スリランカの旅W
シーギリヤの色鮮やかな壁画
早朝、シーギリヤに向かう為バスに乗る。
バスはダンブッラで乗り換えなくてはならない。
ダンブッラには安宿が多い。
宿はシーギリヤではなくダンブッラにしようか。
ダンブッラからシーギリヤへはじゅうぶん日帰りで行ける。
シーギリアへ バスでダンブッラへ向かう。 途中で、窓の外から象が見えた。 西洋人ツーリストが象に乗っていた。 ちょっと感動。 ダンブッラへ到着。 宿はシーギリヤではなくダンブッラに決めた。 ゲストハウスに荷物を置き急いでシーギリヤへ出発。 シーギリヤ方面行きのバスは超満員。 暑いし、きついし、痛い。 私は平日は埼玉から都内へ通勤しているが、それよりもこちらの方が辛かった。 ようやくシーギリヤに到着。 目の前にはシーギリヤの大きな岩山がそびえ立っている。 バスを降りた。 車掌は40ルピーを請求してきた。 そしてその額を何の疑いもなく支払った。 後ろの方で西洋人2人組みが車掌ともめている。 「二人で80ルピーだ。」 「馬鹿な。 そんなに高い訳ない!」 私は先を急いだ。 気になってガイドブックを広げてみる。 ダンブッラ⇒シーギリヤの相場はたった15ルピー。 - やられた。 - 3倍近くも支払っていたのだ。 ちゃんとガイドブック見とくんだった。 スリランカ、やはり悪名高きインドに近いだけある。 貧乏人の味方・バスと言えども注意が必要なようだ。 シーギリヤ遺跡 シーギリヤ・ロックの入場口。 「ジャパンさん、ジャパンさん。」 と声がしたので振り返る。 「日本人の方ですよね?」 「(この人、怪しい。)そうですけど。」 「私は遺跡のガイドです。日本語でガイドします。」 「(敢えて英語で)ノーサンキュー。」 「シーギリヤはとても重要な遺跡です。」 「しっかり説明を聞かないと損ですよ。」 「(確かに言えてる。でも)ガイドは要りません。」 「私はお金はたくさん欲しくありません。」 「お金は少しだけでいいんです。」 「たった1000ルピーです。」 「(アホか。高すぎだ!)ノー。」 |
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一人でシーギリヤ・ロックに入場。 沐浴場址を通り過ぎて岩山の麓に到着。 |
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頂上を目指して出発。 またガイド屋に声を掛けられた。 「俺、この遺跡3度目だから、ガイド要らない。」 「ああ、そうか。」 スリランカ以外でも時々使う防御技『3度目だから』。 結構あっさり引き下がってくれる。 『ガイド不要』のアピールの他、『あなたの国が大好きだから3度も来ちゃった』という意味も含み、相手を喜ばせる。 途中で謎の壁画が現れる。 |
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さらに頂上へ向かって登り始める。 またガイド屋に出くわす。 「ここ3度目だから...」 またもあっさりガイド屋をかわすことができた。 またまた登り続けた。 |
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巨大なライオンの前足が現れる。 - かっこいい! - 昔はライオンの顔もあったらしい。 両足の間の階段を登る。 まもなく頂上。 そのとき階段を下りてくる日本人らしき人にすれ違った。 お互い軽く会釈をした。 シーギリヤ・ロックを訪れている外国人では珍しく、私と同様、ガイド無しだった。 彼は日本人ではなく韓国人だった。 ちょっと立ち話をして、旅の情報交換をする。 そしてまた登り続けていった。 やっと頂上だ! |
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確かガイドブックに『天空の城...』って書かれていたけど、全くそんな感じだ。 |
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さて、岩山を下り始めた。 バス停に向かって行った。 車の駐車場を通り過ぎかかったとき、トゥクトゥク運転手から声がかかった。 ダンブッラまで格安で乗せてくれるという。 しかし私はバスで帰る気満々。 トゥクトゥク運転手が提示してきた額は300ルピー。 ガイドブックに乗っている料金(標準額?)は500ルピー。 心が揺れた。 私の日ごろの通勤ラッシュより厳しいあのバスには本当は乗りたくない。 不覚にもその金額にOKしてしまった。 トゥクトゥクは帰路を走る 途中大きな象を連れて歩いている人にすれ違った。 |
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まるで犬を散歩させるように、象を散歩させていたのである。 写真を撮らせてもらい、再びトゥクトゥクを走らせる。 「なあ、スリランカの伝統芸術品、見ていかないか?」 「土産物は買わない。」 「見るだけだよ。」 「先を急いでくれ。」 トゥクトゥク運転手は素直にそれに従う。 「なあ、まだ昼飯食ってないだろ?」 「うん、まだ。」 「うちのレストラン、見ていきなよ。」 「ノー。」 「見るだけだよ。見るだけ。」 半強制的に連れて行かれる。 「料理はとっても美味いんだ。」 「見て、このキッチン、清潔だろ。」 「ダンブッラの街中と違って、街のはずれにあるから、チープなんだ。」 「で、いくら?」 「1食250ルピー。」 「ごめん、やめとく。」 ダンブッラの街中に到着。 街中の食堂で昼食を済ませてゲストハウスに戻った。 |
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