キミとならいつだって お出かけ日和

 

     6



ようよう考えてみれば、
念を集中させて結っているという“螺髪”こそが人知を越えた奇跡なのであって、
それがほどけたという事象は むしろ転変でも神通力でもないのだが、
今の今、そんな屁理屈を言っても始まらぬ。
まだ目的地へ至ってもないのに、さっそくの思わぬ突発事に見舞われてしまい。
満員状態の電車の中、
これ以上はなく密着していた、愛しいイエスの存在感を思わず意識し過ぎ、
含羞みと動揺と羞恥心に追い上げられてしまった挙句、
平常心でいられなくなり、その螺髪が衆目の中でほどけてしまった。
二人きりでいる場ならともかくも、
ああまで多くの人がいたのに 何てことだと、
その身を消し去りたいと思うほど 意気消沈しかかったブッダだったが、

 『大丈夫だって。』

 『キミは気づいてなかったのかもしれないけど、
  髪がほどける瞬間に、キミ、
  それは眩しく光ってもいたんだよ?』

自覚なしでの“仏スマイル”が放たれちゃったようなもの、
その影響のせいで、間近にいた人ほど、何があったか覚えていない、
だから心配しなくて大丈夫だと。
イエスからそうと現状を教えられ、何とか気を取り直せたようであり。

 「さ、オランダ村は駅からすぐだって。」
 「…名前、勝手に縮めて大丈夫なの?」

ちなみに優待券が当たったのは“ノイエ・ネーデルランド”なのだが、
イエス様にあっては、何のことか通じればいいらしく。(う〜ん)
ほどけた段階では有耶無耶に出来たようだが、
さすがに人目がある中で螺髪に結い直すのも何だからと。
一旦駅舎のトイレへ寄り道し、
誰もいない間合いだったのをいいことに えいと元通りに戻してのさて。
清算所で優待クーポンを見せれば、
二人が買った切符分から、一割も返金してくださるという最初のご褒美があり。
それへ“じ〜ん”と浸る間もなく、
早く早くと、イエスがブッダの手を引いて。
うっかりぼんやりしておれば駆け出しかねない相方様、
ああほら、足元に気をつけないとと、
引かれた手首はそのままに、だが、
こちらはちょっと歩調を遅らせることで、
やんわりとブレーキをかける呼吸も慣れたもの。
駅を出ればもう、ランドの一部、エントランスだという演出なのか、
駅前広場とそこから連なる一本道が、
臙脂色のアスファルトで舗装された それはきれいな遊歩道になっており。
今はまだ若葉が間に合わない街路樹が連なる先には、
どこの迎賓館かというよな、
槍のような黒塗りの鉄柵が巡る広々とした敷地が望める。
密集した高層建築物がないからだろう、
その先の空も広々と見渡せて。

 「あっ。あそこじゃない?」

うららかな陽の下、はしゃいで駆け寄ってくる幼いお子様たちへ
色とりどりの風船をどうぞと次々手渡しているのは、
クマか狼か微妙な、愛嬌たっぷりの着ぐるみさんで。
そんな彼が立っている辺りが入場門らしいとあって、

 「行くよ、ブッダ。」
 「イエスったら、ゲートは逃げないよ。」

キャッキャとはしゃぐ子供たちと、
溌剌としていたノリが似ていたからだろか。
背の高い、どう見たって大人のイエスへまで、
はいどうぞと、実は狼らしきウォルフくんの手が伸びたのが、
見ていた大人たちから ほのぼのとした笑いを誘った…という余禄もありつつ。

 「わぁvv」
 「綺麗だvv」

例えば 長崎は佐世保の“ハウス○ンボス”ほどの規模ではないが、
郊外とはいえ都内にこうまで広大な敷地を構え、
本格的な風車を据えた丘や広場、様々な工房に店舗、
それらを巡る花壇つきの遊歩道などなどを、
牧歌的な雰囲気で統一してある構成はお見事と言えて。
パンフレットによれば、
様々なお花畑や、生け垣で作られた迷路のような庭園や
小じゃれたカフェを兼ねた温室がある他に、
ポニーやヤギのいるミニ牧場や、ガチョウが放されている池もあり。
はたまた、チーズ工場やチョコレート菓子の工房、
本場のハムを使った料理とビールを出し、直売してもいるハウスも点在と、
大人も子供も1日中楽しめるようなテーマパークであるらしく。

 「お花もいっぱい咲いてるねvv」
 「うん。」

いいお天気に恵まれた園内では、
ブッダが前以て確認した情報通り、
カラフルで可憐な花があちこちで鮮やかに咲きそろってもいて。
花壇ごとに色を揃えて勢揃いしているのは、
ビオラにパンジー、ヒヤシンスにムスカリ。
それに導かれてまずはと辿り着く広場の向背、
丘へ連なるのか、ゆるやかな斜面になっているところは、
一面の菜の花に埋もれていて、弾けるような黄色が目映いほど。
わあと表情を輝かせ、記念写真を撮る人も多く、
そういうスポットだと判っておいでか、
係の人だろう、シャッターを押しますよと、
気さくに引き受けるお姉さんも立っており。

 「ほらブッダ、私たちも写真を撮ってもらおうよvv」
 「え? う、うん。////////」

実を言うと まだ微妙に、
イエスほどには 場の空気に馴染み切れてはいなかった釈迦牟尼様。

  だってサ。やっぱり…そこはねぇ?

今回は騒ぎにならなんだとはいえ、
人前もいいところな場での突発事態には違いないことと。
堅く結われているはずの螺髪がほどけてしまったの、
やはりやはり気にしておいでなご様子で。
どんまいで済ませられぬは、生真面目さゆえのこと…なれど、

 “イエスからの耳元での声かけも刺激となって、
  髪がほどけるほど動揺しちゃったのだろし。////////”

 ああもう、
 人前だからこその内緒話が危ないなんて、
 そんな理不尽な話はないよぉ、と

真面目で頑迷だからこその“ネガティブ・スパイラル”とは
微妙に別口の甘くて苦い煩悶を抱え、
先行きに仄かな不安を覚えていたブッダでもあったのだが。

 そんなこんなも今は置いときなさいよ、と

頑なな如来様のやや難しいお顔さえ解きほぐしてしまった、
瑞々しい菜の花のビタミンイエローの威力は絶大で。
茎や葉の若い緑との拮抗の鮮やかさや、
スミレ色を滲ませた、淡いめの春空の青に凛と伸びる存在感の、
伸びやかな主張っぷりが何とも言えぬ。

 “わぁ…。///////////”

ついつい誘われるようにお花畑へ直進しかかり、
ブッダ、と、やさしく腕を掴まえられて。
え?と見返せば、大きな手の主、イエスが悪戯っぽく笑っておいで。

 「はい、微笑ってくださいなvv」

制服だろう若草色の上っ張りを着たお姉さんにデジカメを託したらしく、
ほら、あっちを向いてと促され。
ああいけないと我に返った照れも含ませつつ、
菜の花を背景ににっこり笑顔を撮ってもらうと。

 “……うん。/////”

いいお天気で、でも花粉の影響は
そういえば…と忘れてたくらいに感じられなくて。

  そして、傍らには大好きなイエスが微笑ってて。////////

こうまでの幸いを抱えていて、これ以上 何の不足がありますかと。
やっとのこと、すっぱりと吹っ切れたらしいブッダが
くふんとそれはやわらかく微笑ったの、
お…っと眸の端で拾ったイエスもまた、
こっそりくふふんと嬉しそうに微笑っての、さて。

 「さあ、最初はどこへ行こうか。」
 「えっとねぇ…vv」

パンフレットを手に、順路を辿り、
見どころをあちこち回り始めるお二人で。
可憐で鮮やかなピンクの花が愛らしい
庭梅や玄海ツツジといった中木が生け垣みたいに連なるかと思えば、
街路樹よろしく、ジンチョウゲの茂みを足元に、
ソメイヨシノと同じで葉は花の後につく白木蓮が、
花は必ず上を向いているところが
まるでたくさんの小鳥を留まらせているような梢も華やかに、
ちょっとした並木のように整然と続いたり。
小さな鉢花のプリムラを敷き詰めて、
様々な色を組み合わせ、織物みたいな模様を織り成した
それは大きな花時計がお目見えする広場では、
彼もまた このランドのマスコットか、
ミツバチ風のゆるキャラぽい着ぐるみさんが子供らに取り囲まれていて。
ああそういえば、彼らのストラップを貰えるんじゃなかったかと見回せば、
少し先に温室やお土産ショップがあるのが見える。
漆喰の白壁に丸太の組み上げを映えさせた、
どこか中世の田園風の外観が何ともメルヘンタッチなショップや施設は、
テラス側には幌を延ばしてカフェのようにテーブルも出ており、
歩き疲れたらどうぞという“休憩処”にもなっているのだろう。
足元は柔らかなアスファルトだが、それでも結構な距離を歩き回るためか、
ベンチコーナーや足湯といった休憩用のスポットも多く、

 「少し先に芝生の広がる原っぱもあるって。」
 「じゃあそこでお弁当だねvv」

小汗をかくほどのいい陽気の中だけに、
飲み物やソフトクリームまで良く売れているようで、

 “幟や看板で 北海道産 生乳100%をやたら強調しているのは
  ちょっと微妙だけどもね。”

いやそこは、言わない約束でしょう。
オランダから空輸するんじゃあ あまりに割が合いませんし。(苦笑)

 「帽子も持って来れば良かったねぇ。」

日射病の懸念はさすがにまだ要らないだろうと、
そこまでは考えなかったものの、
刻が経つほど初夏並みのお日和となりつつあるのは間違いなく。
辿り着いた芝生の広場は、
ランド中央の風車の丘へと連なるものか、
此処もなだらかな斜面になっていて。
早くも木陰の涼しそうな場所から、お弁当持参組で埋まり始めていたけれど。
とはいえ、二人だけの小さな空間ならば、さほど焦らずとも見つけられ。
やや奥まったところ、柔らかそうな葉が梢に揺れる木陰へシートを敷き、
お絞りで手を拭くと、
塩加減も絶妙なおむすびと卵焼きのお弁当を広げる。

 あ、厚揚げ煮だvv
 イエスの好きなアレだよ?
 え? あ・じゃあvv

ややおっかなびっくりという手つきながら、
お箸の先で真ん中から2つに割れば。
一体どうやって入れるものか、
そちらもようよう煮えているウズラの卵が つるんと現れる。

 「ちょんと割った黄身のところに煮汁が染みると、
  しっとり甘くなって美味しいんだよねvv」

割った厚揚げごと頬張ったイエスの口許がやはりほころぶのが、
ブッダには それこそ嬉しい御馳走で。

 「いい天気だねぇ。」
 「うん。このくらいが丁度いいよねぇ。」

真夏のかんかんな酷暑には本当に滅入ったが、
そうかといって冬のか弱い陽射しも考えもので。
それは広々とした草っ原を、無邪気に駆け回る子供らの歓声を遠くに聞きつつ、
小さなシートの上、
ちょっぴり体を傾ければすぐにもお隣の彼の肩へと二の腕が当たる。
思わぬことだっただけに、あ…と一瞬顔を見合わせたものの、
このくらいのくっつきっこは何てこともなくて。
ふふーと微笑い合って そのままでおれば、
頭上の名も知らない樹の若い梢が、
柔らかな葉を早くもつけている枝を風にさわさわ揺らめかせ。
その枝間からちらちかと、木洩れ陽が躍るのが何とも綺麗。

 「〜〜〜。///////」
 「? なぁに?」

くっつけていた肩が揺れ、
イエスが何かしら思い出し笑いをしたのが伝わってくる。
一人で笑ってないで話してよと声を掛ければ、
それが出来れば最初からそうしておりますということか、
ちょっぴり こちらの顔を見やってからという間合いを挟むので、
ああ、私のことでだなと、まずは目串を刺し。
だったら尚更話してもらわねばと、じいっと見つめ続ければ、
今のところ、これで通らぬおねだりはなくて。(ブッダ様ったら確信犯?)笑

 「うん。あのさ…。////////」

すっかり落ち着いたところで悪いかなと思ったんだけど、
知的な静謐さをされど繊細な形で押し出しての、
いかにも玲瓏透徹な風貌は麗しく。
何て清楚清廉なお顔をしてるかなぁと見ほれたのに並行して、

  でもネ、可愛い人でもあるんだもんね、と

イエスが ふっと思い出しちゃったのが、来るときの電車内でのひと騒ぎ。
我慢強いし、常に落ち着いていて泰然としているはずの人が、
なのに、耳元で囁かれただけで螺髪がほどけちゃった他愛のなさよ。
今のところ、自分しか知らないことだというのも
飛びっきりの優越感から、ドキドキと胸元が甘酸っぱくなるほど嬉しくて…。

 「う…。////////」

 「そんな可愛いところもあるブッダが、
  ますます大好きだなぁって。//////」

ふっと思い出しちゃったのと、
揶揄ではなくの、惚気以外の何物でもないこと、
しれっと口へと昇らせるヨシュア様なもんだから。

 「〜〜〜〜。//////」
 「ほらぁ、そんな顔するvv」

だから言わないでおいたのにぃ、と。
本意ではないとしつつ、とはいえ
言わされたこと、さほど困ってないよな甘い口調で告げるイエスであり。
さっきまでやや気にしていたことだけに、
ブッダとしては ちょみっとドッキリしたものの、

 言い立てたのが 元凶の張本人とあっては…ねぇ?(苦笑)

ネガティブになるのは無しよと蓋をしたこと、
それに、あらためて“修行が足らぬのでは?”と揶揄されたのでなし。
むしろ“共犯者のくせにぃ”という、甘い感情しか沸き立たぬか。
保温ポットからまだ十分温かい焙じ茶をカップへそそぎ、
当のイエスへ どうぞと差し出しつつも、

 「…そ、そういうキミだって、
  昨夜とか随分微笑ましいこと言ったくせに。////////」

 「あれ? そうだった?」

知りませ〜んと白々しくもそっぽを向いたメシアだったが、

 「……。///////」

暑いなぁと掻き上げた髪の陰から覗いた耳は、
隠しようもなく真っ赤になっているから、あのね?
ちゃんと思い当たってるに違いないのは明白だったので。
ブッダの見幕もやや緩み、
含羞みから逼迫しかかってたお顔も、
木洩れ陽の中で、しょうがないなぁとの苦笑に塗り変わったのだった。





     ◇◇



それはほんの昨夜の寝しなのこと。
何にか遠慮したらしく、
自分の側の寝床へブッダを招く、イエスからのお声掛けが聞かれなかったのへ。
でもでも“…あれ?”と思ってしまった自分もまた、
そういうのがもはや習慣として落ち着いていたワケであり。
結構 大胆な仕儀のはず、
だのに、いつの間にか馴染んでたんだなぁと感慨深くなった。
互いへの敬愛ありきのものとはいえ、
慎みという礼節が先に立ち、
お堅い慣習なり戒律なりから始まるのが仏門だけに。
それが当然ごとなイエスたちほど、
スキンシップがあったとは到底言えない身だったのもしょうがない。

 “…でも。///////”

好もしい人とじかに触れ合って感じる温もりの、
何とくすぐったく、何と甘いことか。
恋しいお人が すぐ傍にいることへの、これ以上はない“実感”だし、

 「……vv////////」

誰に見られているでなし、(……。)
照れ臭さ半分、でもうっとりと。
大好きなイエスの懐ろに収まって、その温みを堪能しておれば。
その、うっとりという感情から、ついつい口許をほころばせたからだろか、

 「あー、
  私が嬉しいなって やに下がったの、
  笑ったでしょう、ブッダ。////////」

 「え?…えええ"?」

いきなり頭上から降って来たのは、
不興、いやいや、ややもするとお怒りの声音。
聞こえて来たそれのみならず、
頬を伏せてた胸板も やけに激しく震えたものだから。
何だなんだとお顔を上げれば、
枕カバーやシーツの白の仄かな明るみの中に浮かぶイエスの顔が、
微妙ながら…お髭ごと口許を上向きの弧に曲げていて。

 「どうせ、子供みたいですよだ。」
 「ちょ…いやあの、何の話?」

そちらこそよくも判った、
その懐ろへとお顔を伏せてたブッダが、小さく頬笑んだのを指して、
笑ったなぁと怒っておいでなのは判ったが、

 それがどうして、
 イエスの思うところを見透かして笑った、という
 困った解釈になっているものか。

 「……だって。///////」

そんなつもりなんて ひとかけらもなかったし、
そも、何でまたそうと思うの?と。
出来るだけやんわりと訊いたところ、
やや口ごもったイエスが、ぼそぼそ紡いだのが、

 だってね?
 キミってふんわりしてて、くっついたら気持ちよくって。
 私ったら何て幸せ者なんだ?って、
 ちょうど今の今、思ったところだったの。

 そしたらば…

 「キミってば ふふーって微笑うんだもの。/////////」
 「……はい?」

後から思えば、隠していても無駄だと思ったから
そこまでの詳細を語ってくれたイエスでもあったらしくって。

 「そういやキミって神通力とか持ってるんだし、
  こんな風にくっついてたら、
  私の思ってることなんて筒抜けなんでしょう?///////」

 「いやいやいやいや、そんなの無理無理。」

むしろ、判るならいいなぁと思うときが
これまで何度となくあったくらいで…あのその、と。
ついつい本音まで飛び出したほどに狼狽えつつ、

 「そんな力、始終発揮していたら疲れ切ってしまうでしょう?」

ましてや、聖人であるキミの思うところなんて到底読めないって、と。

 “何でも話してくれなきゃ判らないって、
  動揺したこともあったくらいなのに。”

さすがにそちらまで蒸し返しこそしなかったが、
言うまでもないことでしょうよと説いて聞かせれば、

 「……あ、そか。/////////」

そこもまた素直であるがゆえ、
そして聡明ではあるがゆえの把握の早さか。
拗ねてという気色ながら、やや激高しかかっていたものが、
筋の通った納得を得て、すとんと萎えてくれたらしく。

 「ぶっだぁ…。」

自分を見上げる最愛の人の白皙のお顔、
どうなることかと困惑で塗り潰されていたのが、今になって堪えたのだろう。
勝手に怒り出しちゃってゴメンネと、
緩く握ったこぶしで口許を押さえ、謝りかかった彼だったものの、

 「  …っ、あ。//////」

懐ろにブッダを見下ろしたまま、
不意に“あっ☆”と表情や肢体を強ばらせてしまって。

 「???」

今度はどうしたの?と問いかければ、

 「いやあの、
  私ったら、物凄く恥ずかしい心のうちを
  勝手に告白しちゃったような。/////////」

 「え? ………あっ☆///////////」

二人揃って真っ赤になってたその傍らでは、
枕元に外されてあったイエスの茨の冠が、
紅色と純白と二種類のバラを
“ぽぽぽぽぽんっ☆”と景気よく咲かせ。
時折小雨が降りもする窓の外、
夜陰の天空をオーロラみたいな虹がひらひらとはためきもしたぞうで。


  まだ先なはずのバラも桜も
  一気に咲き乱れそうですな、この調子だと。(笑)





   お題 5 『本当にキミはボクが大好きだね』






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  *お惚気の春ですvv(おいおい)
   梢に鳥は歌い、巣穴を出た小さきものらは恋にはしゃぎ、
   お互いがどれだけ好きか、競うように奏で合います。
   メロメロなのはお互い様なブッダ様とイエス様。
   不思議ちゃんなイエス様に振り回されてるブッダ様ですが、
   そんな彼もまた、
   無自覚な“お願い”のお顔でイエス様を翻弄してますしねぇvv

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掲示板&拍手レス bbs ですvv


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