3
ウソップの言いようには、日頃それで通じている…遠慮が要らない仲だということもあっての省略が多かったが、もうちょっと詳しい言い方をするとこうなる。
1.初お目見えの外国からのお客人たちが王宮へ来たが、
その身の上を保証するものとして、
某国大使の代理人であるという書状を持って来ている。
2.アポイントメントや連絡なしにいきなり本人が来るという手筈は
それがどんな肩書の人間であれ、
王宮に対して随分と無礼な運びだが、
そういった証明書類の封緘ふうかんにと
サンジがいつも用いている指輪の印が捺印されている代物なので、
3.末席の係官へは連絡が来ていないが
王子の間近に控えおわす隋臣の方々におかれましては
ちゃんと段取りが組まれてあったことなのだろうかと、
応対を担当した者たちが右往左往しているぞ、と。
「………で、それってどういう方々なのよ。」
「だから。本人の言いようをそのまま言うなら、留学においで下さいませって打診をして来てた、Q国の大使の代理人と外務省関係者だってさ。」
はっきり言って、ウソップはお傍衆たちの中でも一際、ルフィ王子の側により近いポジションにいる。内政・外交引っくるめた、王宮からは"外向き"の様々な政治向きのあれこれには全く関心がないため、
「Q国の大使って…別に国に帰ってもない筈よね? なのに、何でまた"代理人"が来る訳なのよ。」
ナミさんから訊かれても、
「さあな。」
向こうさんの事情だろ?とばかり、あっけらかんとしているばかり。先程までのナミとゾロとの会話にすらすら出て来たような、国際問題とかいうジャンルの下敷き的補足知識は丸きり持っていない彼で。だがだが、これでもコンピューター知識やらジャンク部門のメカテクに関しては、年齢を越えた腕と知識を世界的な土俵でも広く知られた有名人。駆動機器の系譜なんぞを語らせたなら、車輛整備部の古株のおじさまたちと そりゃあもう馬が合うもんだから、夜通し語り合ってるんじゃないかというほどだとか。そ〜んなお兄さんだもんだから、今も単なる"伝言係"として、事務方からの連絡事項を運んで来た身であるらしく。
「ともかく、話が中途半端なもんだから、係官たちが右往左往しちまっててさ。ただまあ、サンジ本人の封がある紹介状を持ってるってことは、上層部では話が通じてる、間違いのない件なんじゃないかって。」
伝えてほしいと頼まれたそのままなのだろう、すらすらと言って、その後へ、
「とりあえず、応接用の謁見室へお通ししたから、対処してほしいとさ。」
そう締めくくったその途端に、
「な…っ!」
「何だってっ?!」
なんでまた、そんな怪しい連中を王宮内へ通したのだと、恐らくは同じレベルの憤怒っぽい驚愕に弾かれて。片やはソファーから立ち上がったナミと、片やは壁際から身を起こして詰め寄りかかったゾロである。
「だから。何がどうした訳なんだ?」
「…さあ。」
きょとんとしているのは、言うまでもなくルフィ王子とウソップの二人。…う〜ん。二人とも、もちょっと"お勉強"しとこうね?
◇
明るい陽射しの満ちた応接室は、天井まである大きなガラス扉が緑したたる中庭に向いた、それはそれは開放的な構えの造り。王宮内の、それも第二王子の居住なさる奥まった宮舎の中ということで、此処に至るまでに幾つかの段階の警備上のチェックを受けなければ踏み込めない。そんな陣幕にある意味 厳重に守られた内部であることから、さほどガチガチに守られてはいないように解釈されがちだが………まあ、その辺の突っ込んだ説明は、機会があったらおいおいと。
「何かお急ぎのお話だそうですが。」
ローテーブルを挟んだソファーに、きちんと座して軽快な会釈。甘ったれな王子様だが、これでも十六歳。一応の礼儀作法は心得ているし、まして王宮の中での会見だ。基本的な対話は幾らか経験もあるからと、直々のご対面へと運んでいる。事務方がこの応接の間に通したということは、何用があっての訪問者なのか、どんな伝手を辿り、どんな関係の人間の口添え、若しくは肩書に乗っての来訪なのかといった点へは、一応のチェックは通っているし、それをこちらの側もある程度まで把握している…ということになる。お役所なぞでよくあるような、窓口毎に同じ文言による説明を何度も何度も必要とされる応対は、あまり度が過ぎると失礼なこと。自分に直接の用向きがあり、その旨と、それを携えて来たこの人物の素性を保証する書状へ、こちらの隋臣長が文字通り"太鼓判"を押している以上、成程、事務方としてはむやみに突っぱねも出来なかったのだろうなと、その辺りの混乱へ理解を向けるに吝やぶさかではないのだが。
"………回りくどいな、それ。"
うん。筆者もそう思う。どう考えたって何だか怪しいご訪問。だがだが、こっち方の格の高い人からの、間違いのない証書を持って来られては。末端の事務方としては逆らうことも敵わずで、御用はなぁにとお聞きする態勢に入らにゃならん。そんな面倒な順番とか筋とかをいちいちわざわざ通さにゃならんのが、組織というものの仕組みだったり、各部署が負ったり問われたりする責任ってものだったりするんだよね。かかわる人が多い巨大な組織は、そうやって責任の所在が曖昧になってったりするのだが、このお話はそういう社会悪のお話を掘り下げるのが趣旨ではないので、その点をあんまり掘り下げるつもりはないのだが、
「ルフィ王子様には、お初にお目にかかります。」
そういった型通りのご挨拶を交わしたのは、ぱりっとしたスーツ姿の恰幅のいい男性で。その背後と傍ら、そしてドア近くにと、8人ほどもの…SPなんだか秘書なんだか、揃いの黒スーツにサングラスという、いかにもなスタイルの男衆たちが、無言のままに姿勢正しく控えている。ホントだったら、こんな怪しいボディガードたちまで、こんなにあっさりお通ししてはいかんのだが、テーブルの上へ差し出されて、どうぞお確かめ下さいと指し示された、Q国大使の代理人であることを証明する書状と、問題の…サンジの指輪の浮き彫りがそのまま封緘に刻まれてある紹介状。これらは先にナミも目を通した代物で、どうにも事情が飲み込めないながら、どちらも"本物"に間違いないらしい。一国の大使が自分の代理だなんて書状をそうそう気安く発行するものではないし、それより何より、サンジの指輪を封緘に用いた紹介状というものが、彼らをこうもあっさりと王宮の奥向きまで導きいれてしまったほどの代物。この宮の主人であるルフィ王子から、そしてルフィの世話を任せたぞとなさった国王様からも信頼の厚い、ここの管理運営の実質上の最高責任者でもある隋臣長の、言わば"印綬いんじゅ"だ。中国や日本の印鑑文化に倣っている訳でなし、中世欧州由来らしきものかもしれないが、どっちにしたって古風な習慣。そういうものを用いているという情報は調べれば分かることであろうが、だからといってその"指輪"というアイテム、サンジがこの王宮内で肌身離さず装備しているものである上、この王宮内でのみ、半分は洒落っ気から使われているもの。よって、王宮外には現物が流出する筈もなく、本人のサイン以上にそう簡単には偽造出来ない代物でもあろう。だからして、
"やっぱ、本人のだってことになるんだろうよな。"
ちょいとややこしい"理屈"をぐるぐると捏ねてしまったが。往生際悪くそんなことを幾ら並べようとも、本物をどんと眼前へ据えられては、成程、逆らいようがないものだなと。ルフィが掛けているソファーの背後、一応の後見人という格好で立っていたウソップが、複雑そうな顔付きでルフィの手の中に広げられた書類をちらりと覗き見る。Q国からのお誘いという代物がいかに…額面的な内容以上に用心の要るものなのかということから、そう言ったことを踏まえた上でサンジは断りに行った筈だということに至るまでを、さっきナミからきっちりと叩き込まれたばかりなので、今はその胸中で"警戒態勢"を一応立ちあげているウソップではあるものの。だからといって…何がどうどっちへ転びかねないのかは、やっぱりピンと来ない彼であり。おいおい まま、一波乱起こったとしても、窓辺にはさりげなく護衛官殿が立っている。銃弾飛び交う戦場という"本物の現場"が長かったという彼は、自分の気配を消す術も心得ていて。地味なシャツにネクタイと黒いボトムという至って簡素ないでたちのまま、今はそこに居ることさえ感じさせないでいるのだが、
"あんだけの奴がそうやって空気に紛れちまえるってことが、既に凄げぇよな。"
いかにもゴツゴツとした、若しくは対する相手を威圧するよな どでかい体躯では決してないのに。まるで頑丈な一枚岩のような、まずは砕けないだろう、貫通さえ敵わないだろう屈強さをその印象から受ける頼もしさ。無駄なく鍛え上げられている、撓しなやかで強かなその肢体が、一度(ひとたび)躍動に息づけば。例えるもののないほどに洗練された機能美を発揮して、瞬く間に暴漢どもを束で薙ぎ倒し、愛らしい王子を心身共に掠り傷ひとつつけぬまま完璧に守り仰せてしまう究極のガーディアン。鋭角的な顔容は裂帛の気合いを呑んで白刃の鋭さと重厚さを帯び、殊に冴え映えたその眼光は、睨まれた対象にその射程からは逃れられないと観念させるほどの迫力と威圧をたたえるから恐ろしい。そんな彼が居たればこそ、ルフィを主人とするこの宮舎は…警備薄に見えつつも問題ないとされているほどであり、ウソップもほっとしたように胸を撫で下ろしはしたものの、
「お話の方はもう既に、侍従長様との間にてすっかり固まっておりまして。」
どこか集中出来ないような、捉えどころのない話しよう。肝心な核心を暈しているせいだろうなと、これはウソップでも気がついた。こんなであのサンジが信用し、納得したなぞとは、自慢じゃないがそういったややこしいもんを見抜けない単純さでは王子と張る自分にも怪しいと分かるぞと、ウソップもむっつりとした表情を隠し切れずにいる。こんな怪しい連中との対座、自分なんかよりもナミがついてた方が、あっさり一蹴出来るのではなかろうかと思ったが、
『あたしはダメ。ちょっと用事があるからね。』
そんなに大層な会見にはならないと思っているらしい雰囲気があったような。お気楽そうに手を振って見せ、応接の間に向かう自分たちとは別な方へ、すたすたと向かってしまった彼女であり。だがだが、
「とりあえずは、御身ひとつで構いませんから…。」
大使代理の話を要約すると…次世代の指導者候補たちを集めたシンポジウムがQ国で近々催される事となったので、その前後に平行してご留学なさいませんかと隋臣長に話を持ちかけたところ、そのお返事を今朝方いただいた。長期留学というのならお断りするつもりだったのだが、ほんの数カ月という短期のものならば、そのシンポジウムにも参加するという形でお受けしても良いとの了解を取ったから、こうしてお迎えに上がりましたとのことで。
「何だかばたばたと落ち着きがなくて申し訳ありませんが、こちらの不手際でどうしても本日しかスケジュールの都合が合いません。」
大使の代理さんは、ぬけぬけとそんなとんでもない言いようをする。この来訪だとてアポイントメントのない随分と不躾けな代物。はっきり言って、サンジの口添え的証書があったからこそ叶った対面なのである。だのに、そこへ重ねて…そっちの都合に合わせて、この今の今、早速にもQ国へお連れ致しましょうと来たものだから、
"………おいおい。"
自分の国の方が、世界という舞台での格が上だから、容易に鼻面を引き摺り回せるとでも思っているのだろうか。それとも、たかだか十代の子供が相手だから、何とでも言いくるめられるとでも? …いや、それより何より、
"怪しすぎるって、お前ら。"
だよねぇ。そんな慌ただしい段取りで、一国の王子様を軽々しく国外へとご招待するような話があってたまるもんですかい。
『御身ひとつで構いませんから…』
それで済むような王子様がどこにも絶対に居ないとまでは言わないけれど、少なくともこの王国は、王室がそのまま政治を動かす"為政者"である国なのだ。皇太子殿下ではない第二王子でも、先々で国家の大切な一翼を担う方。そんな存在をそんなあっさり連れ出されて良い筈がなく、
「お…」
「…おい、待てよ。」
ウソップが異議を申し立てようと仕掛かったその声へ、随分と深みのある重々しい声が重なって。それへと応じた代理人の、
「はい?」
たかが子供の子守りのような侍従の分際でという、あからさまに小馬鹿にしたような態度なのへ、ウソップがついつい“むっ”と眉をひそめたが。声をかけたゾロの方は構わずに、
「ウチの隋臣長はどうした。」
窓辺から身を剥がし、王子と代理人が対面中のテーブルセット間近へ、こつりこつりとゆっくり歩み寄る。この場に最初から同座してはいたが、後見と紹介を受けたウソップと違って何の紹介もなかった男。そのまま、ただの護衛だろうと踏んでいたらしく、
「私どもの大使と打ち合わせ中です。出国手続きなどへの便宜を払って頂いておりますので。向こうでお待ちですよ。」
口調こそ"です・ます"をつけてはいたが、やはり…ちょいと尊大な顔になったのへ、こちらも薄く笑い返して。ゾロが歩みを運んだのは、ルフィが腰掛けている方のソファーの背後。自分へと寄って来た訳ではないなら、怪しまれたとて距離があるから大丈夫だろうと、相手が高を括ったらしきその瞬間、
「ルフィ。」
「…うん。」
同時の理解。間に小さくはない立派なソファーを挟みながらも…それは軽々と、速やかに立ち上がったルフィの腰あたりを背後から抱き上げて、あっと言う間の“一本釣り”。こらこら すとんと頼もしい体の間際に降ろされたそのままに身を引いて、ゾロの背の後ろへ回るルフィであり、
「どう、なさいました?」
まだ鷹揚そうな態度は保ちつつも、怪訝そうにこちらの態度の真意を訊いて来る彼らへと、
「どうもこうもあるか。」
目許を眇めて表情も鋭く、ゾロは…さながら強靭な楯の如く、ルフィ王子の身の前へ立ち塞がって見せる。
「あの、王子命の隋臣長がな、こういう…王宮から王子を送り出すような大事な“現場”へ、見届けに居合わせないって筈がないんでね。」
ゾロさん、もっと言いようが。(笑)
「ですから、それは打ち合わせが…。」
「打ち合わせねぇ。そりゃあ一体“何の”だか、此処できっちり説明しちゃあもらえないか?」
政治向きには口出し出来ない、身分違いの単なる護衛担当だと。見下されるのは構わないが欺かれる訳にはいかない"最後の砦"だと、それこそ強く自負しているゾロである。そんな彼がこんな間際に控えていればこそ、伸び伸び健やかな少年王子に窮屈さを感じさせない、いかにも手薄な警備…に見えるような応対であっても破綻はなく、絶対数では女官の多い宮であるのに、皆して安心して過ごせているのであって、
「…チッ。」
この最終関門だけは一筋縄では行かないらしいと向こうでも気づいたか。態度を変えてそれぞれに、腰やら懐ろやらへと手を伸ばして身構えかかった連中へ、こちらもニヤリと笑って右の腕を振るゾロだ。袖口に何かついていたものを振り払うような仕草だったが、それによって袖口から彼の手へ飛び出したのが長いめの特殊警棒。滑り止めのラバーを巻いた柄をしっかと握り、ひゅん…っと風を鳴らして振り上げられたその撓やかな金属の棒は、スライド式の単純な作りの、本当にそこいらで簡単に手に入る代物なのだが、
「ぐあっ!」
「はがっ!」
「ぎゃっ!」
目にも留まらぬスピードと巧みな間合い。無駄のないコースで振られた一閃ががつがつっと、掴み掛かって来た手合いの肩口や手首を容赦なく叩いていて、それぞれの手に掴み出されていた拳銃を床へと力なく落とさせている。人の体には、コツンと当たっただけでぴりぴりじ〜んと痛い箇所が結構あるのは皆々様もご存知だろう。急所とか痛点とかいう、一種の“ツボ”のようなポイント。力加減のみならず、そういう場所を容赦なく巧妙に叩いたゾロだったがために、
「くおおっ!」
ただ単に"取り落とした"だけでは済んでいないところが、念のいった攻勢で。………痛いだろうねぇ、電気が走るから。(笑)
「そんな物騒なもの、いきなり取り出すところを見ると、どうやら本物の"大使代理"じゃあないみたいだな。」
そう。護衛として同行して来た面々のみならず、ルフィと直接対面していた"大使代理"もまた、その手から銃を叩き落とされているもんだから、
「一体何代前の大使にもらった証書なんだか、後生大事に持ってた人のをちょろまかし、その上へウチの隋臣長の印綬っていう"付け足し"をすることで、受付担当の目だけは誤魔化し果おおせたらしいようだがな。」
さっき大威張りで並べたように、あの隋臣長さんがこんな無茶な話を納得する筈がない。そして、
「書類に不備さえなきゃあどんな話だって通るような、そんな"お役所"もどきな機械的処理や判断しかしないようではな。こんなにも破天荒で自由気ままな王宮でのお勤め、到底 破綻なくこなせはしないんだよ。」
こらこら。言うに事欠いてそんな言い方はないだろう、ゾロさんてば。(笑)
「く…っ。」
内容はともかく(笑) 余裕たっぷりという態度にて、見事な啖呵を切って見せたゾロの迫力に、戸口近くにいたがため最初の直接攻撃は免れられたクチが進み出て来つつも、少々躊躇して見せているその隙に、
「ルフィ、お前は…」
ウソップと一緒に下がってろと言いかけたゾロだったのだが。制すように守るように、差し渡していた自分の腕の向こうを肩越しに振り返った彼が、そこで真っ先に眸にしたものは、
「サンジに何かあったら、お前ら絶対許さんからなっ!」
傍らの飾り卓に飾られてあった大きな大きな唐三彩の大壷を、角ゴシック36フォントくらいの効果音つきで“がばぁっ”とばかり。両手で掴んでそれは勇ましくも頭上に高々と振り上げていた王子の姿だったものだから、
「………っ!」
さしもの…戦闘のプロフェッショナルでさえ、ぎょっとして固まりかかったほどである。そんな護衛官殿の大きな肩を、反対側からポンポンと叩いたのがウソップで、
「安心しろ、ゾロ。ありゃあイミテーションだ。」
「………。」
いや、そういう方向で空いた口が塞がらない護衛官じゃないんだが。
"…変わってないなぁ、こういうとこ。"
前からだったんですか、こういう傾向。(笑)
*筆者註
アニメやまんがではよくある攻撃法ですが、
ホントにやったら
そこから"2時間サスペンス"の世界になってしまいます。
傷害致死行為ですので絶対に真似はしないように。(当たり前〜。)
←BACK/TOP/NEXT→***
*はっきりいって
“サスペンス”からは程遠い代物になってきつつあるようです。(笑)
まま、この筆者が書くような代物ですからね。
呑気に構えてお読みくださいませです、はい。
|