 G:−、0)
フランス風ステーキハウスとでも言おうか、牛肉料理専門店と云う感じである。メインにみんなシャトーブリアンとかを食べると云うだけで、後は普通のレストランであるが、値段はかなり高い。ある日の昼の事、チベリ市長が美味しそうに肉を食べていたのを目撃した。

4)レストラン(8〜13区)

Taillevent(M:黒5、3 G:−、黒18)
ある意味では最もオーソドックスな3つ星かも知れない。豪華ではあるが華美ではなく、落ち着いた内装、高い天井、サービスもソムリエも一流。料理もオーソドックス。値段はパリのこのクラスでは寧ろ安めである。
近くにワインショップを経営しており、古めの年号が結構揃うが、値段は若干高めである。

Lucas Carton(M:赤5、3 G:−、黒18)
こちらもオーソドックスな3つ星であるが、内装は良く言えば豪華、悪く言えばやや華美に過ぎる。料理も若干新しいかも知れないが、何度も食べた訳ではないので断言は出来ない。
ここの特徴は、定食でもアラカルトでも、それぞれの料理にお勧めのワインをグラスで取る事が出来る事である。二人で行って、一人がフォアグラとオマール、もう一人がラングスティーヌとアニョー等と云う注文をしてもそれぞれに合ったワインを飲む事が可能である。

Lasserre(M:赤5、2 G:−、15)
豪華な内装、音も無く開閉する天井、丁寧なサービスと華麗な料理、戦後パリが一番輝いていた時期の雰囲気を保っている店であるが、御多分に漏れず客席でフランス語を話している人が少ない。
可成前に料理を軽くする方針になったと言われているが、名高い鴨のオレンジ煮を頼んだら、此処迄軽く作ってどうしてこんなに美味しいのかと狐に鼻をつままれた様な気分であった。

Ledoyen(M:赤5、2 G:−、黒18)
パリの中心部に近いとは思われない環境にある。回りは公園で、立派な建物の1階が大衆的(と云う程でもなく可成高級)なレストラン、2階が名高いレストランである。
アラカルトで取ると相当に重い料理を出すらしいが、昼の定食は値段も安く、日本人にはもってこいである。

Les Elysees(M:赤4、2 G:黒3、黒17)
ホテル・ヴェルネの中にあるレストランで、最近評価が高い。内装は可成豪華で席の配置もゆったりとしている。南仏料理を標榜していて、ワインもプロヴァンス辺りの珍しいものが揃っているし、グレッサンがサービスされる。勿論一般のフランス料理の中に入ってもトップレベルであるし、ワインもボルドーやブルゴーニュの高級品をずらりと取り揃えている。サービスに対する評価も高い。

L'Astor(M:黒4、1 G:黒3、評価無し)
昨年開店し、いきなり1つ星を取った。もともと会議室か何かだったのを無理やりレストランにした様で、入った瞬間は若干の違和感があるが、席に着けば気にならない。シェフはロビュションの弟子で、この店はロビュションが監督している事になっている。出来立ての店の為か、ワインリストが若干物足りない。

Chiberta(M:黒4、1 G:評価無し)
黒の格子の内装が印象的である。料理はまあオーソドックス、サービスもまずまず、つい最近迄2つ星だった店としてはワインリストが若干淋しいが、今となっては標準的な1つ星と言えよう。
シェフが変わり、ゴー・エ・ミヨーは評価を保留しているが、筆者が訪れたのはそれ以前の話である。

Le Jardin(M:黒3、1 G:赤4、黒17)
ホテル・ロワイヤルモンソー内のレストランで、その名の通り中庭に有り、夏期はテラスで食事が出来る。値段は可成高目であるが、良い素材を使ったオーソドックスな料理を出す。南仏料理を売り物にしており、Les Elysees同様グレッサン等がサービスされるが、南仏のワインは多くない。

Copenhague(M:黒3、1 G:−、14)
デンマーク大使館のビルにある、デンマーク料理の店。鮭やトナカイが名物であるが、普通のフランス料理の様なものも食べられる。特筆すべきはワインリストで、ボルドーの1920年代のものや、ブルゴーニュのそこそこ古いものが可成安く飲める。シャンベルタンを300フラン以下で出している店はブルゴーニュでも見た事が無い。

Charlot Roi des Coquillages(M:黒3、0 G:−、13)
星が付かない魚料理店の中ではトップクラスの評価を受けて居る(ちなみにこの近辺は魚料理の美味しい店が何軒もある事で知られている)。観光地(モンマルトル)の端にあるだけに値段は1つ星並み。

Marius et Janette(M:黒2、0 G:−、15)
ジョルジュ・サンク通りの魚料理専門店。店全体が船を模した造りになっており、釣りの写真や釣り具が展示されている。夏には店内にぎっしりと並んだテーブルだけではなく、表のテラス迄一杯になったが、今年はミシュランの星を失ったのでどうなるか分からない。料理は常識的な現代魚料理であるが、デザートも結構本気で作って来る。

Shozan(M:黒2、0 G:−、14)
仙台の勝山館の支店と称しているが、フランス料理、日本料理、折衷料理を食べさせる店。その気になれば殆ど日本料理でも済ませられるし、逆に殆どフランス料理で通す事も出来る。1つ星並みの値段を考えると余りお勧め出来ない。ルイ・マックスと提携しており、同社のブルゴーニュワインが売り物でもある。

Bistrot du Sommelier(M:黒2、0 G:−、13)
かつて世界ソムリエコンテストで優勝したフォールブラック氏の店。レストランのレベルとしては普通であるが、ワインの品揃えが自慢で、結構なワインをグラスで取る事が出来る。

Champagne(M:0、0 G:−、0)
この界隈の魚料理専門店の中では庶民的な店。日本語メニュー有り。

5)レストラン(14〜20区)

Le Pre Catelan(M:赤4、1 G:−、黒17)
ブローニュの森の中にある高級レストランの1軒。もう1軒のグランド・カスカードは観光客だらけであるが、此方は静かで上品な雰囲気である。内装と言い、料理と言い、やや時代掛かった感じがする。星を1つ失ったが、雰囲気と値段は相変わらず3つ星並みである。

Faugeron(M:黒4、2 G:−、黒17)
16区の住宅街にある。入り口には高級ホテルの様なドアボーイが立っているが、中は意外と狭く十数卓あるだけである。料理はオーソドックスで、ワインリストもまずまず。昼は安い定食があり、安い1つ星程度の予算で上げる事も出来る。食後酒を1clでサービスしてくれるので、古いものを色々試して見る事が出来る。

Apicius(M:黒3、2 G:−、黒18)
日本の同名のレストランは豪く高級らしく、得意先の令嬢に今夜アピシウスへ行きましょうかと言ったらとんでもないと驚かれてしまった。此方はパリの2つ星では唯一3本フォークの店で、それ程畏まる事は無い。料理は可成工夫を凝らしており、鴨のオレンジ煮にチョコレートを加えて来たりする。

Le Clos Longchamp(M:黒4、1 G:黒3、16)
メリディアン・エトワール内にある元2つ星。ゆったりとした室内にオーソドックスな料理は快いが、客層はアメリカ人や日本人のビジネスマンやツアー客が中心。フランス式にゆっくり行くと他の客が居なくなってしまう。ワインリストはこのクラスとしては今一つ。

Prunier-Traktir(M:黒4、1 G:−、16)
魚料理の新進気鋭の店。かのプリュニエよろしく、一階で牡蠣などを売っており、二階が高級レストラン。銀器はクリストーフルのアトランティッドのバーグドレを使っているのに驚かされる。タイユヴァンと同じ経営で、ワインリストが充実している。

Montparnasse 25(M:黒4、1 G:黒3、黒18)
メリディアン・モンパルナスのレストラン。ゴー・エ・ミヨーが異様に高い評価をしているが、予想通り、ハーブ、中華である。お通しに中華スープの匙を添えて来たり、紅茶を鉄瓶で出したりする。料理は大胆にハーブを使って来る。尚、ワインリストが充実しており、ソムリエがその内容を熟知しているのには感心させられる。

Les Celebrites(M:黒4、1 G:黒3、15)
日航ホテルのレストランであるが、日本人の姿は少ない。夕食時に早めに行くと結構居るらしいが、10時前には殆ど居なくなると云うのはさもありなんである。かつてロビュションが取り仕切っていた店として有名である。現在では料理はオーソドックスだが、結構工夫の跡も見られる。昼などに軽く食べるには290フランの定食も良いが、390フランの定食が充実している。ある程度しっかりした料理を食べたいが、量と勘定は少なめな方が良いとおっしゃる向きには最適である。

Beauvilliers(M:赤3、1 G:評価無し)
モンマルトルの丘、サクレ・クール寺院の裏にある、時代に取り残された様なレストラン。内装と言い、料理と言い、ベル・エポックから変化していない様な感じであり、この独特の雰囲気を愛する人も少なくない。値段は可成高めである。尚、パリの北東部では他に高級レストランは存在しない。

Jamin(M:黒3、1 G:評価無し)
ロビュション氏の腹心のギシャール氏があのジャマンを復活させた。しかしいきなり世界最高のレストランを目指す様な事はせず、謙虚にやや高級なレストランを作り上げた。料理は意外にもオーソドックスで、安心して食べられる。価格的にはパリのこのクラスとしては寧ろ安い方で、予約も簡単なので非常に利用価値があるものと思われる。

Port Alma(M:黒3、1 G:−、15)
アルマ橋の袂にある魚料理専門店。入り口の辺りが若干船の中を思わせる造りであるが、あとは如何にも小さな高級レストランと云う感じである。3分も歩けば観光客だらけのジョルジュ・サンク通りであるが、此処には観光客の姿は稀である。
金曜日にブイヤベースを出した残りのスープが土曜日の昼の定食に出て来るのが狙い目。

Conti(M:黒2、1 G:−、16)
パリで住んで居たアパートの近くにあるイタリア料理店だが、シェフはフランス生まれで、寧ろイタリア風フランス料理と云うべきものである。アントレからデザート迄、中々工夫を凝らしている。イタリアワインの品揃えが素晴らしい。

La Petite Tour(M:黒2、0 G:−、0)
筆者のホームグラウンドとも云うべき店。恐らくパリで最後の古典料理(と云うかキュイジーヌ・ブルジョワーズ)のレストラン。30席足らずの小さな店で、厨房はシェフともう1人だけ、客席はマダムとウェートレス1人と犬が1匹いるだけである。住宅街にあり、客は殆ど常連で、観光客の姿は見た事が無い。料理はシェフのオリジナルが中心で工夫を凝らしたものが並ぶが、基本は古典の手法である。特に魚料理は現代の有名シェフの料理も十分に研究し尽くした上で、伝統的なソースを使った斬新なものを出す。肉料理はその日の材料の仕入によってはエスコフィエに書いてある通りの料理を作って涼しい顔をしていたりもする。
ディジェスティフも充実しており レミー・マルタン・ルイ13世が1杯400フラン!

L'Os a Moelle(M:黒1、0 G:−、13)
町外れにある最近話題のビストロ。狭い店内にぎっしりと席を詰め込み、メニューは1種類でデザート以外は選択の余地が無い。その分値段の割にはいいものを食べさせると云う趣向である。店の雰囲気を含めて全体のコストパフォーマンスを考えると、それ程お勧め出来ない。


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