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安全管理と実践

日々の安全管理

日々の安全管理

どんなに素晴らしい紙芝居、絵本、おもちゃ、遊具があっても、子どもたちの生活している側に危険が潜んでいては、その素晴らしさは意味がありません。ちどり保育園では園庭の安全管理を行う「園庭ハザードマップ」の他にも、様々な取り組みを通して子どもたちの日々の安全を管理し、整備しています。

1.園庭ハザードマップによる安全確認

保育リスクマネジメントのページでも紹介しているちどり保育園の代表的な取り組みである「園庭ハザードマップ」ですが、園庭の安全管理では大いに活躍しています。どのような活用方法かを下図の実際に使用したハザードマップから説明いたします。

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園庭ハザードマップの使い方としては、1~11までの危険が潜んでいる箇所を毎週末、担当となった職員がチェックしていきます。しかし、少しでも気になる点があれば、赤い点線で囲まれた箇所へ記しているように「サークル2か所割れていたのでガムテープで止めた」「ガムテープを貼りなおしました」「ガムテープがはがれかけていたので、貼りなおしました」など、気になった点や点検した職員が行ったことなどを備考欄へ記すようにしています。

点検者も毎週同じ職員が行うのではなく、必ず交代で点検をするようにしています。同じ職員が毎回点検してしまうと、その職員の視点だけで園庭をチェックしてしまうこととなり、ついつい危ない箇所を見落としてしまうことにもつながります。必ず毎回違う職員が行うことで、毎回違った視点でチェックすることが出来るので、より、安心で安全に子どもたちが遊べるようになります。

もちろん、危険なものは落ちていないか?危険な箇所はないか?ということは、園庭で遊ぶ前に必ず確認しています。

2.コロナウィルス感染拡大防止に伴う取り組み

千葉市では6月1日より登園自粛が解除され、通常通りの保育を実施することとなりますが、コロナウィルスの脅威は完全に収まったわけではありません。千葉市からは「登園自粛期間終了後の保育に関する配慮事項について」と題した通知があり、「可能な限り感染予防策を講じ保育にあたっていただきたく」とあるように、私たちも工夫しながら感染拡大を防止する取組を実践して参ります。

① 職員の健康管理

これまでも、ちどり保育園では少しでも体調が悪い職員がいれば時間休暇を取得させたり、半休(半日休暇)を取得させたりして、早期に療養するよう指導しています。しかし、これまで以上に健康管理に努める必要性が社会から求められているので、以下のような表を作成しました。

日々の安全管理

出勤した際、各職員は予め測定した体温を自分の名前の欄(個人情報のため、グレーに塗りつぶしてありますが)の上段に記します。

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また、自覚症状として「せき」や「くしゃみ」「鼻水」などがあれば、下段へその頭文字を記し、職員一人一人の日々の健康管理に徹底します。

職員一人一人、平熱も違えば、アレルギー疾患を持つなど、単に体温が高い、くしゃみをしているというだけで、休みにすることはありません。しかし、大事なお子様をお預けされる保護者の立場からすると、いくら熱が無くても咳き込んでいたら良い印象は決して持ちません。

少しでも安心と安全をお子様、保護者の皆様に感じてもらえるよう、職員自身が常に自身の健康と向き合い、また施設の管理者としては無理せず療養に努められるよう職員配置を充実出来るよう日々工夫していく必要があります。

② 給食時のパーティション制作

保育園の給食の時間は子どもたちにとって、とても楽しい時間です。国から示された「新しい生活様式」では「食事中は対面では横並びで座ろう」「おしゃべりは控えめに」と示されていますが、なかなか子どもたちが守れるか?というと難しい面もあります。また、部屋の広さや机などの備品も限られていますので、全員が横並びに座ることは不可能です。一般の飲食店であれば、お店に入れる人数を制限して対応することも可能ですが、既に入園が決まっているお子様の人数を減らすことはできませんので、どうにかして工夫できないか考えてみました。 そうしたところ、ある飲食店の取り組みで透明のパーティションを設置している店舗の映像をみて、これならば飛沫が少しは防げるかも?ということで、導入することにしました。

しかしながら、一般に販売されているパーティション(右図のような商品)を導入しようとすると、コストもそれなりに発生してしまうことから、出来る限り安価で、かつ無駄にならない方法を考える必要性がありました。

そこで、ちどり保育園ではブックエンドとカードホルダを組み合わせて、以下のようなパーティションを作成し、6月1日から各保育室で使用する予定です。

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ブックエンドとカードホルダなので、T字やL字、コの字など自由自在にレイアウトすることができます。また、一つ一つが安価であり、コロナウィルスの脅威が去った後は本来のブックエンド、カードホルダとして活用できるので、決して無駄になることはありません。さらに、取り外しも簡単で使わない時は纏めて置いておけるので、収納も非常に省スペースで済みます。

ちょっとした工夫で色々とできるので、是非とも皆様参考にして頂ければ幸いです。

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