はじめての北京旅行

公演が終わると張さんが迎えに来て、車へ戻る。

車に乗って他の２名は四川料理のお食事コースへ行く予定。

途中、ボクらはホテルまで送ってもらうことになっていたのだが、

レストランは王府井の近く（と、言っても１５分ほど歩くが）を通ると言うので、そこで降ろしてもらうことにする。

交差点手前で降ろしてもらい、あのビルの角を曲がって、まっすぐ行けは王府井ですよ。

張さんのアドバイスどおりに歩いて行く。もちろん、小さな路地は北京式横断で、大きな交差点はみんなについていく。

交差点から１５分ほど歩いてと王府井大街にたどり着いた。それまでの暗さがうそのように

明るい市街地で、途中から約５００ｍが歩行者天国になっていいて、ここだけは別世界のようだ。

日本で言えば銀座みたいなもんだろうか？ボクも銀座を歩いたワケではないのだが・・

ココでは最新の買い物とおみやげが揃う。いわば観光通りになっていて、完全に地方や外国からの人を

対象にした店が何軒もある。最新の買い物は・・日本円に換算してみると、

日本よりも高いものが多いのではないかと感じた。

おみやげは・・まあ、何をを買うかによりけりだから高くもあり、安くもある。

しばらく歩いて、お腹も空いてきたし、どこかで夕食をしよう・・・と、いうことになったが

しかし、どこも高そう・・と、言っても日本円換算では普通の金額でリーズナブルなのだが、

せっかくなので？地元の人が行きそうな地下の美食広場へ行くことにした。

看板に吉野家とか元禄すしとか書いてあったので、最悪はそこでもいいかぁって感じ。
（おいおい！なんで、北京に来てまで日本食の店に入るねん！）

地下へ降りると・・日本でいうグルメ広場か屋台村みたいなもんでしょうか。

色々な店が広場を取り囲み、真ん中には共用のテーブルがあり、

各人が好きな店で料理を注文して受け取り、好きな場所で食べる・・みたいなもん。

もちろん吉野家、元禄すし、日本式の居酒屋みたいなもんもあり

餃子、焼肉、ランチ風、麺類、飲茶・・牛丼、すしと選び放題。

ボクらは何軒も注文するのが面倒な(本当はどうやって注文したらいいか解からない）ので

ある店でライスとおかずがセットになったものを選んだ。

店のおっちゃんが指差しながら”コレか？これか？と順番にメニューを差していく。

メニューと言っても、紙ではなく、蝋細工でもない。本物の料理にラップを被せたような実物メニューなのだ。

これは後で自分たちで食べるのだろうか？それとも２～３日飾って捨てるのだろうか？

そんな中から、赤色っぽいものはきっと辛いと思ったので、それを避けながら食べられそうなもの・・

まあまあ無難なオイスターソース色のをチョイス。二人で３８元（５７０円）。

小銭がなかったので１００元札を差し出すと・・おっちゃんが、なにやら言っている・・わからん！。

するとおっちゃんは大声で誰かを呼んでいる・・・ちょっと待って・・ボクらは怪しいもんではありません（笑）

レジ係りの人らしいおばちゃんがやって来、てボクの持っていた１００元札を持っていった。？？

しばらくするとお釣りとレシートを持って帰ってきた。どうやら支払いは別の場所でするらしい。

おっちゃんはそこで座って待ってなさい・・という仕草だったので店の近くのテーブルに座って待っていると

料理が出来上がったのか手招きするので、受け取りに行く・・・

これが注文したやつかぁ？？？なんか、メニューと違うような？？まあ、どこでもそうだろうけど。

その時の気分で盛り付けが変わるのだろうか？でも、まあ食べられそうやし、ボリュームもあるのでいいかぁ

こうして、無事に食事にありついたのだが、・・・一口食べて・・塩辛い。

こりゃ、ご飯のお代わりか、ビールがなければ食べられない（笑）。我慢できなくなりビールを頼もうと思ったが、

店のメニューには”ビール”の字は見当たらない。

あっ、もちろん漢字です・・たしか口　偏に　卑　と酒　でビィジュウと読むンですね。

きっとどこかで、売っているに違いない・と、思いながら　美食広場をグルリと一回りしてみた。

ジュースとかアイスクリームはあったがビールが見当たらない。でも、確かにジョッキのビールを飲んでいる人もいるしぃ。

１周しても見当たらないので、広場の真ん中にあるレジで聞いて見ることにした。

ビージュウ・ザイ・ナーリ？（ビールはどこ？）・・なんとも怪しい中国語である（笑）

するとレジの人はジュースの売り場を指さして・・・・前面なんとかって言っていた。多分、前面のジュース売り場のことだろう。

さっきはサーと通り過ぎたので解からなかったが、ショーケースの下に瓶ビールが陳列してあり

奥のカウンターに生ビールサーバーがあるではないか！

瓶入りの青島（チンタオ）ビールが１５元の表示。ボクは生ビールの方がいいので、奥のサーバーを指差し

店員に１杯欲しいと言うと、ビールをジョッキに入れてくれた。よかった通じた。

しかし、１５元出すと１０元だが、カードがどうのこうの？と聞いてくる？？

カードってなによ？えっ？クレジットカードで払うの？？

すると店員はまた大きな声でレジ係を人を呼んでぼくの１０元を

持っていった。どうやらここではプリペイドカードを購入して、それで支払う仕組みらしい。

このプリペイドカードは・・あちこちでも使えると言うことを知ったのは後日。

それにしてもビールは生の方が安いのん？日本とは違うよなぁ。

〆て二人で４８元（７２０円）の夕食でした。

広場から出て更に散策を続けて僕らは地下鉄の駅までたどりつきでホテルの近くの駅まで戻ることにした。

タクシーで戻っても１本道なのだが、まだまだ道路が混んでいそうで、高くつきそうだったので止めておいた。

（本音は、多分大丈夫だろうが、異国でいきなり変なところを遠回りされてボッたくられても、困る・・）

北京では地下鉄の１号線が市内中心を東西に。２号線が市内を環状に走っている。東京の中央線と山手線みたいなもんだろうか。

その他にも北京市内には地下鉄の路線が多く走っている・・

オリンピックに向けてさらに増線中らしいが一体何本あるんだろうか？

王府井からボクらの泊まっているホテルの近くの永安里駅までは王府井（ワンフーチン）からは１号線で３駅。

北京の地下鉄は一路線が３元（４５円）で、乗り換えると５元（７５円）とガイドブックにあったが

最近値下げしたらしい。どこまで乗っても２元（３０円）なのだ。

これも乗り入れる車の量を減らそうとしての政策らしい。こういうところは見習ってほしい。

改札にはICカードのタッチ式と検札員のいる２つがある。乗る前にまず切符売り場で切符を購入するのだが、有人の券売所だ。

ボクは黙って、指でピースして二人を表しながら５元札を差し出した。ちゃんと２枚の切符と１元のお釣りがもらえた。
（本当はリャンチャン（２張）と言うべきなんだけど・・お試しということで）

乗る前に切符から半券をちぎり取られると、あとはもう不要になる。出口には改札はないのだ。

もう夜の９時過ぎというのに、地下鉄はラッシュ並に混雑していた。これも料金値下げの効果だろうか？

ほんの１０分ほどでホテル近くの駅でおりて、ここからホテルまで徒歩５分。

一風呂浴びて、昼間買っておいたビールを飲んで、北京での１日目が終わった。

旅行へ行くとついついグルメしちゃうんですよね・・・で、帰国してから後悔したり・・の繰り返し

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