ネパール 前編
旅行記 2006年冬

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ラテンアメリカばかり旅してた頃、
自分がネパールを旅行するなど
考えてもいなかった。

でも今、ネパールにやってきた。
カトマンズ
世界中からバックパッカーが集まってくる街。

活気・喧騒に満ちた街のど真ん中に
歴史的情緒ある寺院群広場がある。

神秘的な怪しさの香る印象どおりの地。

カトマンズの安宿街・タメル地区を歩く。

美味そうなカレーの匂いがする。
このタメル地区には安宿だけではなく
レストラン、服屋、CD屋、旅行代理店...
外国人向けの店がたくさん集まっている。

しかし外国人らしき人は思った程はいなかった。
一年前の爆弾事件の影響か、
寒い季節の所為か。

それでも日本語はあちこちで耳にすることができた。
日本語の看板も街にはいっぱい。



ところで....
ネパールにやってきた旅行者は
何故かポカラに行くことになっている。


- 俺はポカラなんかに行かない -

ポカラとはネパールを代表する観光都市。
たしかに旅行者がたくさん集まるということは、
その地にそれだけ魅力がある証拠。

でも旅行者で溢れている観光都市に
今は興味なんかない。

観光地慣れしていない田舎の方が落ち着ける。







ポカラ
US$55のリッチな片道航空券を手にして
私はポカラへ向う。

ホント、旅は何が起こるかわからないものだ。
私がポカラへ行こうとした理由....
よくわからない。

....深く考えずに
『ポカラの不思議な力に引き寄せられて』
ということにしておいて欲しい。




特に理由もなく決意を曲げてポカラに来てしまったが
それとは別にある決意があった。

- 俺はトレッキングなんかしない -

旅の最大の楽しみは人々との触れ合い。
もしトレッキングをやってしまったら、
人々と触れ合う時間が短くなってしまう。
それに
トレッキングはビルマで何度もやったから十分。





宿に着いてトレッキングの準備を始めた。

ホント、旅は何が起こるかわからないものだ。
私がトレッキングしようとした理由....
よくわからない。

....深く考えずに
『ヒマラヤの山々の不思議な力に引き寄せられて』
ということにしておいて欲しい。

でも本当は
『宿のおやじに言いくるめられて』
というのは内緒の話。







トレッキングに出かける。

ガイドさんと、同じ宿だった日本人のTさんと、3人で。

今回トレッキングの準備はしてなかったので、
登りはきつく感じた。

トレッキングをする予定でいたら
少しは体を鍛えてきていたのに。
丘の上に到着。

長閑な雰囲気で気持ちがいい。

そこには宿屋が並んでる。

しかし、我々はまだ歩く体力があったので、先にすすんだ。
丘のやや麓の村に到着。

きょうはそこで宿泊。

ヒマラヤを見ながらミルクティーを飲む。

ヒマラヤの山々が綺麗。

雲の形が面白い。
Tさんとガイドさんは、ここから見える山々の中で、アンナプルナサウス山が一番好きだという。

私の一番は、てっぺんが剣先のようなマチャプチャレ山。

夜 〜 星が綺麗だった。
天の川がよく見える。

ネパールでもオリオン座は見つけやすかった。



夕食で食べたモモは美味しかった。

モモとは、餃子のネパール版といったところ。

それから地元のお酒・ロクシも飲んだ。

あれれ、このロクシ....
きのうカトマンズで飲んだアエラと同じだ。

きのうアエラ(AELA)をレストランで
飲んだときは驚いた。

だって、バングラデシュのチッタゴン丘陵地帯の
アラ(ARA)と全く同じ味だったから。

アエラもアラも名前が似ているだけでなく
どちらも米からできているということもあり
きっと同じ種類のお酒なのだろう。

アエラは60度の強いお酒。
アラも火が着く程強いお酒。

ロクシもきっと名前が違うだけで
同じお酒なのだと思う。

でもここの宿のロクシ、
かなり水で薄めている感じがする。
朝、まだ暗いうちに起きる。

3人で散歩に出かける。

日の出を見る。

山々が綺麗。

朝日が綺麗。

町の景色も綺麗。
朝の散歩から戻って朝食。

朝食はチベタン・ブレッド。
焼きたては美味しい。
この旅で一番美味しかったかも。






トレッキングが続く。




途中、村を通り過ぎることもあったが、
特に立ち寄ることもなく、黙々と歩き続ける。

本当はちょっと寄ってみたかった。






山々は綺麗。

画像だとそれがわからないのが残念。


丘の上に到着。

日本人旅行者がいっぱい。

さすが年始の旅行シーズン。




トレッキングの最終日。

山くだりは足に負担がくる。

足が痛い。




そしてポカラへだんだん戻っていく。


ようやくポカラの宿に到着。


トレッキングが終わったらマッサージ。
トレックマッサージは高いから
伝統のアーユルベーダー。

そのアーユルベーダー、
スリランカのときとは違って
マッサージのおじさんに
パンツまで脱がされたのには驚いた。






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