これは困った! 中田 宏“編集長”: 「横浜市大PRビデオ」の人気教授に逃げられ、“改革”プロパガンダの大嘘がバレバレ(2006.1.3)

 

 

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昨年末に得た確度の高い情報では、独創的な研究により国際的に評価の高い某人気教授が4月1日付けで某国立研究教育機関に異動するという。中田宏市長の了解と指示のもとに“独裁官僚”池田輝政氏(当時総務部長、現泉区長)ほかの横浜市官僚により強行された乱暴極まる横浜市大“改革”(改悪)[脚注1]に嫌気がさした教員の流出が続いている[脚注2]が、今度は、わずかに残った横浜市大の“スター的存在”の流出である。

 “改革(リフォーム)”後の横浜市大に関して中田市長は、市長“御用達”「tvk(テレビ神奈川)」のPR番組で《生まれ変わった横浜市大の魅力を中田宏編集長が徹底リポート!》などと、“悪質”住宅リフォーム会社による“リフォーム詐欺”顔負けの“虚偽”宣伝を行っている[脚注3]が、その中で中田“編集長”は、自由でおおらかだったかつての横浜市大時代に行われた今回流出する教授による長年の研究成果が、あたかも中田市長による横浜市大“改革”の成果(つまり、市長プロパガンダの“生まれ変わった横浜市大の魅力”)であるかのようにリポートしている。一般論としての話しだが、たとえ、宣伝用の“顔”として利用する目的で特定の教員を特別扱いでいくら厚遇したとしても、教授会から人事権を剥奪したうえに教授会そのものを(実質的に)消滅させて「学問の自由と大学の自治」を完全否定したあげく、「全教員任期制」などという身分保障のない劣悪な研究教育環境に追い込んだりすれば、“卑屈の塊り”タイプの教員[脚注4]は別にして、誰だって逃げ出したくなるのは当然だろう。

“ダーティーな素顔”を隠蔽しつつ“市民派”を詐称してはばからない中田市長[脚注5]は、2期目の市長選をまぢかに控えて大嘘の“改革”プロパガンダに余念がないが、これ以上横浜市大“改革(リフォーム)詐欺”の犠牲者を増やさないためにも大学ホームページに掲げられている欺瞞に満ちた「横浜市大PRビデオ」[脚注6]を直ちに削除すべきではないのか。

 

[脚注]

(1)不純な動機:横浜市大“改革”の「ルサンチマン説」

(2)横浜市大、どうにも止まらぬ「教員流出」(2005.2.14

   『毎日新聞』(夕刊):横浜市大、地方独立法人に移行へ キャンパスは『異常事態』 学生は不安、研究者は去っていく(2004.5.29

(3)これではまるで悪質詐欺 中田宏編集長の「横浜市大PRビデオ」(2005.8.19

(4)小川恵一学長とサイレント・マジョリティー3教授

   05/12/20記者発表、論功行賞で「横浜市立大学の次期副学長等が決まりました!」 馬来国弼氏(サイレント・マジョリティ教授)と奥田研爾氏(プロジェクトR幹事会委員)ほか(2005.12.27

(5)中田 宏横浜市長《“市民派”中田市長のダーティーな素顔、ほか》

(6)tvkHi!横浜編集局」〜今、横浜市大が面白い〜TV放映分動画配信

http://www.yokohama-cu.ac.jp/01pr/050625_haishin.html 

《生まれ変わった横浜市大の魅力を中田宏編集長が徹底リポート!、ほか》