●平成14年9月15日(日), 夜行日帰り ★ 総所要時間 : 1時間55分 ★ ハイキング標高差 : 164m
今回の計画では、北アルプスの最南端に位置する乗鞍岳をめざし、初の3000m級に登頂の
はずであった。その為に、前日から小淵沢のママの実家に泊まり込んで待機していたわけだ が、残念ながらこの週末は全国的に天気が悪く、どこへ行っても曇か雨という状況であった。 早朝5時起きで、万に一つの望みをかけて乗鞍山麓の安房峠まで行ってみたが・・・、やはり 雨。特に山頂付近は濃霧との事であった。ここへは是非、好天の時に来たい。残念ではあった が次の回に再チャレンジするという事で、現地を引き揚げた。しかし、せっかく装備を整えて来 たのに、何もしないで帰るのもなんである。そこで、多少の曇天でも決行することになった所 が、この入笠山という訳である。 ![]() 入笠山は、緩やかな「家族向き」のコースで、登山口からの標高差も164mしかない。気軽に
登れる山であるが、もともとの麓の標高が高いため、山頂は1955mと意外に高く、1等三角点 が埋設されている。晴れていれば360度の展望が得られる、気持ちの良いところである。 諏訪南ICまで引き返して、富士見峠入り口から入笠山登山口までの山道を進む。途中から
大型車進入禁止となる細い峠道をぐんぐん登っていく。雨こそ降っていなかったが、所々に霧 が発生して、「これじゃあ、何にも見えないだろうなあ・・・」と、三人とも同意見。 登山口のある、御所平峠の無料Pに車を停め、出発した。 ![]() ![]() 笹の生い茂る道を少し行くと、左手に大きく開けた場所に出た (写真・上右)。「お花畑」の立
て札があった。すでに花は終わっていたが、壮観な眺めであった。どうやらここは、冬の間はミ ニスキー場になるらしい。さらにカラマツ林を先に進むと、今度は右手に牧草地が現れ、乳牛 が優雅に戯れていた。次第に傾斜がきつくなってきて、「さあ、いよいよ山登りだー。」と、思っ た頃にあっけなく頂上に着いてしまった。 ![]() ![]() さあ、いよいよ山登り・・・ 入笠山・山頂
山頂は広々としていた。場所的には、ちょうど八ヶ岳の真正面(?)にあたるので、天気が良け
ればとても眺めが良いのだろうが、この日は全体に雲が低く、山頂よりも中腹あたりの方が霧 が深かった。したがって、やっぱり景色は真っ白。(笑) こんな天気でもさすがに連休、たくさんの人達がここにも来ていた。昼食をとって休憩し、お決
まりの記念写真撮影。ちょっと小耳に挟んだのだが、ある人達の会話で、「ホントは、ここに来 るはずじゃなかったんだけどね。こんな天気でしょう・・・」てな事を言っていた人達がいた。なあ んだ、みんな考えることは同じか!?。(笑) ![]() ![]() 仏平峠に向かう
下山は、もうひとつの登山口である、反対側(南東方向)の仏平峠へと向かった。こちら側の
方が少しだけ坂がきついようだったが、30分程で峠に出た。ここで、車で登ってきた車道に合 流し、あとは車道の脇を歩いて御所平峠Pに戻った。 短い山歩きであったが、おニューの登山靴やウェアーの”慣らし”としては、ちょうど良かった
かもしれない。(笑) それに、山歩き中はかろうじて雨も降らなかったので、あまり汚れなかったし・・・!?
なんと! ここでも先程、入笠山ですれ違った山登りの団体がマイクロバスで来ていた。バスの
正面には、「山に登り隊」(!!) と、書かれていた。(^^;) やっぱり、みんな考えることは同じなのだ。
2002.9.21 (記) ![]()
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