奥上高地を歩く／涸沢まで歩こう

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		奥上高地・涸沢散策日記

　紅葉の涸沢

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　トレッキング日記

2007年記録

2008年記録　

■　初の山行準備
2007年に行った上高地～涸沢の初山行キャンプの記録です。そもそも、なんで涸沢へ行くことにした？なったのか？から始めましょう（笑）涸沢まで出発の一週間前の土壇場からあたふたと用意を始めて・・・なんでもっと早くから涸沢へ行く準備しないねん！と思われるでしょう？それもそのはず直前まで涸沢へ行く気はなかったんだから。友人から涸沢行きの誘いを受けていたが、そんな、しんどいこと・・せんでもええやん。と拒否。しかし、ちょっと、涸沢がどんなん雰囲気か・・とWebB検索で涸沢の画像を見て、気持ちが変わってしまった。この涸沢の景色が見たい！これは、もう涸沢へ行くしかない・・と決めたのは涸沢へ行く一週間前。それから強引に家人を誘って梅田の某山専門店へ出かけて、取り敢えず、必要なテントとマット、バックだけは購入しなければと。テントは友人のアドバイスでアライテントのエアライズ３に決めた。これは、現物が置いてあるのを確認して、ナチュラムから購入することに。マットも同じくＷＥＢ購入するとしよう。。問題はバック。これだけは現物を担いでみないと判らない。お店で出来るだけ、多くの詰めモンをして１０Kg以上に、出来るだけ重くしてもらって背負い心地を確かめる・・・意外と背負えるじゃん！５０Lのつもりがあと数百円足せば、６０Lが買えるし・・更にもう数百円で７０Lが・・と段々エスカレート。結局、大は小を兼ねる？？で７０Lに決定。家人に”試しに背負って見る？”と勧めると、意外にも”あっ、これならいけそう！”・・と、あっさり７０Lをついでにもう１つ購入となりました。まあ、おやつと衣類で埋まるンでしょうが二人併せて１４０Lというのはちょっと心強い。さあて、一旦自宅に戻って、ナチュラムで、エアライスのテントやらのもろもろを発注。その間に普段使っているキャンプ道具から持っていくものを選択。オートキャンプなら、車という超でかい入れ物があるが涸沢へ行くキャンプでは持ち物は限られてくる。頭の中で涸沢行きのシミュレーションして、必要なものをチョイス・・でも、やっぱり不足がある・・次の日ナチュラムから納期回答が届いた。げっ、テントが間に合わない・・・急遽テントの注文をキャンセルして、会社の帰りに梅田へ足を運び、現物を確保！他に足りないものを買い足したりしてなんとか、涸沢出発にこぎつけることができたのだった。
■初の山行出発
さてさて、そんなこんなでなんとか涸沢まで行く準備をして出発までこぎつけていよいよ涸沢へ出発の日金曜の夜予定を１時間遅れて出発。途中の東海北陸道の長良川ＳＡで休憩。睡魔と闘いながら待ち合わせの道の駅上宝到着は午前２時前。缶ビール１本で麦水・・もとい、爆睡となりました。翌朝というか３時間後に友人のモーニングコールで起こされる。明らかに睡眠不足。眠い・・ここで、寝るのに使ったシェラフを再びザックの中に詰め込む。・・詰め込む・・つめこ、む・・。パッキングは一度崩すとなかなか入りましぇん。なんとか詰め込んで、上高地行きのバスが出ている平湯のアカンダナＰへ移動。ここから、バスで上高地まで約３０分。途中の大正池を、満員通過でて上高地バスターミナル着は７時過ぎ。早すぎ。お天気がもひとつ冴えないが、雨に降られるよりはまし。天気予報では明日は更によくなりそうなので、期待しよう。そんで、初めて２０Ｋｇ超の荷物を担いで河童橋へ。こんなに長い距離を歩いたのは初めて・・ってたかだか５００ｍですが（笑）一服のあと、３ｋｍ先・・小一時間で明神池に到着。ザックを降ろして・・まさに肩の荷がおりた・・と、いう感じだった。小休止のあとさらに３ｋｍ先の徳沢まで歩む。重いには重いのだが、もう着いたん？と言うくらいあっさりと。まだ昼前だったので、早々にテントを設営して、早くも宴会タイム？？突入（笑）昼食を済ませて女性陣はお昼寝タイム。男性陣は翌日涸沢行く途中にある３．９ｋｍ先の横尾まで往復のお散歩。夕方入浴後、待ち合わせ予定の一日早く来ていた友人夫婦を待つ・・彼らは、今日涸沢まで上がって、夕方サイトに戻る予定になっていたんだが・・・。６時を回って、辺りが暗くなってもまだ戻ってこない。ひょっとして涸沢からの途中で遭難？そうなん？と思っていたらようやくテントに明かりが・・ほっ。満天の星空のした一時の宴会タイムとなりました。午後９時を回るとサイトは真っ暗。皆さん、明日に備えて早めの就寝のようです。例に倣って・・うちらもお開きとなりました。

■初めての涸沢
翌朝、周囲のガヤガヤで目を覚ます。まだ５時前じゃん。それでも、もう寝てられないので、起きてみるとさぶ～。気温は１０度を下回っていたが、放射冷却は今日の好天を予想させた。さあて、今日の準備でも。取り敢えず、寒さ対策と涸沢で食べる昼食とおやつと飲み物をDバックに詰め込み、６時半過ぎ・・まだ薄暗い中を涸沢へ向けて出発。途中の新村橋付近でモルゲンロート（朝焼け）に遭遇。サイトからほんの１０分ほど歩いただけで、もう暑くなってきて早くも脱衣モード。ここから約１時間で、昨日下見した横尾までテクテクと。横尾橋手前で、思い思いの朝食をしっかりと、とって。もちろん、ちゃんと”用”も済ませておく・・ここから先、涸沢までは正式な場所が無いのでしっかりと済ませておこう。。ここで、ボクは実は朝から左足に違和感を感じていた。まあ、昨日の疲れが出ているのかなぁ・・程度でしたけどね。さて、涸沢へ行くには横尾から屏風岩を回り込んで次の休憩地の本谷橋まではほぼ約３Km･･標高差は200mほどなので、大した登りではない。途中で涸沢から下山してきた別の友人夫婦とすれ違う。あれ？涸沢からはパノラマコースから降りる予定じゃなかったん？お二人は西穂、焼岳から一旦小梨平へ下り、涸沢、北穂へ登頂して下山途中でした。かなり鉄人の部類。本谷橋で大休止の後はいよいよ本日の暗いマックス。涸沢まではほんの２．４Km・・しかしこの間に涸沢まで標高差に５００ｍ以上を登って行かなければならない。ひたすら登り。登っていく。ボクはやっぱり痛む左足に喝を入れて登りだす。最初の登りでかなりバテル・・涸沢まで延々こんなんが続くかと思うと・・とにかく、・・ちょっと登っては休止・・を繰り返して。

徳沢キャンプ場	梓川の川原	横尾キャンプ場



















まあ、初めての人はこんなもんでしょう。涸沢まで途中で開ける景色が励みになった。紅葉にはまだちょっと早かったけど絶好のお天気！やっぱり来てよかった！そんなこんなで、皆をずいぶん待たせてしまっての涸沢ヒュッテ着。涸沢名物のおでんセットと絶景で空腹を満たして、早くも下山準備。涸沢までかんりゆっくり登ってきたので、早めに下りないと、日没してしまうのだった。皆は涸沢からパノラマコースで下山すると言うが、ボクは足が痛むので元のコースを下ることにした。それでは、徳沢で会いましょう！と別れて、涸沢から下山を始める。下りはさすがに早い。ステッキの助けを借りながら、本谷橋までは登りより１時間も短縮。ここで、パノラマコースを途中でUターンしてきた皆と合流。なんでもパノラマはきつそうだったので戻ったとか。横尾を経て、徳沢のキャンプ地へ戻ったのは午後4時半過ぎで日没には間に合った。フツーに戻って、この時間だから、パノラマコースなら夜になっていたかも・・今日も徳沢ロッジでお風呂に入り、再び宴会モード突入。今日は風があるが、生暖かく明日の悪天気を予想させた。
夜半から、やっぱし雨：：：( ^^)T ：：：雨だ。おまけに風も出てきたようだ。朝から、しょうがないので、禁断のテント内で調理。酸欠にならないように入り口を開けておく。こんな時は全室の広いテントがいいなあ。その後は、テント内でテントとカッパ以外のモノをパッキング。最後にザックにカバーを掛けて・・・雨具・・一応、持ってきたんだけど、まさか本当に使うコトになるとはねぇ。雨天の下でテントを撤収。さて、ボチボチと戻りましょうか。食材が減って軽くなったとは言え、まだまだ２０ｋｇ超あるザックを担いで・・・道が結構水溜りが出来ているので、避けながら歩くので思ったより進めない・・おまけに足も痛む・・行きは大して感じなかったザックの重みが肩にズッシリと乗りかかる。明神、小梨平を経てやっとこさ上高地のバスターミナル着。ここで、カッパを脱いで、ザックのカバーを外す。バスに乗り込み、もとの駐車場へ戻ったのはお昼前でした。温泉に入ってから帰るという皆と別れて一足お先に帰路につく。板蔵で高山ラーメンで昼食を済ませて、一路自宅へ。お疲れさまぁぁぁぁぁあぁぁ。でした。こうして、初の涸沢への山行は終わったのだが、後悔が残った。ついていったと言うよりも皆の足を引っ張りながら連れて行ってもらったと言う方がいいかもしれない。来年は、皆をリードできるくらいになって上がりたい・・・出来れば、バッチシ紅葉の時期に。
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