Nakamichi TD-700C |
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TD-1200が極限まで限界を追求したモデルなら,TD-700はロードスポーツ。'83に発売されたTD-1200の再生品質を保ちながらも,価格を下げクローズドループデュアルキャプスタンを初めて搭載するなど,カーオーディオユニットの頂点の一翼を担っている。 また,TD-700には「録音デッキの違いによる誤差を無くし,最高の状態で再生を可能」にする が付いています。Nakamichiの高級カセットデッキの標準装備です。 |
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このデッキがデザインされたのは,およそ15年前('85頃)で,上に写っているCD-700('99製)とずいぶんデザインが違います。直線を基調とした精悍な顔つきは,ホーム用の超高級カセットデッキ「DRAGON」を彷彿とさせます。何かこう「俺がナカミチだー!」って主張しているようです。 いわゆる「往年のナカミチサウンド」と呼ばれるヤツを奏でられるデッキです。何かこう...聴いていて心地よい気持ち(琴線をくすぐられる感じ)にさせられました。これが俗に言う「アナログ調」って云うヤツなのでしょうか? |
耳に入る「古き良きNakamichiの噂」。昔のサウンドを懐かしむ方々は「CD-700」の音に不満らしい。一体全体どの様な音色だったんだろぅ...?日々,疑問は募るばかりでした。そんなある日「オーディオ売りませぅ掲示板」に
を発見&購入しました。 手に入れたものの,どう扱って良いのか判らないので,Nakamichiに憑かれた「プーさん」に助言を求めました。結局「消耗品」「ヘッド」「ボリューム」を交換へ。「ヘッド&ボリューム」は交換する必要は無かったかも知れませんが,今後ずぅ〜っと付き合うので,新品同様にしておきたかったので。 某量販店に持っていき,店員を掴まえ「修理に出してくれ!」と一言。店員はしげしげとデッキを眺め「何かこう,いかにもナカミチってデッキですね!」と感想。「!このデッキの良さを解っている!これなら安心。」その後,症状について説明していたら 「随分古い機種ですねぇ私見た事ありません(キッパリ)」 う〜ん...かつての名機なんだけどなぁ〜...なんか悲しかったです。 結局持ち込んでから見積もりを出してもらい,修理して手元に届くまで約一ヶ月。修理代しめて\24,100ナリ。合計31,000強で完動品の「TD-700」を手に入れる事ができました。大満足です。 |
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