*ほらね?
ウチのサイトに限って、
耽美な痛い系というお話が掲載される筈がないんですって。こらこら
冗談はともかく、
本文中へのいつもの"突っ込み"を控えたものだから、
言いたいことが山積みです。おいおい
詰まらない合いの手はない方が良いお話でしたから、
仕方がないっちゃないんですがね。
ここでまとめてあれこれ並べますので、
お暇な方はどうぞお付き合い下さいませ。
*とにかく長かったです。
見切り発車でUPした当初は、それでも"後はラストの少しだけ♪"と、
そんな風にお気楽に思ってたんですよ、いやホントに。(10/18)
ところが…なんでサンジさんとゾロさんが格闘するシーンが出てくるかね。
この後半全部ほどもある長さの部分、
サンジさんやゾロさんのアクションシーンを、
UPを開始してからの方向転換により
取り急ぎで書くはめになったMorlin.が、
週末企画という条件に果たして間に合うんだろうかと、
どんだけ焦ったことか。
オマケに、剣豪さんに日本刀持たせられなかったから、
一番描写が面倒臭い
『素手同士の取っ組み合い』という格闘になっちゃうし。
※武装の話は後の方で展開させてますので、今は置きます。
それはともかく。
最初は、
空港から旅立とうとする彼らに剣豪を連れたナミさんが追い着いて、
口頭で全てを説明して
"ちゃんちゃん♪"と運ぶ段取りになっていたのですが、
それだとあまりにも、竜頭蛇尾な話になってしまって、
何よりサンジさんが気の毒なくらい滑稽な立場になってしまうし…。
それで急遽、こういう"お膳立て"を設けたMorlin.だった訳です。
今日の一言。
『後悔は、先に立ったら鬱陶しい。』こらこら
*別ジャンルの知り合いが見たら、
こっちでもこのネタを使ったのねと笑ったかも知れません。
そう、そちらのパラレルのシリーズものに、
似たようなネタを使っております。
『不老不死の一族』という部分です。白状しますから、ぶたないで。
でも、決して使い回しではありません。
向こうはもっと長くてクドくて、ドタバタと荒くたい話です。
それを除のけてもどこかで見た展開だなと思ってたら
『黒い瞳の…』とキャラ設定がほとんど一緒ですな。
ナミさんの立ってる位置が違うだけで。
*やろうと思えばシリアスなままに幕を引くことも出来ました。
ナミさんがホントのハンターで、
狩られたサンジと共にルフィも塵となってしまうとか、
大怪我を負ってしまったゾロさんも仲間に引き入れ、
これからは3人で旅立つとか。(喧嘩が絶えないんじゃなかろうか。)
でも、ウチのサイトの持ち味を考えたら、
そういう"アンハッピー"なのはちょっとなー…と呑み込めませんで、
そいで、ひねくり回して辿り着いたのが"吉○新喜劇"…。おいおい
何だこりゃと思われた方も多かろうなぁ。
この結末に、一体何人のお友達が去ってゆくのでしょうか。うう…。
*そういう『結末』についてはポリシーの問題ですからさておいて。
(いいのか? 置いて)
実は『展開』という面でも
"おやおや"と感じるような不適切が2、3あって、
どうしたもんかとも思ったんですが、
せっかく書いたんだしと、そう思ってUPしました。おいおい
何が不適切かと言うと、
@キーマン(この場合はナミさん)が
切り札持って、何の布石もなくラストに"ど〜ん"と現れて、
その人の口説のみで解決してしまう運びってのは
やっぱりズルいですし。
(サルでも描ける…みたいで。←知ってる人はいないかな?)
A何だかゾロさん脇役みたいで、全体的に"サンル"っぽいし。
『お留守番』再び…。
(基盤がゾロルなだけで、展開はすっかりサンルかも。)
長編書くとサンルになる奴。
最後に剣豪の胸へと飛び込ませるために、
それまでのお守りをサンジさんが担当する…という
この凶悪なパターンはもはや崩せないのでしょうか。
(サンジさんがバリバリの敵役で
ルフィが攫われるというパターンも、
あるにはあるが…もっと凶悪だよな、これ。)
でも逆設定だと、
ゾロさんは最後に去ってしまうことになるからそれも何ですし。
第一、役柄として似合わない。
(サンジさんに振ったようなシニカルでクールな役どころではなく、
もっとワイルドで、もっとおっさん臭くなったことでしょう。)
ほらほら『スター・ウォーズ』や『円卓の騎士』でもそうでしょう?
最後に姫と結ばれるやんごとなき王子様よりも、
実戦の場で活躍する騎士の方が、
どうしてもかっこいい扱いになるんだって。
(こらこら、例えが変だぞ。)
※逆設定だと、
ナミさんのポジションには
やっぱりたしぎちゃんが来るんだろうか。
(くいなちゃんの妹とかいって。)
B何と言っても、男どもが全員どっか迂闊だし。(あはは)
*サンジさんの性格も随分変えていて、
言葉遣いにも注意しました。…が。
本人ならこんな設定、台本を見た途端
"てぇ〜いっ! 鬱陶しい、このクソ野郎っ!"
なんて言ってキレてたかも。(すまん、すまん)
彼とゾロさんとの対決シーンも、何か物足りなかったですね。
原因は簡単で、ゾロさんが刀を使えなかったから。
木刀くらいはいいかなと思ったもんの、
それって狡いと…ハンデになると考える彼ではなかろうか?
と思いまして。
思えば、ここいらの設定も…舞台が違ったからとはいえ、
どっか変だった訳ですね。
変と言うか、無理があったと言うか。
原作の舞台でなら、
武器持ってないのは相手の勝手っていう解釈になるんでしょうからね。
原作の中では、
例えば…素手のルフィとバリバリ本気で三本の刀を構えたゾロが
大喧嘩をしたシーンがあったように、(in ウィスキーピーク)
この偏りは、けれどハンデとか"卑怯な武装"ではないんですよ。
何につけ生命を張り合ってる、そういう世界なんですから、
バズーカ振り回そうと、逆に張り手一本で暴れようと構わない。
(ドン=クリークのレベルまで行っちゃうと、
さすがに軽蔑もされかねませんが。)
ウィスキーピークで、
イガラムさんが持ってたショットガンを"不公平だ"と思うのではなく、
"どうやって間合いを取ろうか"とゾロさんが考えたように、
そういう、一種の"無差別格闘"な世界なのだから、
そっちはそれでちゃんと"フェア"なんですね。
でもでも、このお話のシチュエーション下…現代の日本が舞台となると、
素手のサンジさん相手に木刀や竹刀を持ってくるのは
やっぱりどこか卑怯かなと思ってしまう、
生真面目なゾロさんだったわけです。
*いっそのこと、
ターミネイターみたいに完全武装したナミさんが、
問答無用でサンジくんを捕獲するべく攻撃して回るという話にしたら
少なくとも笑いだけは取れるよなと思いもしたんですがこらこら
…ちょっとそれはねぇ?
*パラレルは一種の"オリジナル"ですんで、ホント難しいです。
設定やら規則やらを自分で整備し、統括せねばなりません。
たとえパロディに片足突っ込んでいても、
そこで頼りに出来る部分は、
せいぜいキャラの性格や相性の設定くらいのもので、
世界観だとかキャラクターたちの氏素姓だとかは、
自分の手で一から描写・説明しなければなりません。
実在の時代なら歴史的な背景設定や考証が必要になって来ますし、
読み手の皆様にも身近い"現代"に舞台を据えたなら据えたで、
原作の舞台から飛び出したりはみ出したりさせた分のフォローは
やっぱりそれなりの解説や描写として必要になって来ます。
(私としては名前とゾロさんの髪の色が何だか馴染めなくて、
とうとう"緑髪"という描写は入れられませんでした。
あ、ピアスもだよな。)
そう、あの『黒い瞳の…』がアメリカ?を舞台にしてあったのは、
名前への違和感がどうしても抜けなかったからなんですねぇ。
いいかげんに見えて、変なことへ頑固な奴です。
(でも、アニメキャラの名前を子供につける親も
珍しくなくなってるからなぁ。
ユリアとかジュウザとかヒョウガとか付けられてた子を見て、
先々で大丈夫なんだろかと思ったもの。)
今回はまだまだ修行が足りなかったようで、
こんな言い訳の場を設けるほど、
なんだかお見苦しい作品になってしまいました。
ますますの精進を重ねますので、
どうか長い目で見てのお付き合いのほどをよろしくお願い致します。
文 責 Morlin.**
|