思い出の写真から

2002年 秋

エルサルバドルの旅
(1)







エルサルバドルには1993年にちょっとだけ
トランジットで立ち寄ったことがあった。

空港職員、警官、郵便局員、売店店員、乗客....
空港内の人々は明るく人懐っこい感じだった。

だから
いつか、きちんと旅してみたいと思っていた。


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2002年秋...
そしていよいよ旅するときが来た。
まずは旅の準備としてガイドブックを買った。

治安の悪さのことがいろいろ書かれていた。
またインターネットで外務省の治安情報を見た。
怖いことが書かれていた。
- 大丈夫だろうか? 不安...。 -

ガイドブックにはその国の大都市の
情報しか載っていなかった。
- もうちょっと情報が欲しい...。 -

『ロンプラ』を買わなくてはと思い、大きな書店へ向かった。
しかしこの国を扱ってるものは置いてなかった。
かといって取り寄せするのも面倒。
- 経由地のヒューストンできっと買えるさ。 -

ヒューストンに到着。
残念ながら空港には『ロンプラ』は売ってなかった。
- 情報は現地で地元の人から得ればいいや。 -


サンサルバドル行きの飛行機は結構ガラガラだった。

前の席のサルバドル人達が話し掛けてくる。
- サルバドル人の陽気さは変わってなさそうだ! -

しかし依然としてエルサルバドルのどの辺を旅しようか決まってない...。











サンサルバドル













西バスターミナル









ホヤ・デ・セレン遺跡













































Internacional Feria
『Feria』という言葉を
帰国後辞書で調べたら
『見本市』という意味だった。









































































サンサルバドル




夜、エルサルバドルに到着。




翌朝、首都サンサルバドルの街を散歩した。


危険な国だとの情報があるので、ちょっと緊張しながら歩いた。

それでも、久々のラテンの街、懐かしい感じが湧いてきた。

いかにもラ米風の家並み、教会、公園....。


早朝の街に人が徐々に集まってきた。


人々はリュックサックを背中に背負っている。

思っているほど治安は悪くないのかもしれない。

だって、スリが多ければリュックは前に背負う形になる筈...。





バスターミナルからオピコ行きのバスに乗り、
マヤの遺跡『ホヤ・デ・セレン』へ向かった。



田舎道を走る。


バスからの眺めは綺麗だった。



遺跡に到着。


遺跡は金網越しに見るだけであった。

ピラミッドや神殿などのわかりやすい遺跡ではないので、
どこが何の跡なのかさっぱりわからなかった。

- でも重要な遺跡なんだろうな、きっと...。 -



遺跡の付属の食堂でエルサルバドルの代表的なビール
『Pilsener』を飲んだ。

私にはあまり好きな味じゃないみたい...。





サンサルバドルに戻りグスマン博物館を訪れた。


博物館を見物した後、博物館の合い向かいの建物が目に付き、
それが気になった。


多くの人が建物の中に入っていく。

子供連れの家族が多い。

- 何があるんだろう。 -


とりあえず、行ってみた。


建物の入り口で監視員に尋ねた。

「これナーニ? 博物館?」

- 「Internacional Feria だよ。」

「Feriaって何だろう。 ねぇ、入ってもいい?」

- 「OK、OK。」



建物に入ると『EXPO』という文字を見つけた。

- 万博なのかな。 -



その建物の向こう側には別のたくさんの建物があった。

『アメリカ館』『韓国館』『メキシコ館』『日本館』・・・
など建物が国ごとになっていた。

- 本当に万博みたい。 -



各館の入り口にはその国のエンバハーダ(大使館)が置かれ、
パンフレットをもらえる。

その中にはその国のいろんな企業が入っていた。



メキシコ館を訪れた。


メキシコのビール『コロナ』が目に付いた。

- わお、懐かしい! -

そこのお姉さんに聞いてみた。

「もしかしてコロナ、ここで売ってます?」

「ごめんなさい。 展示してるだけなの。」

「やはり...。 うーん残念。」

- ああ、コロナ飲みたい。 -



日本館を訪れた。

エンバハーダでは日本人と思われる女性が折り紙を折って
子供たちに見せていた。


日本館の中には確か『Panasonic』や『Juki』などが入ってた。



お土産販売館もあった。

グァテマラのお菓子やインドネシアの民芸品等
いろいろなものが販売されてた。

そこで3人の日本人に出会った。

彼ら(女性2、男性1)は海外協力隊員だった。


治安が悪いといわれているエルサルバドルで働いてる日本人女性を見て、治安のことが気になってる自分をカッコ悪いと思った。



彼らにこの国のオススメの場所を聞いた。

『海岸が面白いと思う』とのことだった。

- よし、海岸かぁ。 -




この『Internacional Feria』を見終えて外に出た。

目の前に、ここのチケット売り場があった。

- もしかしてチケット買わないと
    中に入れてもらえないことになっていたのか。 -





- さて、明日はどこへ行こうか。 -


日本語のガイドブックを見てみたが
やはり海岸情報に関して何の記載もなかった。

ただ、地図に『リベルター』と『アカフトラ』という
港名が載っていた。


ホテルのスタッフに聞くと
『リベルターにはいいビーチがある。
バルコ(船)もあって楽しい。』とのこと。

- バルコって遊覧船だろうか。貸しボートかな。 -


また『アカフトラは知らない。』とのこと。

しかし結局アカフトラに行くことに決めた。

アカフトラは、見所多そうなサンターナ市に近いからだ。




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