ネパール 後編
旅行記 2006年冬

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カトマンズ




カトマンズのタメルに戻る。

田舎とは賑わい方が違う。

ダルバール広場に近いインドラ・チョークというマーケット交差点付近では、さらに賑わっていた。

この前来たときより何故か人が密集している。


ダルバール広場も、この前より人ごみが激しい。

外国人の団体旅行者も多い。

あ、そうだっ、
団体旅行者が多いときはチャンス!

さぁ、クマリの館へ
クマリとは生き神のこと。
幼い女の子がどこからか、クマリの化身としてクマリの館に連れて来られ、そこに住まわされるらしい。

ちなみに、クマリの写真撮影は禁止されている。

見に行っても、普通は、窓から顔をなかなか出してはくれない。
しかし、どういうわけが団体客がいる場合は顔を出してくれるという。


館の中庭を団体客が次から次へ出入りしている。
西洋系団体、中国・韓国系団体、そして日本人の団体も。

私が館の中庭に入ってきたときに
スペイン系団体がいたので訊いてみた。

「すみません、クマリ、顔出しましたか?」
「見たよ、5分前に顔を出しぞ!」
「えーっ、5分前!」

残念。
あと5分早く来ていたら見れたのに...。

運が悪いのかもしれない。



しかし!

その5分後、なんとクマリが姿を現したのであった。

嬉しい。

絵葉書にあったような派手なメイクはしていなかったが、
衣装はそれらしかった。

クマリは『仕方なく顔を出したのだ』という表情で愛嬌は全くない。


顔を出した時間はほんの十数秒のことだった。


クマリを見れたのだから良いことあるかな。



...そしてそして...


その約5分後、
またクマリが姿を見せてくれた!

きょうはどうなっているのか。
見せ過ぎでは?


2回見れたのだから2倍良いことがあればいいのだが。








スワヤンブナート寺院
丘の上にある



ビルマやスリランカ、タイ・ラオスの仏塔とは別の味がある。

描かれている目が何かいい。
ネパールの仏塔の特徴だ。



ちなみに
仏塔を参拝(或いは見物)する人は
みな時計回りに仏塔をぐるっと回る。

そういう決まりらしい。





バクタプル


カトマンズの近郊の街。

この旅の最終地をバクタプルに決めた。
国際空港から近いので最終地として便利。

街の中に歴史的寺院群が点在している。

世の中にはこんなロマンチックな風景の街に住んでる人もいるのだなあ。






話は変わるが、


カトマンズではホットシャワー付きの宿に泊まったが
ここバクタプルでもホットシャワー付きの宿にした。

ネパールの観光都市では、
ソーラーシステムを使ったホットシャワーが
流行ってるようだ。

しかし夜遅い時間から朝までの間は
風邪引きそうなくらいぬるかった。







道を間違って偶然来てしまった広場。

たくさんの壺、壺、壺。
この街の特産品?
何なんだろう??





近郊にチャングナラヤンという寺院がある。

とりあえず行ってみることにした。

ガイドブックによると
徒歩で1時間くらいとのこと。





チャングナラヤンへ向けて歩き出す。


田舎道を歩く。

景色がいい。

分かれ道の度に、
念のため
地元の人に確認しながら進む。

チャングナラヤンは遥か遠くの丘の上に見える。

トレッキングで痛めた足では早く歩けない。

暗くなる前にバクタプルへ戻って来れるだろうか。


あんなに遠く思ってたチャングナラヤンが
徐々に近づいてくる。



あとはココから丘を登るだけ...
というところで10数人のグループが
お弁当を食べていた。

「おう、どこから来たんだ?...  
   ...おお、そうか日本か。
      せっかくだから寄ってかないか?」

と有難くも輪の中に誘われたが、
私は時間が気になって
中に入ることはできなかった。

本当はこんな触れ合いを楽しみに
旅をしているのだが、
残念な気持ちになった。







チャングナラヤンに到着。




ガイドブックによると世界遺産にも登録されているらしい。
観光客は一組の西洋人を見かけただけ。
夕方だった為か?
穴場的な「世界遺産」だった。


バクタプルへ戻る。
歩くと夜になってしまいそうなので
帰りはバスを使った。







バクタプルに到着。




昼間、観光客で賑わっていたトウマディー広場は
夕方、地元の人で賑わうマーケットになっていた。

寺院建造物風のカフェ(カフェ・ニャタポラ)の3階から
そのマーケット広場を眺めながら
マサラ・ティー(生姜ミルクティー)を飲む。

明日は出国の日かぁ。



おわり

el 13/02/2006





旅の途中で


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