ロゼワイン
1)Cotes-de-Provence 1994 (Petale de Rose, Chateau La Tour de L'Eveque)
Cepage:Syrah他
非市販品、レストラン納入価格 1,748円
2)Cotes du Luberon 1995
(Bichot Meilleur La Bichette)
Cepage:Grenache, Syrah, Mouvedre, Carignan, Cinsault他
非市販品、レストラン納入価格 922円
3)Tavel 1995
(Albert Bichot)
Cepage:Grenache
定価 2,427円
4)Sancerre 1992
(Les Vignes Blanches, Gitton pere et fils)
Cepage:Pinot Noir
非市販品、レストラン納入価格 2,136円
5)Rose d’Anjou 1996
(Domaine des Nouelles)
Cepage:Grolleau, Cabernet Franc
定価 1,068円
6)Chateau Le Bonnat 1992
(Bordeaux Rose)
Cepage:Cabernets, Merlot
非市販品、レストラン納入価格 2,427
ロゼワインの製法と特徴
ロゼワインの色は赤ワインと同じ色素であるが、色素の量は赤ワインの10分の1程度しかない。白ワインに赤ワインを10%程度ブレンドすればロゼワインの色になるが、この方法はフランスなどヨーロッパ各国では通常認められていない。フランスのロゼワインの主な製法は以下の2つである。
1.短時間のマセラシオン
赤ワイン同様、除梗・破砕後発酵を開始する。ブドウの果皮が液に触れている(マセラシオン)ため、発酵が始まる頃には色素が徐々に染み出して果汁が色づいて来る。適度に色が付いたところで圧搾し、後は白ワインと同様に発酵を続ける。次に述べる方法に比べ、色は濃くなる。
2.黒ブドウを搾る
十分に色づいた黒ブドウを搾ると果汁に色素が少量染み出して薄く色づく。この果汁を白ワイン同様に発酵させる。
何れの方法にせよ、アルコールが十分に生成しない内に果皮や種子を除いてしまうため、赤ワインのようにタンニン等を多く含むことはない。したがって、酒質は白ワインに近いものになる。
なお、シャンパーニュなどの発泡性ワインについては例外的に白ワインに赤ワインをブレンドすることが認められている。
本日のフロマージュ
1.Gouda
オランダの代表的な硬質チーズ。長期間熟成したものは水分が少なくなって濃厚で複雑な味わいになるが、これは4ヶ月熟成の比較的若いもの。ロゼワインや軽い白ワインには良く合うし、日本で従来一般的だったプロセスチーズに比較的近い味わいである。
2.Camembert de Normandie AOC
今日世界中でカマンベールと称するチーズが作られていて、製法は何れも基本的に同じであるが、本物はこれである。AOCの規定に合致するものはこの名前になり、ノルマンディー地方で生産されたものでAOCの規定に合わないものはCamembert fabrique en Normandie と表示される。
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