| 03, への字! |
永く乗っている方はすでにご存知の話しですが、そうでない方にはこの話しを頭の何処か隅の方に一応入れて置いて下さい。 モノコック構造のボディはクローズドボディのクーペタイプの外観を有しているスポーツ800は、脱着容易なアルミルーフを外したてのオープン走行時の開放感はかなり「!」なものがあります。 しかし、その特徴はボディ強度を保つ上では大変ありがたくないこともまた事実です。 スポーツ800は、ルーフを外したときのボディ剛性を上げるため、背の高いセンタートンネルと両サイドステップ部のロッカーパネルの高さを上げることで剛性を高めたのですが、現代の目から見ればそれでも不十分だったことは誰が見てもお判りと思います。 ルーフを外してのオープン走行時はピッチングに対しての剛性が落ちるので、きちんとしたレストアを施されいないボディ剛性の落ちた車両(A氏の現車両)がルーフを外したままで数日間留置した場合、再びルーフを取付けて走るとルーフのガタつきが暫くして出てくるのことがその良い例です。 A氏の場合、このガタつきが数日間から2週間程続くので、走行中にルーロッドがキャッチから外れていることが度々あります。(再度のボディレストアの時期なのだけれど・・・・) これはかなり入念にレストアされた車両といえども侮れない構造上の欠点なので、スポーツ800を自分の墓場まで持っていこうと思っている方は、オープン走行の回数と時間をなるべく少なくした方が良いと思います。 が、私A氏はそのようなことはせずこのまま乗り続けますが・・・ A氏の仲間がその昔床を修理したことがありましたが、そこは一般の整備工場の板金部門だったので、スポーツ800の構造を全然理解せず、作業性を優先してルーフを外したままジャッキアップして床を張り付けたため見事に「ヘ」の字になり、ルーフ取付時に、その端部とクォーター部アッパーパネルとのクリアランスが他の車両と比べると広いのが判ります。 もう一台のスポーツ800はオカマを掘られてその修理を相手方の板金工場で行ったため、戻って来たときの様子は更に酷いものでした。やはりルーフを外しての修理だったためルーフの建付けが悪くルーフロッドのナットがギリギリまで延びていました。 ドアの建付けも酷いもので、ルーフ部分で前後方向に広がるということは当然ドアの建付けにも影響することになります。 当該車両はボディとのチリが狂い、ドア後端部が5mm程上にズレておりましたが、ヒンジ側のチリはかなり酷いもので、上部では人差し指がスッポリ入りますが下部では小指の先も入らないくらいのチリなのです。 つまり、ボディが「ヘ」の字になってしまい、ドアを取り付けたらロックストライカーの位置がドア側と全く合わないので上部ドアヒンジのビディ取付部に10mm厚のスペーサーを入れてドアを下げたのですが、それで納まった狂いが先程の5mm程度のことなのでした。 これらの狂いを見分けるのは、単純に見た目による判断に依ります。 先に紹介したルーフロッド(フック)のナットの位置とドアのチリの他に、車両を真横から離れたところ見たときに、F/フェンダーからR/フェンダーまでの中央を一直線に通っているプレスラインが通っているか否が一つ目安になります。 このラインもパテ盛り板金修正でかなり印象が変わりますが、第一印象が他の車両に比べてズングリしていたり、もっこりした雰囲気やボテッとした雰囲気がある場合はこの傾向があると思った方が良いでしょう。 これからスポーツ800の購入を検討されている方は、この点もチェック項目に入れて頂きくれぐれも一目惚れの勢いで一人で速攻購入しないで下さいな。 何よりも多くの車両を、それもショップに並べらている車両よりもオーナーが手にされている元気良く走っている実働車両と比較検討を良くしてから契約書に記入の上捺印して購入されることをA氏は強くお勧めします。 |
| 02, パーキングブレーキレバー |
| スポーツ800も一番新しい昭和44年式でさえ30年以上の車歴になりました。この間パーキングブレーキを何万回使ったでしょ
うか? で、スポーツ800のパーキングブレーキのレバーは御存知のようにシフトレバーと一直線にセンタートンネルの上に 並んでいます。 このレバーが丈夫そうで意外と弱いのです。と言うよ り人の力は以外と強いものだと認識させられます。 先に申したように、レバーはセンタートンネル上まっすぐ前を向いて取り付けられております。つまり人間の肩巾より少し外側のところに鎮座ましましているわ けです。 このレバーを使うとき人は真上にレバーを引き上げるのではなく心持ち身体の中心に向かって引き寄せる 用にして力一杯引き上げます。 このときレバーの根元の裏側がギヤ状になったのセクターのギザギザにこすれるワケです。 約30年の間に何万回もヤスリで削るようなものですから終いにはレバー根元の左側のプレートが円弧状 に切れてしまいました。 ある日レバーを引き上げるとフニャっとした感じがあり数回繰り返している内にようやくレバーの根元が切れている事に気が付きました。 切れた部分が剃刀のようになってしまったため指を切ってしまいました。 その他、スポーツ800の作業をすると、いつの間にか必ずどか しらに血が出ていたり擦りむいたりと後に気が付くキケンな車です。 まあ、楽しい事に熱中した「名誉の負傷」と言うことの勲章代わりと思っております。 |
| 01, ベンチレーター | |
| これは過去に、当時のビギナーさん達と話した時の話です。 ヒーター付きを購入して未だ数ヶ月の人が初めて冬を迎えられてA氏に対してこう言いました。 −−− 「ヒーターを点けているんだけれど冷たい風が入って来るだけで暖まりません」 A氏 「ヒーターのグロープラグは大丈夫ですか?」 −−− 「交換して、ちゃんと暖かい風が来るのを確認しています」 A氏 「走っているときが暖まらないのですか?止まっているときは暖まるんですね?」 −−− 「そうです、走っていると寒いんです」 A氏 「ベンチレーターのシャッターが開いていませんか?」 −−− 「?」 A氏 「車内に、フレッシュエアを取り入れるためにベンチレーターにダンパーがあって、その開閉で車内への外気導入を調整していて、そのコントロールレバーがダッシュボードの裏側にあるのですが・・・・・」 −−− 「エッ!本当ですか?」 そう言って、A氏が指し示す部分を潜り込んで確認していました。 その後ダンパーを閉じてヒーターを着けて見たところたちどころに暖まり、感動したと聞いております。 どうやら外気導入のコントロールをベンチレーターの左右のフラップでコントロールするものと思っていたようです。 |
| その他の?な話 |