雄々しき獅子と すばしっこいウサギ、
 一体どこで入れ替わるものなのか。

       〜フォーチュンケーキは 甘甘でvv篇

     5



買い物に出た先で、
ほんのひとときほど離れ離れになった。
そんな狭間に起きた“それ”は、
よくある“ちょっとしたこと”な筈だった。
ブッダからは見ず知らずも同然の、
若々しくも可愛らしい女の子たちと、
それは和気あいあい、楽しそうに言葉を交わし合い。
そんなお嬢さんたちから
ちょっとちょっとと意味深なお顔で手招きされるまま、
コンビニの外のどこかへ一緒に姿を消してしまったイエス。
そんな彼らの行方を追うことまでは流石に出来ず、
混乱したまま、それでも…どこかでつまずいて転ぶこともないまま、
無意識のうちにアパートまでの帰途についていたらしくって。
冷たいドアノブがガチリと堅く、その抵抗にハッとして、
のろのろと鍵を開け、家へ入りはしたけれど。
冷たいままの室内にほのかに白い吐息をつきつつ、
微妙に呆然としたままな状態は まだ少し続き。
力なく萎えていた肩から ずるりとトートバッグが落ちかかったことでやっと、
ああそうだったと、靴を脱いで三和土(たたき)から上がり、
のそのそと買い物の整理に手をつけたのであり。

 何でこんな気分なのかな、
 出先で急に用が出来て別行動になっちゃうなんて、
 今までにだってよくあったことじゃないかと

何とはなく自分に言い聞かせるのだが。
それは屈託なく微笑う女の子たちへ、
そちらも朗らかな笑顔を向けていたイエスのお顔が、
どうしてだろうか、随分と遠くに見えたことを思い出し、
しおしおと意気地が萎える自分だったりし。

 知らない間柄じゃないんだから、
 やあって声をかけたっていいはずなのに。

もうもうお買い物は終わったよって、
このまま合流したって構わないはずなんだよねと、
わざわざ自分へ言い聞かせ、うんと頷いたそんな鼻先で、
そそくさとどこかへ話の場を移してしまった彼らであり。
その言い合わせの自然な感じが何だか、
彼と 自分にとっては見知らぬその子たちとの間に、
微妙な気安さで通じ合えるだけの、
阿吽の呼吸みたいなものが築かれてるようにも見えて。

 “……。”

それは例えば、布団を敷くからとコタツを片づけるとき、
天板をひょいと持ち上げると、
イエスが せいっと勢いよくコタツ布団を引っ張って懐ろへ抱え込み、
腕へ巻き付けるようにしてぎゅぎゅうっと畳むまでの段取りみたいな。
特にああしてこうしてと言わずともいいときの、
言わずとも通じるのが ちょっとくすぐったい呼吸みたいな。
そういう ささやかな幸いが、
あの少女たちとの間にもあるのかなぁって、そうと思ったら、

 “〜〜〜っ。”

それを確たるものとすることになるかも知れない“後追い”をするのが、
ひどく怖くなったブッダであり。
それでそそくさと帰って来てしまった自分なのが、
今更ながら、何とも居たたまれなくて……。

 “……わたしって まだまだなんだなぁ。”

どんな顔をしてイエスを出迎えれば良いのかなぁと、
それを思って遣る瀬ない溜息をこぼした、
寒い寒い如月の初めの午後だった。





  ……だったものだから。


ずんと気が重いまま、
態度をどうとも決めかねているうち、
当のイエスが戻って来てしまい。
結局、拗ねているよな無言で押し通してしまった、
内心では動揺しきりの ブッダ様だったのだけれども。
ただの勘違いというか、深読みのし過ぎというか、
勝手な先回りのし過ぎだったのだと判るまで。
すぐの間近へ戻って来たイエス本人の気配すら、
胸に痛い存在に思えた自分だったのが、
また別口の感覚で“情けないなぁ”と思えて来たりもし。
そんなこんなに加えて、
泣き出しそうだった余韻のせいもあってのこと、
ぐずぐずと鼻声のままだったブッダを懐ろに抱え込み、
イエスはそれはそれは頑張って、
コトの次第を簡潔明瞭に説明してくれて。

  …ああ そっか、なぁんだ、って

やっと事情も通じてのこと、ホッと安堵しておれば、
何故だかイエスまでが“よかったぁ”ってお顔になったのが印象的で。
彼女たちのためにケーキを焼いたげるって約束、
私へ無事に取り付けられたから?
ありがとーvvって抱きついて来たのは
もしかしたら そっちへの“ほっ”だったのかもしれないけれど。
唐突に抱きすくめられたことへ、
ついついぎょっとしたこちらの身じろぎに、
ちょっぴりハッと息を飲み、
それから…瞬きしてこっちを覗き込んで来た気配は、あのね?

 見栄も強がりも何もかんもかなぐり捨てて、
 ねえねえって甘えんぼするときのお顔だったから…///////

私が浮足立ってたことで、
イエスもどぎまぎしていたんだなぁって。
すぐに判ったよ、うん。////////

 『ごめんね、怖かったんだね、泣かないで。』

察しが悪いといつもいつも自分でも言うくせに。
こちらがそれほど微に入り細に入り語らぬうちにも
もじょりと泣きそうな声を立てただけで、
光が射すみたいな さぁって勢いで、全部判ってしまうのって、
それって途轍もなく察しがよくなぁい?
そんなイエスが、

  もう大丈夫?
  だったらあのあの、甘えんぼしていぃい?、って

あの綺麗な玻璃の眸をちょっぴりたわめるようにして、
ちょっとだけ及び腰で、でも
その腕でこっちを“ぎゅう”しかかりながら訊いてくる性急さには、

 ダメなんて冷たい意地悪なんか、
 もうもう言えないじゃない。////////

やさしくて、でもかっちりした骨格が頼もしい、
大好きなイエスの懐ろに迎え入れられて、
ああやっと元通りなんだなぁって、ホッとしたし。

 温かい吐息つきの口づけは、
 これ以上はない“アイシテルヨ”を
 もどかしげに そそぎ込まれているようでもあって…

ほんの少し前までの底知れない不安はどこへやら。
幸せすぎても泣きたくなるんだなぁって、
そうまで思えたほど 嗚咽に似た震えを感じつつ、
一気に胸が暖まってしまったブッダ様だったそうな。





     ◇◇◇



ちょっとした、でもでも辛かった齟齬を
じんわり丁寧にお互いを暖め合っての打ち解かし。
窓ガラスを白く曇らせながら、
晩ご飯の下ごしらえをしつつ迎えた宵は。
曇りガラスになっちゃった窓の外に
ちらほらと白いものが舞うのが見えたほどとなり。
夜に向けてどんどんと寒くなりそうな趣きなのへ、

 「これはご飯の前にお風呂に行っておこうか。」
 「そうだね。」

寒い中を帰って来るのは湯冷めしかねぬし、
ご飯の後のまったりした中では腰も上げにくいだろうから。
戻って来たらすぐにも仕上げて食べられるよう、
洗った米を炊飯器へセットすると、
コートなどなど みっちり着込んで銭湯へ出掛けることにして。
大きなお風呂の少し熱めのお湯に浸かれば、
いろんなギクシャクの余燼もあっと言う間に氷解するよう。
ついつい はぁと同時に息をついてしまい、
ありゃとお顔を見合わせ、吹き出し合って。

 「ああ、聖さんたち。
  作り過ぎたんだけど食べてくれないかい?」

アパートへ戻れば、松田さんに呼び止められ、
手渡されたのがタッパウェア。
一人分だとどうも味がよく染みない、
それでついつい多めに作っちゃうんだよねと、
ゴボウのしぐれ煮やら、切り干し大根、五目まめ、
ひょいとお裾分けして下さるのがありがたく。

 「わあ、筑前煮だ。」
 「いつもありがとうございます。」

おかずが増えたぞとウキウキしながらお家へ上がる。
グラタンは耐熱皿に盛って、
とろけるチーズと粉チーズを乗せるとオーブンへ。
サラダ用のキャベツとレタスの千切りは、
水きりしてドレッシングで和えて。
ポテトも水で晒したのへ唐揚げ粉をまぶしておいたので、
フライ用の鍋に油を張ると、180度からじんわり丁寧に揚げてゆく。
オニオンスープも完成しており。
持って帰った洗濯物を出し、コタツへ食器を並べておれば、
炊き立てご飯にポテトフライが追いついて、
オーブンも程なく“出来たよvv”とのお声を上げて、
寒い夜など何処のお話?という、温かメニューがお膳に並ぶ。
イエスのグラタンへは、少しは食べごたえがあるようにと
ちぎったスライスハムをからめてあって。
もうもう、こういう区別なんてしなくて良いのにと、
じんと来てしまうブッダからの心遣いがなお温かい。

 「ポテトがほくほくでコロッケみたいだねvv」
 「でしょうvv」

唐揚げ粉にちょっとだけオリジナルの香辛料も加えた、
ブッダ特製のスパイシーフライは、
絶妙な辛さがお芋の甘さといいバランスとなり、
最近のイエスのお気に入り。
オニオンスープもタマネギの甘みがコク深く出ていて、
シェフ殿にも会心の出来だった模様。
お喋りをしつつホカホカなご飯をもりもりと食べて、
御馳走様と手を合わせ、お茶でまったりしてからお片付け。
お部屋もお腹もほっこりと暖かで、
テレビからは、そろそろ開幕とあって
冬季オリンピックの話題が華やかに伝えられており。
それを横目で観つつ、

 “えっと、カップケーキはいつ作ったんだっけ。”

イエスは蒸しパンの方がお好きで、
ついついそっちに偏ってたようなと思いつつ。
分量の参考にと使っている、
簡単なレシピの載ったお菓子の本を引っ張り出せば。
ぱらりと開いたのがチョコレート風味のブラウニーのページ。
ちょうど真ん中だったらしく、
これじゃあなくてと めくりかかれば、

 「あ、美味しそうだね。」

トイレから戻って来たそのまま、
よいしょと…ブッダの背中に軽くおぶさって来たイエスが、
ミントつきで盛り付けられた
ビターなココアテイストのケーキの写真へ楽しそうな声を出して、

 「そういえば、
  来週ってバレンタインデーもあるんだよね。」

そんな文言を朗らかに続ける。
スーパーやコンビニでも、
節分の恵方巻きには さすがに遠慮していたディスプレイだったのが、
それが過ぎてからは此処ぞとばかりの賑わいで。
お菓子売り場やレジ前の催事コーナーのみならず、
お団子から豆腐から、それこそ寿司や総菜までも、
ハート型のあやかりものが たんと並んでたくらいであり。

 「そうだ、私たちも一緒に何かケーキ焼こうか?」
 「え?」

おやおや、意外なお申し出だと、
ブッダとしては ついのこととて双眸を見開くばかり。
てっきり、何か作ってほしいという
リクエストが飛んでくると思っていたからで。
よ〜し腕によりかけちゃうよと構えていただけに、
微妙に出端を挫かれちゃったのだけれども、

 「あ、やっぱ忙しいからダメかなぁ。」

それでなくとも、直前に急なお仕事が増えちゃったしねと、
あややと恐縮そうに首をすくめてしまうのへ、
あわわとそれこそブッダも焦る。
こちらの胸元へと回されて、軽く重ねられてた腕へと触れて、

 「違う違うって、
  イエスも一緒っていうのが意外だっただけ。」

忙しいからだなんて とんでもないという意味で、
肩越しに背後を振り返りつつ言いすがれば。

 「えー? 何それ、
  カップケーキだって、私、手伝う気 満々なんだのに。」

心外なと、せいぜい膨れるつもりだったらしいのが、
だが、それは果たせず、途中から吹き出してしまい、
無邪気にも自滅しちゃっておいでのメシア様。

 「ねえ、一緒はダメ?」

ぶきっちょだけど邪魔はしないからと、
上目遣いにまでなっちゃうなんて。
そんなの反則だよぉとの苦笑を零しつつ、

 「まさか。喜んで、だよ。」

美味しいの作ろうねと微笑み合い、
じゃあ、チョコソースが入ってるやつ、
フォンダン・ショコラだねとそちらはあっさり即決してから、

 「…vv/////////」

恐らくは膝立ちとなり、重みは掛けぬようにとしながらも。
背後から抱きついた腕の輪を縮めて、
きゅうとますますしがみついて来るイエスであり。
苦しいとか邪魔だとか、
そんな険しい感情は勿論のこと起こらぬが、

 「なぁに?」

何か言いたいんじゃないのかなぁと、
そちらを思っての声を掛けたブッダなのへ、

 「うん。ブッダってこっそり人気者なところが憎いなぁと。」
 「な、何言ってるかな。////////」

うくくと、実に嬉しいらしい、
含み笑いつきの声で言うヨシュア様だが。
そもそも誰が広めたのやらと、
ブッダとしてはそうそう浮かれる要素でもない様子。

 「もうもうクールなんだからぁ♪」
 「そういうんじゃないけどさ。」

でも、私そういう注目のされ方はちょっとと、
持て囃されるのはお好きではなさそうな口ぶりが、
腕の中に抱えたお人の、螺髪越しに もしょりと届き。

 「…あ・そっか。
  ブッダって動物に好かれまくりだし。」

疎ましいとする訳ではないが、
冷淡にされると“新鮮だっ”と喜ぶ、
ある意味ややこしい感性になってるほどなので。

 「持て囃されるのへは辟易しちゃうの?」

でもでも人気があるのはいいことだよと、
アガペーの申し子がちょっと窘めたところ、

 「違うってば。////////」

目の前の頭がふりふりとかぶりを振る。
自分からこうと抱きついておきながら、
お顔が見えないのがもどかしくなったか、
イエスは腕を緩めると、
ちょっと時間を逆上った午後にもそうしていたように、
ブッダのやや後ろのお隣へと腰を下ろし直して。
どうしてそんなこと言うの?と
あらためて目顔で問いかけたところ、

 「…だから。///////」

和菓子の羽二重餅、
ぎゅうひみたいな やわやわとキメの細かな肌した頬に、
ほんのりと緋を透かして赤くなった如来様、

 「私、今はイエス以外どうでもいいというか。////////」

さらっとそんな言いようをしたものだから。
言われた当のご本人としては、

 「うう"…それはそれでちょっと問題発言なのでは。///////」

あらまあとこちらも赤くなり、
照れ隠しか口許のお髭を指先で擦ってしまっていたのだが。
そんなイエスがふと、何にか呼ばれたような顔になり、
懐ろへ指の長い手のひらをを伏せると、

 「………あ。//////////」

そこにある とあるものの微熱を感じたらしく。
くすぐったげな顔をする。
何も語られぬままの一連の動作に
“え?”と小首を傾げかかったブッダもまた、

 「あ…。//////」

自分の懐ろからの微熱を感じたようで、
同じような格好で手を伏せており。

 「…イエスのも?」
 「うんvv」

ふふーと微笑うお顔が、何とも言えず幸せそうなのが、
何が原因でかを思えばブッダにはますますと含羞みを誘う。
二人して首から提げているリングは、
クリスマスにイエスが“お揃いで”と買って来た贈り物。

 「これって、私が想う気持ちに反応して温かいのかな。」

想いもよらない間合いに温かくなることもあるようで、でも、
それもまた、意識しないうちから沸き立つ想いの反映かも知れず。

 「それともブッダからの念じかな?って、
  どっちかなぁって ついつい想っちゃうから。
  結局はブッダのことばかり考えることになっちゃうんだけどvv」

にゃは〜っと悪びれずに口にしてしまうイエスの屈託のなさへ、

 「私のはともかく…。////////」

イエスから贈られた格好の、
ブッダのリングが彼の意を伝えるという奇跡はあるかもだけど。
逆はどうだろと、今になって不思議を覚えたブッダの手が、
そろりとイエスの広げられた手へと重なる。
そんな所作を見下ろして、

 「だから、そうやって時々触ってくれてるでしょう?」
 「え?」

重なった白い手へ、
乱暴に扱えば逃げてしまう蝶々でも愛おしむよに
そおと自分のもう一方の手で挟むようにして捕まえて。
イエスは声まで低めると、ふふと微笑って、

 「寝る前にちょっとしたお話をしながらとか、
  間近になって向かい合ったときに、
  そやって触ってくれてるでしょう?」

 「あ…。//////////」

この冬からは、互いの布団や毛布をくっつけ合うのみならず、
イエスが“おいで”と開く格好にした懐ろへ、
多少は含羞みながらではあれ、
ぽそりとブッダが転がり込んでの、
寄り添うようになって眠るのが、常となってる二人なものだから。
眠りの帳へ誘われるまでの ささやかなひととき、
他愛ないことをこそこそと語り合いつつ、
互いの眼差しを見やったり、
それがちょっぴり面映ゆいからと、
すぐ間近となった相手の髪なぞ指先で触れることがあり。
イエスは頬や耳なぞにじかに触れるし、
そのまま口づけへとなだれ込むこともある一方、
ブッダはやや照れも出るからか、髪の先やら……

 “そうだったね。////////”

パジャマにしているスェットの上からでも、
何とはなし透かし見える輪郭のうえ、
指輪のあるところへと手を置くことが多かりしであり。

 「だからあのね?」

 私の指輪にも
 ブッダの情がくっついちゃったに違いないから、という

イエスの言いようは何とも微妙だったけれど。
他には誰もいないというのに、
ところどこが掠れるほど、低められた声が優しかったのと。
大好きな玻璃の瞳をちょっぴりたわめた優しいお顔で、
どう思う?と覗き込むように見つめられ。
そんなして伝えられたことが、
二人だけの大事な秘密扱いみたいで、
何とも言えずくすぐったくて。

 「…………うん。////////」

そうかも知れない、
ううん、そうなんだよきっと、と。
やっぱりこしょりと囁き返せば、

 「  …っ、でしょ?///////」

くぅうぅ〜って唸るみたいに興奮して、
でもでも、
あくまでも内緒ごとだとするトーンは崩さないで。
そりゃあ嬉しそうに破顔したヨシュア様だったことこそが、

 「〜〜〜〜。////////」

最高に嬉しいやら幸せなやらだった、
釈迦牟尼様だったそうでございます。





       お題 F“一人にしないで”






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  *教えを説く姿勢は凛と孤高で、
   それはしなやかな強靭さを保ちつつ。
   人としての安らぎ、
   心許せる人を持つのもまた強さだと思います。

   ……なんつって、
   ただただ、だだ甘い話を書きたいだけの
   もーりんなのですがvv(おいおい)
   付き合わされる皆様には、
   同じよな繰り言ばっかでご迷惑かもですが、
   関わりあったが身の不幸だと思ってvv(何だそりゃ)


ご感想はこちらへvv めーるふぉーむvv

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