ハタケシメジ(畑占地)
畑や道端の地面を多いつくすように株状になって生える。きわめて美味しいキノコ。
生きた松の木の根からはえる本シメジと同等の味わいがあるとされる上質のキノコ。収穫期は、9月中旬から10月中旬。今年は、残暑のため一月近く遅れて発生した。「匂いマツタケ・味シメジ」といわれるだけあって、よいだしが出て、しゃきしゃきとした歯ごたえがある。成長するともろく崩れやすいが、熱を通すと少しヌメリが出て、歯ごたえも良くなる。鑑定依頼を受けて、今年初めて琴浦町の梨園で見かけた。数年前、日本で唯一の菌類研究所・鳥取キノコセンターが人工栽培の方法を開発し、最近ではスーパーでも見かけるようになった。
発見秘話:
わが家の敷地に毎年生え、あまりの大株で気味が悪く、数年間は蹴飛ばしていた。図鑑で見る限り、同じようなキノコに有毒のものはなく、ある年、意を決して鍋焼きうどんに入れてみた。子どもの用の鍋焼きうどんとの味の違いは、驚くほどで、翌朝まで何ともなかったため、ハタケシメジと確信。以降は、最も美味しいキノコの一つとして重宝している。冷凍保存できる。
【料理方法】
味の違いを実感したいなら鍋焼きうどん。鍋物に入れると良いだしが出て、キノコ事態も極めて美味しい。特に軸の歯ごたえは最高。コンソメ味のスパゲッティー・グラタンなど洋風料理や炒め物も美味しい。栽培品は、かなり歯ごたえがあるため、小さく裂いて使ったほうがよい。従来から販売されている他のシメジ(ブナシメジ・ヒラタケの幼菌)と違って、かなり美味しい。
ハタケシメジ裏面
☆ハタケシメジの成長過程
(10月18日撮影) |
(10月28日撮影) |
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(11月6日撮影) |
別株(11月8日撮影) |
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(11月8日撮影) |
(11月8日撮影) |
※乾燥気味の土地での成長記録。本来なら1週間ほどで収穫できる。
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