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    奥上高地・涸沢散策日記
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
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■ いざ!涸沢 (2)
涸沢小屋と涸沢ヒュッテとの分岐までくればもう一息。・・と言いたいがゴール前の最後の150mが強烈な登り。
昨年は最後のパノラマコースとの分岐では、”もう足があがらん”状態だった・・もっとも昨年は左ふくらはぎを
肉離れ寸前まで痛めていた性もあった・・と、言い訳しておこう(笑)
11時10分。涸沢ヒュッテ着。横尾を8時半に出発してから適度な休憩を挟んで2時間40分。
本谷橋からなら1時間30分くらいだろう。コースガイドでは横尾から3時間になっているので記録更新?
もっともこのコースガイドは一体どのくらいの装備を想定してるのか不明だが少なくとも自己記録は更新である。
そして僕らを迎えたのはこの光景
草紅葉が真っ赤に色づき、目に焼きついてくる
この風景は、苦労して登ってきた人しか見ることができない風景なのだ。
大袈裟に言えば、どんなに大金持ちでもココまでは自分の体力で上がって来るしかない。・・ヘリコプターで降ろしてもらえれば別だが。
涸沢ヒュッテのテラスで少し空席を待って、座ると涸沢名物 ”おでんセット”(1400円) おでん6具と生ビールのセットで乾杯!
今年はすっきり抜けた青空とは行かないが、天気にも恵まれバッチシ紅葉時期に当たり、大満足。
テラスの上は火気が使えないので、別の場所でお湯を沸かして、マイ涸沢名物(笑)のパックライスと棒ラーメンで昼食を作り腹ごしらえ。
12時50分。いつまでも見ていたい誘惑を断ち切り涸沢出発。結局なんだかんだでゆっくりとしてしまった。
帰路は下りなので楽・・のハズだが結構、膝に負担がかかる。
登りは、片足の太ももともう片方の蹴りで登っていくのだが、降りは片足に体重を残して、もう片足を下面に降ろしていき
着地すると体重を移動させる・・・つまり降ろした足の膝にその瞬間の衝撃がかかる・・・要するに下りも結構しんどかった(笑)

まだまだ上ってくる人が多いので、必然的に狭い場所では、くだりの人が道を譲ることになり待ち時間が発生する。
息を切らしながら登ってくる人に”頑張れ!あと半分”などと声をかけるが・・励ましになったんだろうか(笑)
そんなんで結局、本谷橋まで降りるのに、登りと同じ1時間30分かかり2時20分に到着。
大して疲れもないので、そのまま通過して一気に横尾まで進む。
降りの道が平坦になればしめたもの。日頃の歩行訓練が効いて1時間で横尾に到着。3時20分。

ここでちょっと一息。さすがにこの時間になると涸沢を目指す人はまばら。
これから涸沢まで行くとどんなに急いでも2時間半はかかるだろう・・到着は6時を回りすでに真っ暗なはず。
いくら山小屋泊とはいえ灯りのない山道をランプを頼りに登るのは僕なら敬遠しておく。

3時半ジャスト横尾から徳沢へ向かう。ベースの徳沢までは3.9Km。もう太陽は西の山陰に隠れていて
風景的によろしくないので、早足で戻る。
4時20分。徳沢着。僕の出発時の目論見では4時半までに戻ることにしていたので、ほぼ時間通り。
徳沢を出発して9時間50分の一日トレッキングツアーだった。