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横浜市大は何が問題か 横浜市会議員太田正孝氏ホームページ掲示板(2010.7.24)

 

横浜市会議員太田正孝氏ホームページ http://www.ota-masataka.com/ 

http://8005.teacup.com/ota/bbs/7916 

 

市大は何が問題か

 投稿者:市大勤務者a  投稿日:2010年 7月24日(土)08時20分25秒

 

元市民様,市大のことを心配してくださって,ありがとうございます.
市大の問題は,いくつもあるのですが,一応卒業生を出していて,授業も行われているという意味では,なかなか問題が見えにくいようです.少しだけ解説させてください.

簡単に言えば,他の国立大学か私立大学のように,普通に運営すればよいのです.
何が普通でないのか.
学校教育法に違反して,教授会を置いていないことが最大の問題です.
そして,学長を含めて教員人事が,選挙によらないことです.
この2点を通常の大学と同じようにすれば,自治能力が回復して,大学はよい方向に向かうでしょう.

組合ニュースでは,学長が「科学研究費を一度も獲得したことがない研究者」であることを揶揄していました.教員の選挙にもとづいて学長を決めていたら,違った結果になったでしょう.

そして,経営の責任を担う理事会のメンバーが,横浜市関係者が大半を占めていることです.
市OBが高給を取って,大学を食い物にしていると言ったら言い過ぎでしょうか.
理事長が2000万,学長が1800万の年俸でしたか,高すぎます.
65歳以上の人には,少なくとも現在の半額でいいでしょう.

学長,副学長以外の理事を見てみると,理事長の本多氏は,言うまでもなく市のOB.
今田忠彦氏は市の教育委員長,といっても,もともと,市の総務局長だった人ですね.教育委員会の委員長を長く務めているようですが,本来,教育委員に行政のOBがなること自体問題です.議会が認めてしまってるのでしょうか.

関寛事務局長(元区長)が,理事です.理事長の下に事務局長がいるのですから,あえて理事になる必要はないはずです.さらに,田中克子氏(元事務局長で,元々市のOB)が理事です.これは,もう,OB天国でしょう.

確かに,この他に,市大卒業生3名が理事としていますが,現役で忙しいようで,経営審議会にはよく欠席されています.理事の中には,他大学の経営者とか元経営者は一人もいません.市大OBの一人,矢部丈太郎氏は私立大学の教授ですが,経営者ではないようです.

さらに,経営審議会から選出される人事委員には,田中克子氏と関氏がなっています.普通の大学と違って,教授会は教員人事にまったく関与せず,この人事委員会が決定権を持っています.このようなところを市のOBがきちんとおさえているということですね.
名前だけは「教授会」が残っていますが,大学自治の根幹である人事権やカリキュラム作成の権限がないのですから,教授会とは本来言えないものです.

独立行政法人化は何のためだったのか.最悪の予想であった「市OBの天下り先にするため」ということが実現されているようです.

長くなったので,今日は,ここまでにします.

太田先生は,他の問題で忙しいのに,大学の問題までお願いするのは本当に気がひけるのですが,他の政党の議員さんが頼りにならないので仕方ありません.もちろん,無所属クラブは別です.井上先生,若林先生,太田先生,大学のこともよろしくお願いします.