Alpine 7618j


装着例:Carolla Audio System ver.4.0

Alpine 7618j
&
Nakamichi TD-1200II
“juba”ってどんな音?
と,疑問に思ったのが始まりでした。カーオーディオに少しでも興味のある人なら,誰だって知っているメーカーと言えば,そう「アルパイン」です。他にもありますが,この際無視します。詳しく書きませんが,とにかく有名です。

 あるお店でデモカー(Alpine DVD System)を聴かせてもらったとき,お店の人にこう言われました。

「アルパインだから良い音だろ?」

もうここまで来ると,一種の「殺し文句」です。無知で愚かなユーザーならば,これでイチコロでしょう。ふらふら〜っと,何十回ローンで契約書にサイン。<総額5-60万はくだらない気がする。

 私が聴いたのは低音・高音が強い,いわゆる「どんしゃり」と形容される音で,耳が痛くなりました。まぁセッティングがまだこれからみたいだったし,もっともっと良くなる事でしょう。実際に,潜在能力の高さを感じさせる雰囲気を持ってました。

 個人的にはは「Nakamichi」「Sony」の方が好きです。テープでナカミチを超えた音に出会ったことはありません。理由は簡単,「ナカミチ以外,使ったことがないから」なんですが...。(^_^;)\(・_・) オイオイ

 今はアルパインの話なので,戻します。

 「juba Series」というのは,そのくらい有名なメーカーが“技術の粋を集めて開発した代物”なので,それを見ればメーカーの力量が計れるのは間違っていない,と解釈してます。


中古でも大人気!
 さて。ジュバを聴きたくても,とても定価では買えませんので中古を探します。しかし,ちょうどその頃('98〜'99)のカーオーディオは,何を考えたのか,ほとんどのメーカーが

「イルミネーションでキラキラ」

に奔ってました。アゼストしかり,カロッツェリアしかり,そしてアルパインも例外ではありませんでした。

 派手なイルミの嫌いな私としては,そんなモノは要りません。デザインの面でも,イルミの無い方が断然格好良いです。イルミ派手派手デッキは,昼間見ると終わってます。逆に,イルミの少ないデッキは,秀逸なデザインが多く,永く使っても飽きません。

 だから,落ち着いたデザインの「7620j」「7909j」は人気が高く,中古でも7-8万で取り引きされ簡単に手が出せませんでした。


そんな人のために!
 高級機機は欲しくても買えない,そんな人は大勢居るわけで,メーカーもちゃんと考えてます。そこで出てきたのが,
「最高機種の技術(=部品)が用いられた普及機」

の登場です。にくいね!約半額の\79,800とお手頃価格(それでも定価では買えませんわ)。数多く出回ったおかげで,今回は「jubaのプリアンプ」を用いたカセットデッキ「7618j」の中古を安く手に入れました。

 この「7618j」は,カセットの再生こそ「juba 7620j」に負けるそうですが,

チェンジャーを使うことでプリアンプの性能が活かされる

そんな噂を耳にしました。本当は5959が欲しい処ですが,未だに高価なので断念。代わりに選択したCDCは普及クラスの中の上級機5957sで,定価が\59,800であることから,バランスも良いと判断しました。

注)5957sと7618jを使った場合,高音質で聴くには工夫が必要です


jubaの実力は...?
 CDCを接続してみると,中音から高音部にかけてなかなか気持ち良い音色を奏でてくれ,雰囲気良く鳴るタイプと見ました。パンチが弱いので,男声ヴォーカルよりも女声ヴォーカルを聴く方が良い結果が出せそうな雰囲気です。

 TD-700Cと比較してみると,全体的に薄い音で,逆にナカミチの凄さを思い知らされました。まぁ...考えてみれば,定価が3倍近くも違うので,当然の結果と言える気もしますが...。

 試聴した結果,残念ながら,いくらプリアンプが「juba」でも,トランスポート側の実力がへぼいとダメですね。数多く造られたCDCの中でも,歴代最高傑作と名高い「Alpine juba 5959」を手に入れ,やっとその良さを実感できました。普及機クラスの「Alpine 5957s」も,それなりに良かったんですが力不足は否めなく感じます。
- 結論 -

jubaはjubaを以てjubaとす
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