SHIBUTSUSAN
尾瀬ヶ原 (1400m)

至仏山 (2228m)

尾瀬沼 (1665m)
     至仏山 (2228m)
平成17年8月9日(火)〜10日,(水) 現地一泊二日
   ★総所要時間:(至仏山6時間 15分)
      総歩行(33.6km) : 16時間 15分
   ★ハイキング標高差: 1028 m
    行程行程・ハイキング
   行程ルートマップ


 日光国立公園の最西端に当たる「尾瀬」といえば、言わずと知れた広大な高層湿原であり、
「水芭蕉」や延々と続く湿原の木道を連想する人が多いだろう。
群馬・福島・栃木・新潟の4県にまたがる広大なエリアを訪れる人は年間40万人以上とい わ
れ、巨大な ”観光地” と化しているが、そこはレッキとした “山” である。とにかく凄い人の数だ
と聞いていたので、今回は夏休みを利用して平日を狙い、現地一泊二日での計画を立てた。
勿論、“インチキ” とはいえ我らも一応 “山屋” 、キチンと山の装備をしての入山だ。
 尾瀬のピークシーズンはミズバショウの6月、ニッコウキスゲの7月下旬、そして紅葉の10月
上旬との事。これらを外した平日なので、大混雑はないだろうと思っていたのだが・・・、
それがナント “大正解” すぎる!!  あまりの人の少なさに、逆にビックリしてしまった。いくらピー
クを外しているとはいえ、まだ8月上旬で夏休み真っ只中だというのに・・・ (!?) 
メインの花は終わったとはいえ、この時期でもまだまだ綺麗で可憐な花たちがたくさん咲いて
いる。人が少なくゆったりできるので、この時期の尾瀬はむしろオススメかもしれない。

     咲き残ったニッコウキスゲ (至仏山) 

 尾瀬ハイキングのハイライトは、なんと言っても本州最大の高層湿原「尾瀬ヶ原」(1400m)と、
景勝の高山湖「尾瀬沼」(1665m)であろう。
そして、これらを東西から包み込むようにして対峙する二大盟主が「燧ケ岳」(2356m) と
至仏山」(2228m)である。 尾瀬の魅力的な景勝は「花」だけでなく、これらの役者が揃って絶
妙のバランスと自然美を形成しているからこそ生まれたものなのだと思う。

     
           至仏山 (2228m)                燧ケ岳 (2356m)

 最高峰の「燧ケ岳」は、「柴安ー(しばやすぐら)」(2356m)、「俎ー(まないたぐら)」(2346m)、
赤ナグレ岳」(2249m)、「ミノブチ岳」、「御池岳」の5峰からなる山の総称で、男性的で雄大な
山容の火山。 尾瀬だけでなく東北以北では最高峰で、この山により「只見川」がせき止めら
れてできた湖が尾瀬沼である。
燧ケ岳とは好対照に、女性的で穏やかな山容を見せるのが「至仏山」で、生成は噴火によるも
のではなく海底からの隆起による。 「蛇紋岩」からなる山頂一帯は、高山植物の宝庫だ。
 尾瀬を代表する両山は、いずれも日本百名山に選定されている。どちらも魅力的ではある
が、尾瀬では我ら得意のインチキが通用しない (笑)し、燧ケ岳のほうは “やや難易度が高
い” という事である。そこで今回は、至仏山の登頂をメインとして尾瀬ヶ原〜尾瀬沼を半周回
する、歩行距離の長大な(我らとしては)コースとした。
 山中(尾瀬内)を山小屋にて一泊二日の行程とし、前日のうちに現地入りして登山口付近に宿
泊。 二日目の下山後も現地にて一泊することで時間的なゆとりをもたせる計画とした。 もちろ
ん、群馬県側からの入山である。

           尾瀬ヶ原 の 池塘と浮島

 前日、関越自動車道・沼田ICより国道120号線を走る。途中までは「日光白根山」の時と同一
のアプローチで片品村に入り、鎌田・交差点で日光方面と分岐して「戸倉」に向かう。この戸倉
から尾瀬に入るルートは3本、「鳩待峠」、「富士見下」、「大清水」で、目的と行程に応じてそ
れぞれの入山口に向かうことになるが、鳩待峠からの入山が圧倒的に多いようだ。その為、戸
倉〜鳩待峠間はマイカー規制が行われる期間がある。
 我らは、その戸倉(スキー場)大駐車場のすぐ隣に建つ「尾瀬高原ホテル」に宿泊し、翌朝、
車を駐車場に移して、ホテル前始発のバスに乗車して鳩待峠から入山した。 この日、マイカ
ー規制はなかったので鳩待峠まで直接入ることもできたのだが、大清水からの下山を予定し
ていたので敢えてバスを利用した。

          鳩待峠・入山口 

 鳩待峠に到着。意外に少ない人の数に戸惑いながらも、さっそく至仏山の登山口に向かう。
殆どの人たちは、ここから至仏山の下を通って直接、尾瀬ヶ原方面の「山ノ鼻」に向かうようだ
が、今回の我らは気合が入っている(笑)。 なにしろ “インチキ” が使えない為、マトモに “登
山” するのだ!! (笑)。 登山口で「登山届け」に記入し、いきなりメインの至仏山に登頂開始だ。

 始めのうちはミズナラやブナ林の中の登山道を尾根伝いに高度を上げてゆく。所々で木道も
整備されていて林の間から時折、至仏山山頂方面の稜線も見え隠れする。
 最初のピーク 1867m峰の南側を巻く木道に差し掛かると、「武尊山(ほたかやま)」(2158m)
や、上州の山並みが見渡せた。

      
        林間から北側の視界が開ける       オヤマ沢から、木の階段をあがる

 だが、次第に厚い雲が増えてきている。 やがて北西方面に向かうと右側の視界が広がり、
尾瀬ヶ原とその湿原を抱きかかえるかのように裾野を広げた燧ケ岳を望むが、残念ながらそ
の上半分は厚い雲の中だった。
木の階段をあがると「オヤマ沢」(1980m)に到着、このルート唯一の水場がある。さらに、その
先の木の階段を上るとミニ湿原に出た。「オヤマ沢田代」である。 尾瀬では湿原のことを「
」と呼ぶらしい。 森林限界も越え、尾瀬らしい清々しい場所で、風も心地よい。木道をわた
ってゆくと、正面に蛇紋岩の岩肌を露出させた「小至仏山」が現れた。

      
           正面に小至仏山が出現              岩稜地帯を進む

 「笠ヶ岳」(2058m)との分岐を通過して小至仏山へと近づいてゆくと、一変して岩稜地帯を歩く
アルペンムードに包まれた景観に変わる。 岩壁を登り、岩の上にも敷かれた木の階段を登っ
たりして、やや狭い小至仏山・山頂(2162m)に到達した。
晴れ渡っていれば、ここからも360度の展望が得られるのだが、次第にガスまいてきており展
望はイマイチだ。 小休止だけして先の山頂を目指す。

      
             山頂まであと少し               小至仏山・山頂(2162m)

       
             稜線上を一旦、下る             小至仏山を振り返る

 稜線上を一旦下って先に進むと、木道や階段は姿を消しハイマツの広がる岩稜地帯となる。
岩の間を縫うようにしてガレ場を幾つも越えてゆくが、なかなか山頂に着かない。 ピークが見
えて、もうすぐ山頂かと思わせるがそこはニセピークで、それを下って登り返した所でようやく
至仏山の山頂(2228m) に到着した。

      
           山頂へと続く稜線コース           至仏山・山頂 (2228m)

 山頂も岩がゴロゴロしているが、広いので休憩場所の確保は容易だ。 だが、ここにきてガス
は一面に広がってしまい、360度の展望を楽しむことはできなかった。 尾瀬ヶ原の全貌は勿
論の事、燧ケ岳や「日光白根山」(2578m) を初めとした日光の山々と「皇海山」(2144m)、反対
側には「谷川岳」(1977m) や上越地方の山並みが見渡せたはずだ。
 ミニガスコンロで湯を沸かし、コーヒー (ママとマユは紅茶) を飲みながらガスの切れ間を待
つ。 山頂で飲む熱いコーヒーは格別だが、ガスの方は簡単には晴れそうもない。
と、そんな時、近くにいた二人組みの若いお姉さん達が 「えーっ! 何これー!! クワガタじゃない
のおー、ウッソー!!」 と ( 本当にこんな風に言ってたかどうかは定かではないが・・・ 笑 )、
歓声をあげて携帯で写真を撮り始めた。 早速マユが駆け寄って見に行くと、岩の上に立派な
オスのクワガタムシが、本当にいるではないか!! 体長7〜8cm 位の「ミヤマクワガタムシ」だ。
昆虫に詳しいマユは、すぐにそれを鑑別した。
そっと近寄って写真に納めたが、その場を動こうとしないでじっとしていた。 樹木も餌もない、
こんな高い岩場の山頂に、何故クワガタムシがいるのであろうか?! はなはだ不思議でならな
い。 人の手によって下の樹林帯から運び込まれたものではないかとも思われたが、その場は
自然に任せる事にし、敢えて何も手を出さずにそっと立ち去った。

                   ミヤマクワガタムシ

 さて、この先の行程(歩行距離)はまだまだ長い。 あまりノンビリもしていられないので下山に
とりかかる。 それに、この山ノ鼻方面にかけての長い下りコースは今回の最大の難所であ
る。 ほとんど直線的な下りが延々と続き、かかる時間も長い。 急な階段の連続とクサリ場も
あるが、なんと言っても厄介だったのは蛇紋岩だ。 とにかくよく滑るので、下が少しでも湿って
いたり濡れていると特に危険だ。

        
           山ノ鼻への長い下りにかかる          これが 蛇紋岩だ

 その露岩地帯がずっと続くため、足や膝に相当の負担がかかっ た。 実際に三人とも何度
か足を滑らせ、ヒヤッとする場面もあった。 山頂から往路をそのまま引き返して下山する人が
多いのもうなずける。
しかし、このルートは視界を遮るものが殆どないので、常に尾瀬ヶ原と燧ケ岳の素晴らしい展
望を眺めながら歩けるので、その点では素晴らしいルートといえる。
 ガスは次第に薄れてきて、1800mの中間地点あたりから、尾瀬ヶ原と燧ケ岳の壮大な景観が
得られるようになった。

              燧ケ岳と尾瀬ヶ原を一望

 ちなみに、この「高天原コース」は踏み荒らしにより高山植物が絶滅寸前になったため、8年
間にわたり通行禁止になっていたそうだ。 恐らく蛇紋岩の露出した本コースが滑るために、
滑りにくい植物帯の上を踏み歩いた為だと思われる。  心ないハイカーのこうした行為が、
様々な悪影響を及ぼすことを肝に銘じて、我らも “正しいインチキ(??)” を邁進したいと思う。
コースに柵や階段などを整備したうえで、1997年より再開されて現在に至っているそうだ。

    
         ようやく、下が見えてきた          樹林帯を抜け、尾瀬ヶ原の西端に出る

 それにしても、長い下りである。 膝と足への負担は限界に近かったが、ようやく樹林帯に入
ると木道が現れ足元の緊張から開放された。 まもなく湿原の西端に出たところで、昼食休憩
をとった。
 山ノ鼻はそこからすぐ先であった。 ここまで来るとさすがに人が増えてきた。 尾瀬山中で
は最も賑わいを見せる場所であろう。 山小屋やビジターセンターが軒を連ね、一つの集落を
形成しているようだった。
 この先は殆ど平坦な木道だけであるが、宿泊場所の「赤田代」地区まではかなりの距離があ
る。ノンビリ散策しながら歩いていては山小屋の食事時間にも間に合わなくなってしまうので、
やや早歩きの状態で尾瀬ヶ原のメイン木道を燧ケ岳に向かって東に進む。
湿原の花は殆どが終わってしまっていたが、池塘が点在する湿原の緑は美しく、燧ケ岳と至
仏山に挟まれた景観は壮大だ。
木道はまるで線路のようにどこまでも続いていて、果てしなく感じた。 後ろを振り向くと、ついさ
っきまで山頂にいた至仏山が遥か後方に離れてしまっていた。

   はるかな尾瀬ヶ原(中田代) 燧ケ岳に向って

 尾瀬ヶ原のほぼ中心に当たる「中田代」を過ぎたあたりに「龍宮十字路」がある。 ここから
左に折れて北側に向かって進路をとる。 
突き当りにはヨッピ川を渡る「ヨッピ吊橋」があり、ここからふたたび東に向きを変えて山沿い
に進むが、この辺りはツキノワグマの頻出没地帯らしい。 注意を促すデンジャラスな看板が
あちこちに立ててある。 ここまで来るとすれ違う人も殆ど無く、周りを見ても歩いているのは
我らだけだし・・・、チョット危ない雰囲気が漂い始めた。
ママとマユは大声で歌を歌いながら歩く作戦に出た。 どうせ周りには誰もいないし、迷惑には
ならないからいいか・・・(笑)。 それに、これなら間違いなく熊のほうから逃げ出すだろうと思っ
たので、パパは安心して限界に近い足を引きずりながら、やや距離を置いて二人の後に続い
た(笑)。
      
            赤田代に向かう                温泉小屋に到着

そんなこんなで、やっと赤田代の山小屋「温泉小屋」に到着した。 個室が確保でき、その名
のとおり温泉にも入れる山小屋だ。 鉄分を含んだ赤っぽい20℃の冷泉を加熱して掛け流し
で使用している。 石鹸やシャンプー等は使えないため、温まって流すだけだが、汗を流せる
だけでも恩の字である。 疲れきった足を湯船の中でよーく揉みほぐした(笑)。

 二日目は、尾瀬沼を回って大清水から下山する予定だ。
温泉小屋での朝食を済ませ、まずは尾瀬ヶ原の東端「下田代十字路(見晴) 」に出る。 三人
とも足の疲れは温泉効果と、一晩休んだことで 多少は回復していたのだが、今度はどうも天
候がよろしくない。 見晴に着くちょっと手前辺りからパラパラと雨が降り出してきた。
様子見を兼ねて、見晴地区にある山小屋の喫茶室に入り休憩をとるが、コーヒーを飲むうちに
雨足は強まってきたので、観念して(笑) カッパ(雨具)を装着し、先に進むことにした。

       
           見晴(下田代十字路)へ          白砂峠を越えて、尾瀬沼に向かう

 燧ケ岳の山麓淵を横断して尾瀬沼に向かうルートである。 見晴から木道を少し進むと、燧
ケ岳への登山道のひとつ「見晴新道」との分岐点に出る。 ここから尾瀬沼まで約4.5kmの道
程だが、これがナント!! 本格的な山道だったのだ。 二日目は歩く距離こそ長いが、もう山登り
は無いものと思っていただけに、ここでまた一気に足の疲れが襲ってきた(笑)。
 初めのうちは上り勾配の階段状木道だったが、途中から尾根道に変わり岩場もあったりし
て、結構な坂を上るではないか。 
上り詰めたところに「白砂峠」と書かれた立て札があった。 確かによーく地図を見てみれば、
小さく細かい文字で「白砂乗越」と書かれていたし、考えてみれば、尾瀬ヶ原と尾瀬沼の標高
差が265mもあるのだから、どこかでこれを上る訳である(笑)。 昨日の後だっただけに、ここは
結構キツかった。 幸い、雨の方は激しい降りではなく、視界も悪くなかったので助かった。

         尾瀬沼 (沼尻休憩所より)

 峠のピークを越えてしばらく進んだところで、再びミニ湿原 (白砂田代) が現れ、ようやく「
尻平
」に出た。 沼尻休憩所に立ち寄り、尾瀬沼を眺めながら峠の疲れを休めることにした。
晴れていれば、湖面に燧ケ岳を映し込む光景が、さぞ美しかっただろうに…、と思ったが、小
雨に霞んだ情景もなかなかのものだ。
 ここから尾瀬沼の北側を約半周して「三平下」に向かう。沼に面した平坦な木道が中心で、
途中に尾瀬らしい湿原歩きもあり気持ちがイイ。
雨は弱まり、晴れ間も見えるようになってきた。 「尾瀬沼ビジターセンター」に寄り、トイレ休
憩と大清水からのバスの最終時刻などの情報を入手する。 終点の大清水までは、まだ8kmも
歩かなければならないが、そこでは “岩魚の塩焼き” が名物だという。 足の疲れはカナリの
ものだったが、三人ともソレを目標にして頑張ろう!!・・・、と決意した(笑)。

 ビジターセンターを出て、20分ほどで三平下に到着。 雨も上がったようだ。 ここで尾瀬沼と
もお別れである。そして、「尾瀬」という ”山” からも下山する事になる。
最後の峠「三平峠」に入る。 若干の登り勾配がしばらく続き、峠のピークを越えた後は下る一
方だ。 この峠は先の白砂峠とは違い、殆どが木道になっているので歩きやすいが、樹木に覆
われており展望はない。
続いて急勾配の階段が連続して一気に下り、峠を抜けた辺りが「岩清水」だ。ここで、ルート脇
のベンチにて昼食休憩にした。少し先には水場もあり、冷たい岩清水が喉に気持ち良く、疲れ
も癒してくれた。

         
                三平峠                   岩清水にて

 岩清水をペットボトルに詰め込んで、最後のひと踏ん張りだ。
さらに下ってゆくと樹林帯を抜け、広い未舗装の車道に合流した。 そして、そこには尾瀬登山
口を示す立札と入山届け用のボックスが設置されており、ようやく下山したという事になる。
あとは、この未舗装の車道を歩いて大清水まで1時間ほどの距離だ。 車道といっても許可車
しか入れないので、車は殆ど通らない。
下(入)山口からすぐの所に「一ノ瀬休憩所」があるが、ここは通過して岩魚が待つ終点の大清
水へと急いだ(笑)。 広葉樹林帯の中の砂利道を歩く、足の疲れさえなければ、ここも気持ち
よくハイキングできる林道だと思うが、とにかく我らの足はもはや限界に近い(笑)。
大清水に到着したときはヘトヘトの状態であった。早速、岩魚の塩焼きを注文しフィナーレ!!

          終点、大清水に向かう林道

 いやー、しかしよく歩いた。今回はさすがのマユも含めて三人とも足の疲れが激しい。
至仏山の長い下りと、続く尾瀬ヶ原の長い歩行がカナリ効いている。 この2日間で1年分くら
い歩いた気分だ(笑)。 歩行距離は総延長で33.6km!! インチキ山屋としては、驚異的な距離で
はないだろうか(笑)。

 大清水から関越交通バスに乗り戸倉へ、戸倉から更に乗り継いで駐車場のある戸倉スキー
場前にて下車したのは15時30分。 ちょうど良い時間だ。
そのまま身支度を解き、車で片品村の温泉旅館「水芭蕉の宿・ひがし」に向かった。とても素
敵な民宿で隅々まで気配りがなされ、心地よい一晩を過ごせたのだが、階段の昇り降りや歩
き方が(足が痛くて)ギコチなく、きっと障害を持つ家族が温泉療養に来たのだと思われていた
に違いない(笑)。
 翌日、同じ片品村ではあるがもう少し南下した、武尊山の麓にある 日帰り温泉施設「花の
駅・片品、花咲の湯」に立ち寄って、更に温泉療養をしてからゆっくりと帰路についた。

                                  ( 2005.8.21 記 )

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