Carolla Audio System Ver. 4.4

「お金を掛けずに良い音を...」と心に決め,自作の道を進んで早5年。
気が付けばヘッドユニットは換わるわ,アンプは載せるわ,スピーカは換えるわ...

なんだかんだで結構かかった。(・_・、)

Head:Nakamichi TD-700C,TD-700C LTD.
Power Amp:Sony XES-M1/XS-450G.
Front SP:Pioneer TS-V017A.
CDC:Sony Mobile ES.

フロント2wayのシンプルなシステムです。


System 4.4について
 新しい構想ができあがりつつあるので実行に移す日を心待ちにしている状態です。ただ,車検が11月に迫っているので,妄想を...もとい「構想を」続けることに決定。それまで何もしないのも芸がないので,日頃より気になっている疑問などを解決すべく試聴を続けております。
 これまでは新しく手に入れた機器Juba 7620J等の試聴を繰り返してきましたが,今システム(4.4)では

TD-700CTD-700C LTDって音は変わる?

について試聴してます。なお,以下の内容はあくまでも私感であることをお忘れなきよう。今システムでは残りの1ヶ月半に感想をちょくちょくアップさせていきたいと思います。

<Head Units>

 限定バージョンと通常版との音質に差が在るのか無いのか。これをハッキリさせるために2機を並列駆動させています。また,今回のもう一つの目玉が

Sony Mobile ES

です。以前システムに組み入れたコトもありましたが,電力が不足がちで外した経緯があります。今回はヘッドユニットを使用せずRM-X2を用いてTD-700C LTDの外部入力へ接続しました。700系の外部入力は性能的に一歩後退してしまいますが,主目的では無いので問題ないでしょう。

 CDCの操作性を鑑みコマンダーを最上段へ,続いてTD-700C LTD,TD-700Cとなっています。コマンダーの操作性は文句無く,またコンソールにマッチした色合いはまさに純・正・品です。しかし,出てくる音は純正品とは桁が違うと思いたいです...(ちと自信ない)。

 唯一の不満は夜間のイルミネーション。オールオレンジがまるで外車風なのは良いのですが,RM-X2のコマンダーが眩し過ぎるんですよ。もう少し...せめて700系程度が一番良い気がします。

<CD Changer>

 今回は700の音質テストなのですが,1DIN分空いてしまいます。2ndカセットデッキでも良かったのですが,テストの回数が減ってしまうので止めました。カセットが実験的ならば,CDもそうしてしまえと選んだのが→です。

 設置場所が決まらず苦労しました。通常はシートの下に設置するのですが,そのバカでかい筐体のため設置できませんでした。→は運転席なので危ない気がしますが安全運転ならばたぶん大丈夫かな?

<Power Amplifier>

 今回もフロント2wayのシンプルなシステム。正直なところアンプまで手が回りませんでした。そのため,前回と変わらず

Sony XES-M1

のままですハイ。「Sony XM-450G」の出番はあるんだろうか...。

- 感想 -
≪第一週≫'02.09.21〜'02.09.27
 前回に引き続き急ブレーキ御法度な組み方になってしまいました。これまでの極太な音色も良いですが,今回の繊細な音色も良いですねぇ...。

 今度のシステムでも,掛ける音楽が何でも良いわけではなく,ジャンルを選ぶ必要があります。高音と低音が強いタイプはダメでした。TD-700Cの外部入力の評判は悪いのですが,試した結果では聴くに堪えるレベルでした。特にSony ESの甘く滑らかな音色が色濃く現れていてゾッコンです。

≪第二週≫'02.09.28〜'02.10.04
 機材の慣れが進んできたのか(徐々にですが)音色に変化が現れ始めました。大げさに変化した訳ではないけれど,全体的に音がスムーズに出てくる様になって,耳障りな部分が消えた印象を受けます(<単に耳が慣れただけなのかも)。暴れまくっていたTD-700C LTDの低音域の量感も“大人しくコントロールされた低音”へと変化しました。そろそろ,互いの特徴が出始めてきた様な気がします。

 Sony Mobile ES(CDX-A2001)については,ディスクチェンジが遅いコトを除き,全く不満は在りません。やはりCDをマガジンごと入れ替えられるというのは便利ですね。

≪第三週≫'02.10.05〜'02.10.11
 先週と比べてさほどの変化は見られません。両機の印象は大体のところ掴めてきた様です...が......甲乙付けられず,う〜ん...な気分です。どちらかというと,TD-700C LTDに軍配が上がるかな?オリジナルと比べると滑らかな音色が良いですね。

 前回CDX-A2001のディスクチェンジに不満を述べてしまいましたが,その理由が分かりました。これはチェンジャーの設計上どうしようもない様です。'92年頃に採用されたローディング機構は,ピックアップが移動する方式です。それに対し,CDX-A2001に採用されているローディング機構は,CDが動くため+8秒遅いそうな...納得です。
 但し,ピックアップ固定式は音質面で有利に働くので,私としてはオッケーです(^_^)v

≪第四週≫'02.10.12〜'02.10.18
 数日前よりメタルテープを使用しております。今までのクロムに比べノイズの少ない音色は,さすがに良いです。今まで以上に両者の差が顕著になり,このままではアニバ(TD-700C LTD)の圧勝になるような予感が...。オリジナルも良いのですが,同じテープをオリジナル→アニバ→オリジナルとデッキを代えつつ聞き続けると,よ〜く判ります。野球で例えると...

甲子園初出場校の球児と,経験を積んで落ち着いた常連校の球児

といった処でしょうか...。そうするとTD-1200II大リーガーってなるのかな?(<なんのこっちゃ)

≪第五週≫'02.10.19〜'02.10.25
 先週半ばより調子の悪くなったXES-M1に代わり,久しぶりにXM-450Gをブリッジして使用中です。定格出力190W×2は伊達ではありませんね,駆動力が向上したため音が明瞭に出てきます。元気が出て気持ちよい反面,微妙な表現が難しい状態です。クラシック等は止めヴォーカルの元気なジャズ音楽をメインに聴いていますが,先週よりグイグイと前に出てきて気持ち良いです(笑)。
 そうそう,このアンプにするとアニバとオリジナルの音色がこれまでと違った風に聴こえてしまいます。これまでの感想は,私個人の私感に加えて機器の設定にも大きく依存するといコトでしょう。ますます,他の人の参考にならない結果が出てきました(爆)。

≪最終週≫'02.10.26〜'02.10.28
 機器の変更が無いので,基本的に先週と同じ。ただ,先週から導入したXM-450Gについて,気付いた点があります。このアンプをブリッジして使用した場合,定格出力190W×2(4Ω)を出せるのですが,出てくる音はXES-M1に敵いません。正に「出力≠音質」です。まぁ...値段の安い方が高音質だったら,そりゃ高い方は売れないよなぁ...当然と言えば当然の結果ですね。それとも,使用するユニットや設置の方法に問題があるのだろうか...。考えるとキリが無いですね。
 いよいよ,今週カロちゃんは車検です。オーディオシステムを入れ替える絶好の機会!としたいですねぇ...。果たして,計画通りに進むんでしょうか?謎です。

≪結論≫
 これまであっと言う間の1ヶ月半でした。途中でアンプが故障するというアクシデントが有りましたが,何とか当初の目的を達することができたと思います。で,結論はと言いますと...

音は違うぞ

 と,確かに言えます。中には『回路から部品も同じなので,音が変わる訳無いよ』という人も居ますが,私が聴いた限りではアニバとオリジナルとでは,シツコイですが確かに違います。で...肝心のどちらが良い音かというのは判りません(爆)。

 たまたまアンプを換えて視聴する機会に恵まれたわけですが,全く違った印象を受けました。アンプを換えただけでもこれほど違うのなら,取付方やスピーカーを換えても音は変わるでしょう。個人的にはアニバの質が良く量感に溢れた低音が良かったですね。

- これまで使用した機器 -
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