第11回(12月3、4日)総合テイスティング

ワインリスト

1)Champagne
  (Pommery Drapeau Sec)
  Cepage:Pinot Noir, Pinot Meunier, Chardonnay
  定価 2,100円(375ml)

2)Muscadet de Sevre et Maine Sur Lie 1996
  (Chereau Carre)
  Cepage:Muscadet  定価 680円(375ml)

3)Le Sec de Rayne Vigneau 1989
  Cepage:Semillon、Sauvignon Blanc  市価約4千円

4)Puligny-Montrachet 1995
  (Albert Bichot)
  Cepage:Chardonnay  定価 3,900円

5)Beaujolais Villages 1996
  (Bichot Meilleur)
  Cepage:Gamay  非市販品、レストラン納入価格 971円

6)Nuit-St-Georges Aux Champs Perdrix 1990
  (Domaine Michel CHEVILLON)
  Cepage:Pinot Noir  非市販品、レストラン納入価格 2,913円(375ml)

7)Haut-Medoc(オー・メドック)1993
  Baron de Reysson
  Cepage:Merlot, Cabernet Sauvignon  定価 1,456円

8)Muscat de Beaume de Venise 1994
  (Domaine des Coyeux)
  Cepage:Muscat  非市販品、レストラン納入価格 1,800円(375ml)

本日のフロマージュ

1.Brie de Meaux(ブリー・ド・モー)AOC
 ブリーは本来パリの東〜南郊、セーヌ・エ・マルヌ県の地方名。これはパリの東50km程にあるモー村周辺で作られるもの。カマンベールほどではないにせよ、各地でブリーと称するものが作られているが、AOCとして認められているのはブリー地方で生乳を使い、製法や直径・重量などが規定に従って作られたものだけである。パリの南側で作られるBrie de Melun (ブリー・ド・ムラン)に比べると直径が大きく、においはそれほど強くない。ブリー地方やパリ周辺のレストランでは1枚まるごとをワゴンに載せて来て切り分けてくれることがある。

2.Rebrochon de Savoie(ルブロション・ド・サヴォワ)AOC
 スイスの国境に近いサヴォワ地方で作られる、やや固めのウォッシュタイプ。カードの水分が少な目であることや、この地方は気温が低いことなどもあって熟成が穏やかであり、ウォッシュタイプにしてはにおいが強くないため、ウォッシュタイプに慣れていない人にも食べやすい。皮の部分には独特の臭みがあるので、外して食べても良い。

(第9回の補足) 発泡性ワインの残糖分表示

 従来各社それぞれの規定で色々な言葉で表示していたが、現在はEUで共通の規定があり、6段階に分かれている。

Extra Brut0〜6 g/l
Brut6〜15 g/l
Extra-Sec12〜20 g/l
Sec17〜35 g/l
Demi-Sec33〜50 g/l
Doux50 g/l〜

 Sec(セック、辛口の意味)といっても普通のワインの基準ではかなり糖分が多い。しかし発泡性ワインの場合、炭酸の酸味で甘味が隠されるので甘く感じないのである。

ワインと健康 〜 特に赤ワインのポリフェノールに就いて

・動脈硬化(虚血性心疾患、脳疾患)の予防、アルツハイマー症の予防
・癌の予防、HIVの発現阻止etc.



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