火曜日 "るう"と"ルフィ"
父とは、気がつけば数年ほども顔を合わせていなくって。人から"そりゃ変な親子だな"なんて言われてもいたが、だからと言って特に嫌い合ってた訳じゃあない。大事にされなかった訳ではないし、こちらから語りかければ相談にも乗ってくれたし。ただ単に…随分と早い時期に一人前だと認めてもらえていただけのことだろうと思う。感動が薄いというのか、あんまり物に動じない性分はそれこそその父親譲りの代物だったのだし、だからこそ…何というのか、これを"通じ合う"というのか、把握出来ている部分というものもあったりする。何と言っても唯一の肉親だから、連絡が取れなくなったと出版関係者たちからの問い合わせがあって、一応はあちこちを探しもした。だが、そうしつつも…心のどこかでは、また何か気まぐれを起こしたまでのことだろうと、そんな安堵の心持ちでもいた。あまりにも頼もしい父。どんな状況下にあっても孤高のままに一人で生きてゆける。そんな印象が離れなかった、ある種のコンプレックスさえ抱かせたほど、それは"毅然とした"横顔しか思い出せない………遠い人。
◇
見覚えのあるその年老いた弁護士から訊いた別荘は、随分と昔に…そう、母がまだ健在だった頃に毎年訪れた館で、心当たりの一つではあったが、同時に…母の記憶が最も強く染みついた家だ。強い人だが、なればこそ、感傷を想い起こさせるものは必要ないと、とうに処分していたものと思っていた。呼ばれたままに駆けつけたのは、しとしととこぬか雨の降る昼下がりで。
「……………。」
顔に白い布を掛けられて、ベッドに横たわった、父の傍ら。小さな肩をなおのこと縮めて、ちょこんと椅子に座っていた子供。大きな瞳の縁を真っ赤に泣き腫らしていて、鼻も頬も痛々しいほど赤く染まっていて。こんなまで泣いて泣いて、その死を惜しんでくれた子がいたなんて、
"…良かったな。"
ちょいと不謹慎ながら、だが、父にそうと言ってやりたかったゾロである。自分という息子がありながら、されど死に際が近づいても連絡して来なかった彼だったのも、気持ちの上で十分なほど充足していたればこそのことだろう。そして。
その初対面の少年こそが"ルフィ"だった。
父の遺した遺言は、著作物への版権や何やと、この別荘やその他の資産全部をゾロに譲るその条件として、この子供を引き取ること。がちがちに管理監督するのではなく、公序良俗と常識の範囲内にて彼の思うまま自由にさせてやり、行く末を見守ってやることと…されていた。
「ルフィっていいます。」
ぺこりと頭を下げた少年は14、5歳くらいだったろうか。哀しみの中にあったせいでか、多少は憔悴の気色も滲んでいたが、あどけない容姿は素養的には"陽"のそれで。ゾロは直感で…あの父がこそりと作って遺した子、ではないなと思った。雰囲気が違い過ぎるし、そもそもそんな"隠し事"をする必要はないだろう。母が亡くなってもう相当な歳月が経つ。再婚したって誰にも遠慮は要らないだろうし、実際の話、知己の方々が時折"縁談"を持って来たり、知人のお嬢さんとやらを引き会わせたりしてもいたようだったが、
『どうやらお父さんには、お母さん以外の女性は有り得ないみたいだねぇ。』
固辞する以前、関心さえ向けない態度には、どの人も苦笑しつつやがては諦めたほどであったのだし。だとすれば。結構いろいろと審査や手続きの必要な"養子"にするとは、どういう気まぐれか、何かしらの奇縁があってのことなのか。その段階では、ゾロにも何も語ってはもらえなくって。
「子供の扱いは判りません。資産なんて関心はないと言ったら?」
戸籍の上ではゾロの弟という"養子"扱いになっていたが、実質的には"後見人"若しくは"保護者"ということだ。だが、こちらだってまだ二十代のしかも独身で。兄弟もなく育った自分に、こんな微妙な年頃の子供を見守るなんて出来よう筈がないと、その辺りを主張すると、
「そうですか。先生からは"選ばせてやれ"と言われはしたのですが…。」
ゾロが"財産なんて要らないから"と断っても良いということだろうに、何だか歯切れの悪い様子を見せる弁護士さんで。それより何より、
「……………。」
唇を咬み、俯いた少年の様子が…何とも痛々しいものに見えて。
「…俺が断ったらどうなるんです?」
つい。そうと訊いていた。
「そうですね。申請していただければ、法定相続分は相続出来ます。その場合はこの子と折半ということになりますが。」
「そうじゃなくて…。」
財産のことなんかどうでも良い、そうと言いかけたタイミングへ、少年がパッと顔を上げた。まだ何にも言ってはいないのに、まるでこちらの意を先に汲んだかのように、すがるような切なげな顔を向けられて…。
見ず知らずの家政婦や執事をそろえた上で、その弁護士殿が後見人を引き受けることとなるが…と訊いて。やや渋々という風情ではあったものの、その場で即答していたゾロだった。この子の"後見人"もしくは"保護者"を自分が務めると。
――― ………だが。
その弁護士殿も知らなかった事実がもう一つ。
この、あどけなくも愛らしい、無邪気この上ない少年は、
実は…ただの子供ではなかったのだった。
◇
ゾロがそれに気づいたのは結構早い時期だった。…というよりも、ルフィの側に隠す気がまるでなかったらしくって。さして荷物も持ち込まなかったゾロの、この屋敷への"お引っ越し"が完了して何日目か。リビングの片隅に脱ぎ散らかされた…下着込みの衣装一式を始終のように目にし、居るとは聞いていなかった犬の気配がし、怪訝に感じていたその矢先。姿が見えなかった少年を探していて名前を呼ばわったところ、いきなり庭先から駆け込んで来て、そのままの勢いで飛びついた愛らしいシェルティが…たちまちあの坊やへ変身したものだから、
「やっと気がついたんだ、ゾロvv」
「………。」
………いや、気がつくって言うか。(笑)
「うん、あの弁護士さんは知らないことだよ。」
そもそもからして。ゾロの父上が人前から姿を隠したのも、この坊やとその父親と知り合ったから。それだけが原因ではないのだけれど、人との付き合いに元々辟易していた父上は、彼らと出会い、その世話…というのか後見というのか、ちょっと世を離れた隠遁生活…しかも立派な事情つき…が転がり込んで来たことを、渡りに船だという勢いで受け入れてしまったらしい。
「…やっぱりな。」
息子だから判ること。世間が言うほど、とことんシリアスな人物ではない。頼もしくも孤高…ではあったが、同時にどこか大雑把で、息子いわく"立派な怠けもの"。癇性で神経質な偏屈よりはずっとマシだが、おかげさまで世間とのギャップは大きくて、
"そんなせいで家政婦さんが居着かなかったくらいだもんな。"
厳然と恐持てのする、神経質な文豪だと誤解され続けたせいで、ちょっとした失態や手配ミスなぞに震え上がって、怖じけてさっさと辞めてしまうメイドさんや家政婦さんは数知れず。おかげさんで…幼い頃から剣道一直線だった息子は、実は家事が結構得意な剣豪でもあったりするのである。それはともかく、
「こんな奴とは…暮らせない?」
そうと訊かれて、そのお顔が。いかにも…つぶらな瞳の仔犬が、物言えぬ身ながら"きゅ〜ん"と鼻声を立てつつ切なそうに見つめて来るような風情だったので。
"………うっ☆"
某ノンバンクキャッシングのCMで人気を博したチワワには、だがだが てんで関心寄せなかった筈の、極めて武闘派、可愛いとか愛らしいとかいう方面に関しては良く判らない人種な筈のゾロ青年が、あっさり陥落したから恐るべし。
"………まあ、悪い子ではないのだし。"
負け惜しみでしょうか、剣道界の元全国チャンピオン。
"………っ。(怒)"
すまん、すまん。話を進めよう。まだ人見知りが出てか、どこか遠慮がちな恥ずかしそうな素振りが多かった少年が、一気に甘えた丸出しになったのは、自分を受け入れてくれる人だと認識したればこそのこと。とはいえ…ぴかぴかピチピチなお肌と、健やかな若木を思わせる撓しなやかな肢体を惜しげもなく晒した素っ裸で"ぎゅううっ"と抱き着いたままの坊やには、
「…あのな。/////」
ゾロの側に少々照れが出た様子。風邪を引くからせめて服を着なさいと言うと、ルフィは素直に立ち上がり、リビングの一角、整理棚の引き出しからTシャツとトレパンを引っ張り出す。部屋まで帰らない辺り、いつものことサという手慣れた態度であり、だが、食事の支度と週に1度のお掃除だけをしてくれている、通いのお手伝いさんには気づかれてないとのこと。
「犬の姿の時は"るう"って呼んでよ。そうでないとご近所さんが妙なことだって思うからね。」
確かに、今現在同居中の自分の身内と全く同じ名前をペットにつけるのは少々訝おかしい。そんな例が絶対にないとは言わないが、紛らわしいことこの上ないからで、ケージや水槽に入れて飼う生き物ならともかくも、遠くに出歩き、その名前を大声で呼ばわることもしばしばなペットが、お父さんとかお嬢ちゃんと同じ名前だと…やがては喧嘩のタネにもなりかねない。おいおい そっちの呼び方は、ここでの同居中にゾロの父上がつけてくれたのだそうで、
「ご近所さんて…。」
「あんまり堂々とは人前にも出てないけどね。それでも知ってる人は知ってるし、犬を飼ってる家らしいってくらいには、思われてるみたいだよ?」
そうと言いながら…首から外して見せたのは、金のプレートが付いた赤い首輪である。万が一"放し飼い中"に見とがめられて保健所などに通報されては困るからだそうで、そういう辺りをかい摘まんで話してくれながら着替え終えて、さてと。ソファーに戻って来た坊やは、そのまま先程と同じポジションへ…ゾロのお膝に乗り上がって来て、
「何でも訊いてよ。オレで判る範囲のことなら全部、答えるからさ。」
にこにこにこ…と、効果音が聞こえて来そうなほどの笑顔を向けられて。
「…えっとだな。」
そう言われてもと、口ごもりながら少々迷ったゾロだったのへ、
「そういうトコはお父さんとは似てないんだな、ゾロ。」
ルフィはそれは軽やかにくすくすと笑って見せた。
「ミホークのおっちゃんは、ずばって訊いたぞ? おまえたち、人外のものか? 妖あやかしか?って。」
それに比べて。あんまり直接的な訊き方は、幼い子供相手には善ろしくなかろうとかちょいと考えたらしいゾロである。そんな気配をあっさり読まれ、図星を指されたことへ むうと面食らいつつ、
「悪かったな。」
不機嫌そうに応じると、
「ん〜ん。悪くないっ。」
ルフィはきっぱりと言い放つ。
「やっぱおっちゃんが言ってた通りだなって。だから俺、凄げぇ嬉しい。」
ご機嫌な様子でますます"ぎゅうう"っと抱きついて来た柔らかな温み。
「父さんが…?」
「うん。ゾロはどっちかって言うとおっちゃんに外見が似てるせいで、一見怖い感じの気難しそうに見えるけど、でもホントは優しい子だからって。相手のことをちゃんと慮おもんばかってやれる子だから、会ってもきっと邪険にはしないって。安心しなって、いつも言ってたぞ?」
その通りだったと、それが殊の外に嬉しいと言いたげに、目映いばかりの笑顔を見せる。そして、ルフィは自分から少しずつ語り始めたのだった。
「うっとな。俺のそもそもの基本は"犬"の方だ。でも、姿以外のところでは"ヒト"の方が近い。」
体温や免疫・抵抗力、体力、反射、感応力。そういった肉体的な部分では犬の丈夫さを持ち、だが、年の取り方、知能、記憶、感じ方という、感覚的な部分や知的部分では人間の特性を持ち合わせているのだそうで、
「それと、人の姿の時に限っては人とも交わることは出来るらしいけど、別に人間と犬のハーフって訳じゃあない。人がその存在を歴史の上で確固たるものとするより遥か昔から存在した、こういう種族なんだって。」
大昔には山や原野の"精霊"なんて呼ばれてもいたらしいと続いて、
「…その辺は判る。」
ゾロとて、まさかに…直接的な"交配"でヒトとイヌとの間に生まれた存在だとは思っていない。いくら同じ哺乳類だと言っても、遺伝子に脈絡がなさすぎる遠い間柄だ。最初の"受精"からして成立する筈がない。
「こっちからすりゃあ、犬や人の方が"亜流派生"した種族なんだって。」
どこか小難しい言い回しは、だが、彼の頭から出たものではないらしく。ゾロの父が、ルフィの父親から聞いた話を、世界各地に残る太古の神話や逸話なぞと統合した結果のものだとか。
「だからさ、手っ取り早く言えば、俺は"人外のもの"なんだって。」
他人事のように言う屈託のなさよ。だがまあ…人がそう言われれば傷つくものだが、ホントに"人外"の存在ならば、当然の言われようには違いなく。すぐ間近から見やって来る、けろんとした幼いお顔には、
"…う〜ん。"
どう見ても普通の愛らしい少年の姿なのになぁと感じてしまい、ゾロの胸中においては…理屈と現実とが熾烈な戦いを続けている模様。そんな風な…青年の切なる胸の裡うちも知らないままに、
「でもな、いくら遺言でも俺が結婚するまでだなんて、意識して見届けなくたって良いぞ、ゾロ。」
ルフィはまたまたけろりととんでもない言いようをする。幼いくせに一端の物言いをするのは、父たちから訊いた知識の蓄積から…だけでもないらしく、
「そんなのいつになるやら判んないことだしサ。それに、相手が犬なら恐らく先に逝く。俺と普通の犬とは寿命が違うからな。どんなに好きで結婚しても、それが永劫までってノリで続きはしない。だからキリがないぞ?」
そう。彼は人間と同じ速度で育ちゆくらしく、十五歳だという彼と実際年齢が"同世代"のお友達は…少なくともご近所には一頭もいないという。ところが、犬は最初の1年で、人でいう14、5歳ほど、思春期を迎えるほどの年頃にまで一気に成長し、その後は1年に…やはり人間の年齢に換算するなら6、7年ずつ成長するそうで。ルフィは十五年かかってやっと思春期に入ったばかりだのに、周囲の"お友達"たちはとうに既婚した顔触ればかり。先に名前が出た"佐久間さんチのベル"も、去年の春に生まれた仔なのに、もう"結婚"の準備を飼い主の方が進めているそうで。そんな形での年齢格差のある"犬のお友達"たちが、次々に先に"大人"になってゆくのを見送る傍ら、結婚にまつわる性的な知識というものも自然と身につけてしまった彼であろうと思われる。…いや、そうじゃなくってだな。
「俺の父ちゃんの結婚相手もさ、もう亡くなってんじゃないのかな。」
十五年経っているならそういう勘定にもなると、そこはゾロにもすんなり判って、
「…大変なんだな。」
寿命の差から、下手をすると独り立ちする前に母犬が先に逝くかもしれないんだしなと、そうと思って、だが、
"…あれ?"
いやいやそれよりも。なかなか育たないわ、何かの拍子に人間に変化したりするわというような仔犬………が生まれたなら、人々の口に噂として立つものではなかろうか?
「………?」
遅ればせながらその点に気がついたらしいゾロだと、またまたその表情で読んだのか、ルフィはくすくすと笑って見せた。
「気がついた?」
「いや…気が付いたっていうか、よく判らんっていうかだな。」
人間の速度でゆっくり育つということは、母犬は数年ほども幼児の世話にかかりきりになることとなる。母の側がルフィのような性質だったなら支障もなかろうが、母犬が普通の犬だったなら…野生なら下手をすると共倒れしかねないのではなかろうか。飼い犬なら、飼い主が怪訝に思うだろうし、町角の野犬にしたところで…。
「???」
理詰めで考えていて…却って追い詰められたらしきゾロへ、
「俺たちは例え雄として生まれても、子供は手元で育てる。寿命の違いってことへ気を遣うまでもなく、自然の成り行きでそうなるんだよ。」
ルフィはまたぞろ、とんでもない言いようをした。
「…それって?」
「性交渉の後で、孕はらむのはこっちだからさ。男や雄であってもね。」
そうでないとその能力を持って生み落とされることはない、それはそれは特殊な種族。
「だから…って言い方も妙だけど、子供をもうける相手に性別は関係ない。心を通わせた相手であれば、人の男でも犬のお嬢さんでも"交配"は出来るんだってさ。」
この"交配"というのは、なんだか彼を貶めるような言い方なので、後に"結婚"という言い方にゾロが改めさせたのだが。
「………ちょっと待て。それじゃあ、お前…まさか。」
何を心配したゾロかがこれまたすぐに判ったらしく、抱きついた頼もしい胸板へひたりと頬を寄せながら"くすすvv"と笑って、
「安心して良いよ。俺とゾロは戸籍以外ではホントに兄弟なんかじゃないからさ。」
おいおい。
「さっきも言ったろ? 俺の父ちゃんのお相手はきっともう亡くなってるだろうって。それに、ミホークのおっちゃんとウチの父ちゃんが会ったのは、ほんの4、5年前。俺はもう十歳近くになってからだったからね。旅の途中で父ちゃんが大怪我してさ、どうしたもんかって途方に暮れてたところを助けてくれたんだ。」
その当時を思い出してか、ゾロの胸板に当たったのは"はう〜"という切なげな吐息。往生していたところを助けられ、よっぽど安堵したのだろう。
「ちなみに、父ちゃんの恋人はベンっていう雄のグレートデンだったってさ。生んでくれた方の父ちゃんはシェパードだった。ずっと喧嘩友達だったんだってサ。」
父ちゃんが二人で、しかもそんな顔触れ同士だったとは。ハードなカップルだこと。おいおい あれ? けど、その息子が…シェルティですか?
「…どういう掛け合わせだ。」
「親の姿や犬種は関係ないらしいよ。気性とか性格や能力がそのまま表現体に現れるんだってさ。」
にこにこ笑う少年は、なるほど愛らしい性格で、よほど愛されて育ったのだなと誰からも思われるだろう、屈託のない気性をしてもいる。
実を言うと、ルフィもあまり詳しいところまでは知らないと言う。彼の父から聞いた話をゾロの父上が何かに書き留めて整理しておいたらしいから、後で書斎を探してみなとのこと。そして…そういう素性な訳だから、人間相手なんて大騒ぎンなるだろからもっと無理な話だしな。だからさ、結婚なんて面倒なこと、そうそうしたいとは思わないし。そんな自分に付き合って、ゾロまでいつまでも独り身でいるって訳にも行かないだろ?…と。
『だから。適当なところで、
大人になったな手が離せるなってとこで、見切ってくれて良いからさ。』
淡々と説明してくれた後、そんな一端なことを言って、坊やはふんわりと笑って見せたのだった。
*何だか説明に終始しましたね。すみませんです。
ルフィ本人が詳しく知っている、把握していることということで。
さりげなく、どえらい人をゾロのお父さんという設定にしております。
自分でもなんか笑えるのですが、いかがでしょうか?
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