黄なめこ(キナメツムタケ)                                     
 ブナなどの広葉樹林の地上に生え、まれに朽木からも発生することがある。
地元では、「きなめこ」と呼ぶが「キナメツムタケ」が正しい名称。黄なめこは、黄色い落ち葉にまぎれて見つけづらいが、1本見つけた場合は腰を落としてあたりを見回すと次々に見つかり、群生していることが多い。地なめこ(チャナメツムタケ)よりも湿度の高い谷筋に生えることが多く、同じ谷には発生場所が点在していることがある。

  10月中旬から11月初旬が収穫期。傘は径10センチくらいになる。
とても崩れやすく、ヌメリが強いキノコなので、石付きの根元の部分を取り除き、泥を落として収穫すると持ち帰ってからの処理が楽になる。洗って味噌汁1回分ずつを冷凍するとよい。

 【料理方法】
滑らかな舌触りで味噌汁にするととてもおいしい。土臭さはあるが、黄なめこには本なめこ・地なめこよりも数段上の上品な香りと味わいがある。

 
  キナメツムタケ(成菌)             キナメツムタケ(幼菌)
        
          とても美しいキノコで風味は最上級!