中田宏横浜市長の“ふざけた”回答 (2005.5.16)

 

 

中田宏横浜市長が,去る45日の横浜市大入学式において新入生を前に,『市長として、市大の中味に口を出したことは一度たりともありません』と“大ウソ”の祝辞を述べ[1],これに対して,旧理学部の複数の教員が「抗議文05-4-26[2]および「公開質問状05-5-9[3]を提出したが,下記は,「抗議文05-4-26」に対する“ふざけた”としか言いようのない,(中田氏からの,部下の手を借りた)“不誠実”「回答05-5-11」である.これに対する「反論05-5-15」は[4]を参照されたい.

 

[1]中田市長 市大入学式で、またも、“大ウソ” 《市長として、大学の中身に口を出したことは一度もない》(2005.4.5

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-04/050405oouso.htm 

[2]横浜市立大学2教授、中田宏横浜市長の“ウソ発言”に「抗議文」を提出(2005.4.27

 http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-04/050427katayama-ichiraku.htm 

[3]吉岡直人(横浜市立大学):中田市長の“大ウソ”発言「市大の中味に口を出したことは一度たりともありません」に対する「公開質問状」(2005.5.9

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-05/050509yoshioka.htm 

[4]虚偽は虚偽を生む――抗議文への横浜市の回答への反論――『カメリア通信』第35号(2005.5.16

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-05/050516camellia.htm

 

 

【横浜市回答】

 

 

横浜市立大学研究院

一楽重雄様

市田良輔様

 

 

45日に行われた市立大学入学式における市長祝辞については、次のように考えております。

市長の市大大学改革に係わる指示といたしましては、あくまで改革の方向性や進め方に関する基本的な考え方を示したものであり、大学改革の詳細な内容について指示をした経緯はありません。

ご指摘の市立大学国際総合科学部におけるコース設定につきましては、横浜市大学改革推進本部事務局(事務局長:大学改革推進部長)に大学の教員を中心に構成した「コース案等検討プロジェクト部会」を設置して検討し、「国際総合科学部(仮称)コース・カリキュラム案等報告書」(以後、報告書とします。)としてまとめ、横浜市大学改革推進本部(本部長:副市長)において承認・決定しました。その後、報告書に基づき文部科学省への申請手続きを進め、平成16921日、市長名で正式に届出を行ったものです。

市長は意思決定過程の考え方の方針を決めたものであり、市長自らがコース設定などについて直接の指示をしたことはありません。

また、ご指摘のありました日本数学会理事長あての文書における表現につきましては、先に述べましたようにあくまでも大学を中心に組織的に検討した結果を踏まえて、最終的な決定権者としての判断をこのように表したものでございます。

以上、今後とも横浜市立大学の円滑な運営にご理解とご協力をいただくようお願いいたします。

 

平成17511

 

横浜市都市経営局大学調整課長 中山雅裕

(大学調整課 電話:045-671-4271、ファックス:045-664-9055

(市民からの提案 横浜市金沢区 第17-300236-1号)