ママは私だけの校医さん



   《15 特別仕立てのおむつカバー》


 しばらくして戻ってきた美沙は、両方の手にバスケットを一つずつ提げていた。どちらも、紙おむつやオーバーパンツを入れてリビングルームに置いてある脱衣籠と同じ藤製だが、脱衣籠の方は実用本位であまり飾り気がないのに対して、こちらの方は二つとも取手が柔らかな布地で覆ってあったり、バスケットの周囲が飾りレースで縁取ってあったりと、それが育児用の藤籠だということが一目で見て取れる。
「これでいいの、ママ?」
 美沙は、二階の部屋から持ってきたバスケットを一つずつ美幸の目の前に置いて尋ね、先に床におろした方のバスケットに向かって手を伸ばした。
 そちらのバスケットに何が入っているかは、美幸の太腿に頭を載せてこちらの様子をおずおずと窺っている真衣にも丸見えだ。
「……!」
「いいわよ、これで」
 バスケットに収められている物を目にした途端はっと息を飲む真衣とは対照的に、美幸は澄ました顔で頷いた。
「よかった、間違ってなくて。でも、ま、間違いようなんてないかな。だって、真衣ちゃんの新しいお部屋に置いてあったんだし、それに、こんなに大きなおむつカバーを使うの、真衣ちゃんの他にはいないもん」
 美沙がわざわざ美幸に尋ねたのは、自分が持ってきたバスケットで間違いがないかどうか確認するためというよりも、バスケットに何が入っているかを、目だけではなく、はっきりと言葉で真衣に告げるためなのに違いない。それは、きちんとたたんでバスケットに収納してあるおむつカバーの内の一枚をこれみよがしに真衣の目の前で広げてみせる行為からも明かだ。
「それにしても、こんなに大きなおむつカバーなんて初めて見たわ。どこで買ったの、ママ?」
 美沙は聞こえよがしに『こんなに大きなおむつカバー』という部分を強調して言いながら、両手で広げ持ったおむつカバーを興味津々といった顔つきで眺めまわした。
「買ったんじゃなくて、医院と取引のある業者さんにお願いして特別につくってもらったのよ。ただ、トレーニングパンツは前もってお願いしていたから問題なかったんだけど、おむつカバーは、美沙と相談して布おむつを使ってみようかってことになってからお願いしたもんだから、業者さんにも悪いことしちゃった。でも、介護用の衣料を専門に手がけているパタンナーの人とか少量注文を一手にこなしているお針子さんとかの協力で昨日のうちにつくってもらえて、今朝、配達してもらったのよ。それに、私が手芸品店で買っておいた生地を表地に使ってもらうこともできたし。ほんと、日ごろからのおつきあいが大切だってこと、改めて知ったわ。それに、ほら――」
 美幸は美沙に説明しながら、左手で哺乳壜を支え持ったまま右手でバスケットからおむつカバーをもう一枚取り出した。
「美沙が持っているのとママが持っているの、形が違うのよ。業者さんにはおむつカバーを二種類お願いしたんだけど、それも嫌な顔一つせずに引き受けてくれたの。二種類のおむつカバー、どこが違うか美沙にわかるかな?」
 言われた美沙は、それまで持っていたおむつカバーをバスケットに戻し、その代わりに、美幸から手渡されたおむつカバーを両手で広げた。
「あ、本当だ、形が違う。最初のはなんとなく全体的にずんぐりした感じだったけど、これはすっきりしてる。なんだか、幅も違うし、股がみもこっちの方が浅いのかな。なんていえばいいんだろう、最初のが昔ふうのズロースだとしたら、こっちはビキニっぽいって感じ?」
「はい、よくできました。昔は、股当てのおむつと横当てのおむつとをアルファベットの『T』の字の形になるように組み合わせて使っていたの。でも、横当てを使う方法だと赤ちゃんが股関節脱臼になりやすいってことがわかってきて、結局、股当てのおむつだけを使う方法が主流になったのよ。美沙が最初に広げたのが、昔ながらのおむつの当て方に合わせたおむつカバーで、後で私が渡したのが、新しいあて方、つまり、股おむつ用のおむつカバーってわけ。ベビー用品のお店に行くとわかると思うけど、今じゃ、股おむつ用のカバーしか置いてない筈よ」
 美幸は、美沙がバスケットに戻したおむつカバーを持ち上げ、美沙が持っている股おむつ用のカバーに重ねてみせた。
「じゃ、どうして、業者さんの手を煩わせてまで、そんな昔ふうのおむつカバーまでつくってもらったの? 股おむつ用のカバーだけでいいと思うんだけど」
「うん、確かに、横当てを使う方法は股関節脱臼になりやすいっていう欠点はあるんだけど、それは、赤ちゃんに使う時だけの問題なのよ。体がちゃんと成育した大人に使うぶんには何の問題もないの。それどころか、横当てを使う方法だと、前当てから沁み出したおしっこもきちんと受け止めてくれるから、漏れ出しにくいっていうメリットがあるの。だから、怪我や病気で体を動かせない寝たきりの患者さんとかお年寄りとか、大人でもおむつのお世話にならなきゃいけない人には今もこの方法でおむつをあててあげることが多いのよ。だから、こういう昔ながらのおむつカバーも用意しておいたの。いくら赤ちゃん返りしちゃったとはいっても、真衣ちゃん、体だけは高校生だから、もう股関節脱臼になる心配はないものね。それに、本当の赤ちゃんに比べればおしっこの量も多いし」
「でも、だったら、逆に、昔ふうのカバーばかりでもよかったんじゃないの?」
「まぁ、実用性だけでいったら、それでもよかったんだけどね。でも、よそのお家の赤ちゃんが今ふうの股おむつなのに、うちの真衣ちゃんだけ古い型のおむつカバーだなんて、ちょっと寂しいと思わない? だいいち、真衣ちゃん本人が可哀想よ。うんとおめかしさせて公園デビューって時に、一人だけちょっと野暮ったいおむつカバーだと仲間に入れてもらえないかもしれないじゃない。だから、お家にいる時は横漏れ防止の実用性重視で横当てを使うやり方にして、お出かけの時は見た目すっきりの股おむつにするとか、場所と場面に応じて使いわけられるようにしておいた方がいいかなと思って、業者さんが型紙を二種類用意しなくちゃいけないのは申し訳ないんだけど両方お願いしたのよ。――私が買った生地を使ってくれるようお願いしたのも同じ理由からなのよ。介護衣料の業者さんにまかせきりだと、どうしても、病院で使っているおむつカバーみたいな薄いブルーとかベージュとか、そんな地味な色合いの生地になっちゃうの。でも、せっかくだから、真衣ちゃんが喜んでくれるような可愛いおむつカバーに仕上げてほしいじゃない? だから、ひょっとしたら必要になるかもしれないと思って手芸用品のお店で買っておいた生地を使ってもらうことにしたの」
「へーえ、そういうことか。いろいろ考えてるんだね、ママ」
「そうよ、初めての赤ちゃんの時は、そんなふうにいろいろ頑張っちゃうものなのよ。美沙もいずれ赤ちゃんができたらわかると思うけど」
 にこやかな笑顔でそんなふうに語り合う二人のやり取りを聞いていると、あたかも、赤ん坊ができたばかりの家庭で育児用品談義に花を咲かせる母親と娘としか思えない。だが、二人の目の前に横たわっているのは生まれたばかりの赤ん坊ではなく、女子高生の真衣なのだ。
「さ、説明はこのくらにして真衣ちゃんのおむつを取り替えてあげましょう。本当の赤ちゃんよりもずっとおしっこの量が多いからおむつも厚めにあててあげなきゃいけないけど、あまり厚くしすぎるとおむつカバーの股ぐりが広がって横漏れしちゃうから、股当ては八枚くらいにしてみようか。あと、横当ては、赤ちゃん用の布おむつをそのまま使っちゃ短いから、二枚のおむつの端どうしをちょっとずらして重ねて使えばいいわ」
 顔をあらぬ方にそむけて両目をぎゅっと閉じている真衣の横顔をちらと見おろして、美幸は股おむつ用のカバーをバスケットに戻すと、昔ながらの少しずんぐりした感じのおむつカバーのホックを手早く外し、前当てを開いて美沙の目の前に置いた。
「うん、わかった。ええと、おむつカバーの横羽根を広げて、その上に横当て用のおむつを二枚。それから、それと直角になるように股当てを八枚、と――これでいいのかな」
 美沙は指示通りおむつカバーの上に布おむつを重ねて美幸に確認を求めた。妹が赤ん坊の時におむつを取り替えてやった経験があるとはいえ、その手際の良さは、あらかじめ美幸から充分な説明を受けていたのが明かだ。
「それでいいわ。じゃ、次は紙おむつを外してあげて」
 美幸は、端に真衣の名前が刺繍してある布おむつが何枚もおむつカバーの上に重ねて敷いてある様子を見て満足げに頷き、美沙に次の行動を指示した。
「うん、ママ。じゃ、真衣ちゃん、おしっこで汚れた紙おむつを外してあげるからおとなしくしていてね」
 美沙の指が紙おむつのサイドステッチにかかった。
 抵抗しようにも、精も根も尽き果てて手足を僅かに動かす力も残っていない真衣には、美幸と美沙のなすがままにされるしかない。それをいいことに、美沙はいとも簡単にステッチを破り、もうすっかり手慣れた様子で紙おむつを真衣の下腹部から矧ぎ取った。
 その瞬間、真衣が両脚を擦り合わせる。
 しかし、そんなことで無毛の下腹部を隠せるわけがない。
「あ、真衣ちゃん、本当の赤ちゃんみたい。つるつるですべすべにしてもらったんだね」
 美沙は、飾り毛を一本残らず剃り落とされた真衣の下腹部を目にするなり嬌声をあげた。だが、すぐに顔を曇らせ、痛ましげな口調で言葉を続ける。
「でも、せっかくすべすべにしてもらった綺麗なお肌が赤くなっちゃってる。だけど、ママとお姉ちゃんがこまめにおむつを取り替えてあげるから、もう大丈夫よ。ちゃんとお手入れして少しでも早くおむつかぶれを治そうね」
 むろん、そんな美沙の言葉に真衣からの返答はない。だが、美沙はそんなことにはまるでお構いなしにお尻拭きを一枚さっと容器から抜き取って真衣の股間に押し当てた。
「あ……」
 おむつかぶれのせいでむず痒さを抑えられないでいるところへアルコール系の薬剤を染みこませたお尻拭きを押し当てられ、そのひんやりした肌触りに、真衣の口をあえかな喘ぎ声が衝いて出た。
「気持ちいいのね、真衣ちゃん。おしっこで濡れたおむつのまま逃げまわったりするから、ずっとお尻が気持ちわるかったんでしょう? でも、すぐに綺麗綺麗してあげるからね。綺麗綺麗して、ふかふかのおむつをあててあげるからね。何度も何度もお洗濯を繰り返してうんと柔らかくなたった、妹のお下がりのおむつをあててあげるからね」
 入念にというより、執拗に真衣の下腹部を拭き清めながら、美沙は頬を紅潮させてねっとりした口調で言った。
 そんな美沙の様子に、美幸は、協力者として美沙に目を付けた自分の判断が間違っていなかったという満足感をますます強くし、胸の中でほくそ笑む。




 お尻拭きのあとは、いよいよ、おむつだ。
 美沙は真衣の左右の足首を右手で一つにまとめてつかみ、そのまま高々と差し上げた。そうすると、真衣のお尻がおねしょシーツから僅かに浮き上がる。
 美沙は、真衣のお尻とおねしょシーツとの間に、おむつカバーと布おむつを敷き込んだ。
「ぁん……」
 お尻から伝わってくる布おむつの肌触りは想像していたよりもずっと柔らかだった。普通の下着では絶対に味わえない、肌を撫でさすられるようで、ありったけの羞恥をくすぐられてならない、そんな柔らかさだった。喘ぎ声とも呻き声ともつかない、どこか艶めかしい声が真衣の口から漏れ出るのも仕方ない。
 美沙は、真衣のお尻の下に敷き込んだおむつの位置を細かく調節してから、いったん高々と差し上げた足首をそっと床の上に戻し、美幸が差し出した丸い容器を受け取った。言うまでもなく、おむつかぶれの薬が入った容器だ。
 だが、容器はそれだけではなかった。美幸は、もう一つ色違いの容器を
「これもおむつかぶれの薬なんだけど、特に、おしっこで汚れやすい箇所に塗るお薬なの。最初にこっちをおしっこが出てくる所を中心に念入りに塗り込んでから、最初に渡したお薬をお尻も含めて満遍なく塗ってあげるといいわ」
という言葉と共に美沙に手渡したのだ。
「あ、そうなんだ。妹、生まれたのが夏だったからすぐおむつかぶれになっちゃって、お母さんがお薬を塗ってあげているところをよく見てたけど、チューブ入りのが一種類だけだったよ。ま、あれは薬屋さんでお母さんが買ってきたものだから仕方ないけど、お医者様がちゃんと用意すると、塗る箇所ごとにお薬も二種類になるんだ。やっぱり、専門家はすごいな」
 色違いの容器を二つ受け取った美沙は、後から渡された方の蓋をきゅっと捻りながら、自分の妹がおむつかぶれになった時のことを思い出し、感心しきりに言った。
 しかし、今まさに美沙が真衣の秘部に塗るために指先で掬い取ったのは、実はおむつかぶれの治療薬などではなく、美幸が皮膚科の医師に言葉巧みに処方させた脱毛クリームだった。美幸は真衣の下腹部の飾り毛を一本残らず剃り落として童女さながらに変貌させただけでは飽き足りず、もう二度と茂みが生えてこないよう徹底的な処置を施すつもりなのだ。それも、自らの手を煩わすことなく、真衣の幼なじみであり一番の親友である美沙の手によって。もちろん、美沙自身は美幸がそんな企みを仕組んでいることなどまるで気づいていない。クラスメートを赤ちゃん扱いするという、普通なら絶対に経験できない背徳的な刺激に満ちた行為に妙な胸の高鳴りを覚えつつ、優しげな姉という役割を与えられるまま、その妖しい世界における自分を演じているだけだ。

「さ、できた。言いつけを守っておとなしくしていたわね。真衣ちゃんは本当にいい子だわ。そのまま、あとちっょとの間だけいい子にしていてね」
 美幸の指示に従って脱毛クリームとおむつかぶれの治療薬を真衣の下腹部の肌に入念に塗り込んだ美沙は、床の上に戻した真衣の両方の足首を今度は各々両手で持ち、軽く左右に開かせると同時に、両脚の膝を「へ」の字にの形になるよう折り曲げさせた。
「はい、おむつをあてるから、このままあんよを動かさないでね」
 美沙は股当ての布おむつの端を持ち上げ、真衣の両脚の間を通して、おヘソのすぐ下にまわした。
「あ……」
 それまではお尻の下からしか伝わってこなかった使い込んだ布おむつの柔らかな肌触りが股間から下腹部いっぱいに包み込むように広がり、真衣は再び熱い吐息を漏らしてしまう。母親が亡くなった後は、こちらから美沙の家を訪ねることが多くなったものだから、真衣も美沙の妹のことは生まれた時からよく知っている。いや、よく知っているというよりも、妹も含めて三人姉妹同然に育ったといった方が正確だろう。その妹が赤ん坊の頃に使っていた布おむつをお下がりとして今度は自分が使わされるのだ。しかも、友人である美沙の手で名前を刺繍されたおむつを。
「その次は横当てのおむつね。妹さんの時は股おむつだったから横当てなんて知らないでしょうけど、あまり難しく考えないで、股当ての上にしっかり重ねればいいのよ」
 股当てに続いて横当てのおむつの端を持ち上げたものの、少しばかり戸惑う様子をみせる美沙に向かって、美幸は落ち着いた声で言った。
 美幸に言われるまま美沙は横当てのおむつを股当てに重ねた後、おむつカバーの左右の横羽根を持ち上げて、横当てのおむつの上で互いの端を重ね合わせ、マジックテープでしっかり留めた。
「そう、それから、おむつカバーの前当てよ。股ぐりのところからウエストまでホックが四つ並んでいるしょう? それを、おむつがずれないよう下から順に留めていくのよ。――うん、そうそう、それから、ウエストの紐を結わえればいいの」
 美幸の言葉に合わせて美沙の手が動き続け、いつしか、真衣の下腹部は、水玉模様の布おむつと、大小様々なキャンデー柄をプリントしたおむつカバーにぴっちり包まれてしまう。
 最後の仕上げに、おむつカバーの股ぐりからはみ出ている布おむつをおむつカバーの中に丁寧に押し込めば、それでおしまいだ。
「はい、できた。言いつけを守っていい子にしていたわね、真衣ちゃん。あとは、オーバーパンツだけだからね」
 美沙は、紙おむつと比べても尚のこと丸く膨らんだおむつカバーの上から真衣のお尻をぽんと叩いた。が、真衣にしてみれば、おとなしくしていたのではなく、抵抗する力を全て失って、おとなしくせざるを得なかったというのが本当のところだ。
 そんな真衣の胸の内を知ってか知らずか、美沙は、膝の上まで引きおろしていたオーバーパンツを引き上げ、おむつカバーの上に重ね穿きさせた後、少し感心したように言った。
「パンツタイプの紙おむつだと、外すのはいいとしても、穿かせる時にはオーバーパンツをいったん脱がせなきゃいけなかったけど、布おむつとおむつカバーだと、おむつを外すのも新しいおむつをあてるのも、オーバーパンツはちょっとずらしておけばできちゃうんだ。おむつをあてるのは少しコツが要るけど、こういうのは便利かな」
「そうね。マジックテープで留めるタイプの紙おむつでもオーバーパンツを脱がせる手間は省けるんだけど、でも、ついついこっちが交換をさぼっちゃって真衣ちゃんのおむつかぶれがひどくなるかもしれないから、やっぱり、二人で相談して決めた通り布おむつにして正解ね」
 美幸は真衣に対して美沙との関係を殊更強調するかのように、『二人で相談して決めた通り』という部分をそれとなく強調して相槌を打った。
「本当、布おむつにしてあげてよかった。妹も、赤ちゃんの時に使っていたおむつをどこの誰とも知らない子に使われるより、真衣ちゃんに使ってもらった方が嬉しいだろうし。いつか、妹を連れて来ようかな。小っちゃい時にいろいろ面倒をみてくれた真衣お姉ちゃんが赤ちゃん返りして今は真衣ちゃんになっちゃったんだから今度はあんたが可愛がってあげなきゃ駄目よとか言って、妹にも真衣ちゃんのお世話を手伝わせちゃおうかな」
 真衣も相槌を打ち返して、冗談とも本気ともつかない口調で言った。
 その言葉に、美沙の妹の手でおむつを取り替えられる場面が頭をよぎり、真衣は思わず身震いしてしまう。



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