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とつぜん相手の顔を見るなり、人間であるかどうかを真顔で問うた場合、それは 大変失礼ではある。しかし、証拠を見てしまった以上、当然の権利ではあった。 沈黙は続いた。3秒位だったが...。
その3秒は、宇宙創世からみればほんの一瞬にすぎない。だが、そのときの僕に
「逃げられないかも」僕はマジでそう考えた。 彼は「ちょっとまて。なんだそれは」と言った。 お互いマジな顔で素晴らしい会話である。2度とできないかもしれない。
「もう一度聞きますけど」
返す返すも失礼きわまりないやつである。僕って奴は。
彼はすごく不思議な顔をして「あのさ、いきなり何をいうんだ君は。」 僕は彼の頬を指差し「汗が緑色」と言った。
彼は「あなたは人間ですか」に続き、
「汗が緑色」と言われたのもきっと生れ
変な表情をしながらも彼は目の前のナプキンで頬をなでた。
「あ、本当だ...。」
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