ネパール 中編
旅行記 2006年冬

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バンディプール





天空の町・バンディプールへやってきた。

そこは都会から離れた小さな町。
いい感じの田舎町。

ネワール族の住む町。

旅行者らしい人は見やたらない。

この町、好きになれそう!






宿に荷物をおろして宿地下の食堂へ。

モモ(ネパール式ギョーザ)をたべる。
そのモモは、Buff Momo。
Buffって何?
もしかしてバッファロー?

そうだとしたら...

ヒンズー教社会では、
牛は食べちゃいけないんだけど
水牛は食べてもいいのかぁ。




町を歩く。

長閑な風景がいい。

山も綺麗。
やはり子供たちがやってくる。

写真を撮ってと頼まれる。


一人を撮ると、次から次へと
子供たちが寄ってくる。

何度も何度も撮らされる。


デジカメだから、
メモリーの残量を気にせず
言われるがまま何枚でも撮れる。

あとあと容量が足りなくなったら
どれか消去することもできるわけだし。

フィルム式だったら大変。
ああ、でも...
ネパールに来てから
チビッコ以外の女性の写真を撮る機会
或いは、お話とかする機会
が無いのが残念。

このままでは、ネパールでは
チビッコからしか相手にされず、
少女趣味に走っちゃう恐れがでてきちゃうから
手遅れになる前に....
だれか地元の若い女性の方で
お友達になって助けてくれ〜


そんなとき!
急な山道を下ってきたときのことであった。

麓の学校(高校)の校舎の窓から
数名の女の子がこちらを見ている。

とりあえず手を振ってみたら
向こうも手を振ってきた。

お互い笑った。

ちょっと嬉しかった。

チビッコではなく
やっと年頃の人たちと
ささやかなコミュニケーションができて。

ん?
おや待てよ。

相手は高校生ではないか。
日本で考えれば十分ロリロリ。

ああこんなことで喜んでちゃいけない。
危ないところだった。





居心地がいい。
散歩してて気持ちいい。




カグダ・デヴィ寺院では
そこで働てる気さくな人に話し掛けられた。

その人の話では
この寺院に日本人が住んでたそうだ。
今は帰国中らしい。

また、すぐ近くのミッション系の学校にも
別の日本人が働いているとも話してくれた。

- こんな小さな町に日本人が二人もいるのか -











宿に戻ったとき...。

間違えて隣の家に入ってしまった。

入り口のすぐ内側に居たおばさんに、
「タパイン、どーのこーの...」
と言われた。

ハッとして気fがついた。

- 宿の入り口は隣だ! -

両手を合わせて
(正しいジェスチャーかどうか知らないけど)
「ソーリー、ソーリー」
と言って外に出た。

おばさん、笑ってた。

- 良かった、怒ってないようだ。 -

やさしい人で良かった。







写真じゃ判り難いが
ヒマラヤも良く見えた。



宿の前のベンチに腰掛ける。

宿の人たちと話をする。

宿の近所の人や
宿主の知り合いの人々も
加わって話をする。

特にその中の20歳前後に思える女の子と
たくさん話ができて嬉しかった。

その女の子がペンを取り出した。

絵葉書にさらさらっと何やら書き始めた。

それを私に渡す。

Happy New Year
2006
Be Happy
Always

---

Make new friend
but keep the old
one is silver
and
other is gold

よく意味がわからないが
嬉しかった。

明日の朝にカトマンズへ向うことを言うと
がっかりしてくれた様子だった。

「何時に出発するの?」
「8:30〜9:30頃。」
「じゃ、朝その前にここで会いましょ?」
「OK! 朝、待ってるね。」


ネパールでも友達ができて嬉しかった。









翌朝

部屋の窓越しに彼女を見つけた。
同時にその子も私を見つけ、手を振る。

私は宿からすぐに出ていった。

彼女は学校の制服姿。

高校生だったらしい...。

彼女はこれから学校へ向わなくてはならない。
私もカトマンズへドゥムレへ行くバスに乗らなくれはならない。
お互い殆ど時間がない。

「じゃ、メールするわね。」(*)
「うん、ちょうだい、返信するから。」

私はドゥムレ経由でカトマンズへ向った。


(*)
結局、帰国してもメールは来ていなかった。
向こうから「メールする」って言ってたのに。
もう、ネパールの女の子信じない...





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