25日録音との表記ながら全曲27日なのは 独ベルラフォン689.22.003 独ArchipelARPCD 0105 25日録音との表記ながら1楽章のみ27日なのは 伊CetraCDE-1014その日本輸入盤ANFコーポレーションANF-307、キングKICC7091 (但しCetraCDおよびそれを原盤にするものには1楽章のみ27日と 全楽章27日さらに部分的27日の3ヴァージョンがある可能性も)となっています。
「A面は古い88 011の原盤に使用された同じ擬似ステレオ音源を使用」 とするのがより正確なようだ。88 011のA面の音溝部分の幅は約6ミリ、 2740260は約7ミリで、2740260の方が出力レベルが高く、ステレオ感も 88 011より、顕著であるように聴こえる。とされています。 但し日本盤MG6006は別原盤を使用し、オリジナルのモノだが、音質は初期盤よりも劣るという声大。MythosNR5003('02)は初出盤LPM18724の板おこしとされる。日本初出盤LGM1070('62)も人気がある。
30 May 1947 BSOPO Admirals
R.Strauss:Til reh.
MOVIE
◎トレマン氏はFunkhausとDRAに47年5月6日収録とされるBPOとのティルが存在するとしている。もしこの日付が本当なら、上記復帰コンサート以前にBPOと演奏していたことになる。
また「ティル」はリハーサル風景が47年5月30日ベルリン国立歌劇場o(国立歌劇場は当時はアドミラルパラストを使っていた)との映像で残されている。
[Admiralspalast by de.Wikipedia]
[Furtwangler rehearsals R.Strauss Till Eulenspiegel 1947 on YouTube Search]
●6月9日 9 June 1947 Hamburg National State Orc Musikhalle Hamburg(NDR)
Beethoven:leonore No.2 R.Strauss:Death & Transfiguration
ベートーヴェン/レオノーレ2番 R・シュトラウス/死と変容
ハンブルク国立o ミュージックハレ 北ドイツ放送(当時は北西ドイツ)録音
LP/PR(Ove.): DiscocropRR511('75?) CetraFE48('84) SWF8602('86) Columbia(JP)OZ7555BS(78/03)
CD: SWF921-2('92) ElaborationELA906('96) M&ACD869('95) NuovaEra013.6303('92?)
LP/PR(Str.): DiscocropRR511('75?) CetraFE48('84) SWF8602('86) Columbia(JP)OZ7555BS(78/03) K17C9547('83?)
CD: SWF921-2('92) EvangelFRL1003('96) M&ACD826('95) NuovaEra013.6317('92?)
>>I think Elaboration & Evangel CD are copy of SWF CD.Every CD are dull sound.
▼エヴァンゲル&エラボレーションはおそらくSWF921-2のデジタルコピー。記録としては貴重だが、演奏も録音ももっといいのがある−
[Laeiszhalle(Weitergeleitet von Musikhalle Hamburg) on en.Wikipedia]
Furtwangler Leonore Overture 1947 on YouTube Serch
13 Aug. 1947 VPO Salzburg Fes.(Private Archive)
Brahms:Sym.No.1 & VnCon.(reh.)
●8月13日 ブラームス/交響曲第1、ヴァイオリン協奏曲3楽章リハーサル VPO ザルツブルク音楽祭 Private Archive
LP/PR(sym): GCL5004-5(89/12)
CD: DR920022('92)
LD/PR(Vn): ToshibaTOLW3745
DVD: WFSJ(00/08)
>>>I think that DisqueRefrain DR920022 is authentic.
▼この日、メニューインと初共演(ブラームスVn協)したが、3楽章リハーサルが映像で残されている(ToshibaTOLW3745/日フ協会DVD)ものの全曲録音は確認されていない。またこの1番も録音は残されているものの、DR盤やGCL5004-5はこの日の録音ではないとする意見もある。HS氏からこのGCL盤について「このGCLのシリーズは「マタイ受難曲」含めこの手の物としては音質が比較的良好です。同じGCL5004-5に入っているブラームスの1番の方はオーボエの音色から言ってVPOである事は間違い無く、また明らかにライヴで、他に出ている録音としては1952.1.27の物が唯一です。しかしこの録音とは明らかに異なる演奏ですので、これも日付が正しいかどうかは別にして貴重な録音と言えます。しかしこちらも部分的に音質が変化している事から他の演奏が挿入されている可能性はあります。」というメールをいただいた。shin-pはWF指揮に違いない−という印象。GCL/DRはドロップアウトが多発しハイ上がり気味の音質だが、この年代のものとしては比較的良好。演奏も52年以降の整然とした印象とは異なる熱気のこもったもの。GCLの48年SFBブラ4が本物だったことから、この日付も正しいと思われる。欧州系のディスコグラフィーで、70年代に日本で流通していたWFプライヴェートテープから起こしたと思われるLP/CDの存在に否定的なのには何か理由があるのだろうか。
【貴重音源】Furtwangler Brahms: Symphony No.1 in C minor Op.68 (1947.8.13) (pianissimo氏による音源)
[Furtwangler Rehearsals Violin concerto on YouTube Serch]
20 Aug. 1947 Lucerne Orc. Lucerne Fes.(DRA/BBC)
Brahms:German Requiem
●8月20日 ブラームス/ドイツレクイエム ルツェルンo ルツェルン音楽祭 DRA/BBC所蔵
LP/PR: W22-23/24('85?)
CD: Wing-Japan WCD1-2('93) SWF971-2('97) ElaborationELA907-8('97)
>>>Wing-CD&LP is rare. This tape is private archives. It's dull sound.
▼ディスクからの復刻盤で針音がすごい。SWF盤は一部聞き苦しい部分をデジタル処理して聴きやすくしている。オルセン本によると当時のBBCの中継放送の後、保存用に製作されたディスク盤をミラノの研究家が所有しており、現在ではそのディスクからおこしたと思われるテープがDRAとBBCにある。但し音質は劣悪で、中継回線の混信ノイズなども混入し全曲聴くには忍耐が必要。W盤はW24が2楽章以外W22-23が2楽章のみとなっている。
27 Aug. 1947 Lucerne Orc. Lucerne Fes.(Swedish Radio)
Beethoven:Piano Con.No.1 & Leonore No.3
Brahms:Sym.No.1
●8月27日 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1&レオノーレ3番 ブラームス/交響曲第1 エッシュバッハー(P) ルツェルンo ルツェルンクンストハウス スウェーデン放送所蔵
LP/PR(Pcon):SWF7401('74) WFSJ JPL1006('74) Rococo2106('74) DiscocropRR438('75) Columbia(JP)OZ7591BS('83)
CD: SWF961-2('96) ElaborationELA906('96) M&ACD839('96)CD1018('98) TAHRA FURT1028-9('98)
LP/PR(Ove): AT04('84?)
CD: SWF961-2('96) ElaborationELA906('96) M&ACD1018('98) TAHRA FURT1028-9('98)
LP/PR(syn): SWF7601('76) DiscocropRR393('76) Columbia(JP)OS7072BS(81/09)OZ7597(84/10)
CD: Columbia(JP)35C37-7296(84/10) M&ACD804('94) SWF971-2('97) M&ACD1018(98/03) TAHRA FURT1028-9('98)
>>>I think Elaboration CD is digitalcopy of SWF961-2.These sound are better than German Requiem(20 Aug. 1947).
▼ベートーヴェン2曲の音質は20日のレクイエムに比べると良好だがSWF盤はノイズリダクションが相当効いており音質は余り良くない。Pconは唯一の録音で貴重だが−
ブラ1は若干音質が良いが、持続ノイズがある。演奏はライヴ的な迫力の点で数多い巨匠のブラ1中BESTの出来。ELA盤は協会盤のコピー盤。スウェーデン放送には、36年ローエングリンをはじめとして、ベルリン、ウィーン、ルツェルンでの放送録音が多数所蔵されている。自局が中継したものと比べると、他局から中継回線を使って送られた音源を元にしているため音質が劣るものの資料としては貴重である。所蔵されている記録は、テープ録音したあと33回転盤にコピーしたものだと思われる。98/03に公演全曲市販盤がM&Aから出現したがSWFからクレームがつく。
【高音質復刻】Furtwangler Brahms: Symphony No.1 in C minor Op.68 (1947.8.27) (pianissimo氏による音源)
ADRIAN AESBACHER 1947 BEETHOVEN PC 1 Lucerne Festival c Furtwangler
29 Aug. 1947 Lucerne Orc. Lucerne Fes.(EMI studio version)
Beethoven:Violin Con. (Menuhin)
●8月28、29日 ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 メニューイン(Vn) ルツェルンo ルツェルンクンストハウス EMIスタジオ録音
Matrix:2ZA31-4/32-3/33-2/34-1/35-2/36-2/37-1/38-2/39-1/40-3/41-1
LP/PR: HMV DB6574-9S(48/03) ToshibaWF70024(75/12)
CD/SB: TestamentSBT1109(97/06) M&A CD1018(98/03) ToshibaTOCE6058('91)TOCE3737(00/08)
>>TESTAMENT CD is great sound.
▼この演奏は、SP盤各面の終わりが次の面の始まりとオーバーラップして収録されている。テスタメントの良質な復刻で、この演奏の細部が明瞭に聴けるようになった。この演奏をメニューインとの共演で唯一の名演とする向きもあるが、TESTAMENT盤が出た現在でもshin-pは9月BPOライヴの方が良いと思う。但し、TESTAMENTはノイズリダクションをかけすぎていて、以前の東芝復刻の方がVnの音色が楽しめるという意見もある。
Beethoven Violin Furtwangler Menuhin Lucerne on YouTube Serch
30 Aug. 1947 Lucerne Orc. Lucerne Fes.(EMI studio version)
Wagner:Lohengrin Pre Act1
●8月30日 ワーグナー/ローエングリン1幕前奏曲 ルツェルンo ルツェルンクンストハウス EMIスタジオ録音 Matrix:2ZA42/43
LP/PR: SWF7801('78) WFSJ JPL1197(85/05) AT04('89?)
CD/SB: TestamentSBT1141(98/02) M&ACD1018('98) ToshibaTOCE11012(98/11)TOCE3755(00/08)
>>SWF7801 was recorded 29 Aug. 1949. AT04 is the same performance as Testament CD.
▼夫人所有SP盤からの復刻という仏フ協会盤LP(SWF7801)は実は49年8月29日の録音とされていた。桧山氏の[参考資料@]では−この演奏のマトリクス番号は2ZA42/3としているが3takeのうちどれを使ったのか不明−としている。上記ベートーヴェンとともにWレッグのプロデュースで録音された戦後第1号。
LP表記の47年が誤記で49年録音とされる日仏協会盤(JPL1197/SWF7801)及びそれをコピーしたとされるAT09-10はTESTAMENTと同じ演奏。49年録音と表記のAT04とM&ACD1018もshin-pは未確認ながら同じ演奏とされ、47年か49年録音のどちらかが未発売となっている。shin-pは録音状態などからすべて47年盤と思う。HUNTは47/08/30の2ZA42/3が壊れているとしているが、本当は49/08/29の2ZA61/2が再生不能のようだ。TESTAMENTと東芝CDは、今までのお蔵入りが悲しくなるほどの名演奏を良好な音質で聴かせる。
東芝盤はライヴとしているが、実演のリハーサルを兼ねた収録。ただし、若干の聴衆が入っていると思われるノイズがある。
14(16) Sep. 1947 BPO NDRstudio, Berlin (RIAS)
Brahms:Sym.No.2 reh.
●9月14(16)日 ブラームス/交響曲第2〜2楽章リハーサル BPO RIAS録音
CD/PR: TAHRA FURT1011('94)WFG-SWF062-4('06)
>>TAHRA said 16 Sep.
▼このリハーサルを初出したTAHRAはベルリンにある北西ドイツ放送スタジオで収録されたはず−と言っている。(TAHRAでは日付は下記録音と同じ9/16としている) 2006年独仏協会の共同企画ブラームス交響曲全集CDとしてもこの演奏が発売され、日付は16日としている。同じ日に同じオーケストラと違う会場での収録というのは疑問が残る。
16 Sep. 1947 BPO Gemeindehaus Dahlem (SFB)
Hindemith:Sym. Meta. onTheme by Weber R.Strauss:Don Jan
●9月16日 ヒンデミット/ウェーバーの主題による交響的変容 R・シュトラウス/ドン・ファン ダーレムゲマインデハウス SFB収録
LP/PR: DG LPM18857(64/04)18960(63/09)
CD: DG(JP)POCG2350('91)POCG3797(97/08)
▼Oda氏によると、ベルリン市ダーレム地区にあるこの公会堂は、聴衆などが入るスペースはない小さく粗末な建物で、ステージと客席をしつらえるほどの規模ではなかったという。またすぐ側には、巨匠がDG録音や52年メンVn協で使ったイエス・キリスト教会がある。ティタニアパラストは、当時米軍が輸送機の発着に使っていた空港のほぼ真西、ダーレム地区はティタニアパラストからさらに西南西にあり、滑走路は東西を向を向いているという。
またWF氏は、
1999年NHK ETV特集で放送されたBPOヴィオラ奏者の土屋邦雄氏の
団員生活40年を振り返るドキュメントの
番組の冒頭に「第二次大戦後ここがBPOの練習場だった」
という字幕と「ベルリン・ダーレム地区の教会に付属する集会所」
というアナウンス付きでゲマインデの外観が鮮明に
映し出されます。
ムック掲載の当時の写真と多少様子は変わっていますが、
この番組が放映された1999年には現存していて
見た感じまだ使用されていたようです。
としている。
ダーレムゲマインデは高等音楽院奏楽堂とともにBPOが練習用に使っていたもの。SFBはこのホールで放送録音として巨匠の演奏を収録しているケースが多い。
[Dorfkirche Dahlem - Das Gemeindehaus on de.Wikipedia]
(ダーレムゲマインデは戦時中は病院、戦後はBPOのリハ会場として使用された)
30(28) Sep. 1947 BPO Titania (RIAS)
Mendelssohn:A Midsummer Night's Dream ,Ove.
Beethoven:Violin Con.(Menuhin)
●9月30(28)日 メンデルスゾーン/真夏の夜の夢序曲 ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 メニューイン(Vn) BPO ティタニア RIAS収録
LP/PR(Ove.): FE35('83)
CD: WFSG TMK008080('97) EvangelFRL1005('97) TAHRA FURT1020(97/12)
LP/PR(Vncon): FE1(80?)
CD: WFSG TMK008080('97) EvangelFRL1005('97) M&ACD708('92) TAHRA FURT1020(97/12)
>>I think Beethoven's original tape is damaged. German WFS CD's pitch is -1. TAHRA make a pitch correction digitally. M&A changed tape speed. Because TAHRA CD's total time is different from M&A.
▼メニューインとの出会いが戦後の巨匠の演奏会活動に大きな影響を与えた。メニューインは米駐留軍との多くのトラブルを解消したと伝えられる。ティタニアパラストは米駐留軍の管理下にありBPOに開放される以外は米軍兵好みの音楽を提供する場でもあった。この日の演奏会でもリハーサル中にトラブルが生じ、メニューインのとりなしで無事演奏会が行われたと言う。ティタニアは防音設備が十分ではなかったので、時折米駐留軍の輸送機の音などがする。メニューインの演奏は、前半部分でBPOの迫力に押されてしまい、巨匠との音楽性の違いを感じさせる場面も多い。しかし終楽章に入るとVn独奏が熱気を帯びてくる。最後のカデンツァなどかなり胸に迫るものがある。巨匠との共演では全く良いところのないメニューインだが、この演奏のみは唯一WFファンを納得させるものだろう。残念だが53年スタジオ録音ではこの感動を味わうことはできない。独フ協TMK008080('96)それをコピーしたと思われるEvangel盤(FRL1005)は、CetraやM&Aなどに比べ若干明瞭。TAHRAも97年発売したが、Vn協の音質はすべてにおいて低調で大きな差はない。協会盤がゴーストが少なくオリジナルに近いと思われ、CetraとM&Aはエアチェックと思われるが、終演時の拍手がかすかに聞こえる。
神奈川HS氏によるとVn協の独協会盤はピッチが他の巨匠の同曲に比べて1音低く、M&Aやキングなどはテープスピードを速めて(全体で約45秒)ピッチを修正しているが、TAHRA盤はデジタル的に修正しているようで収録時間が協会盤とほぼ同じとなっている−としている。
[Menuhin, Furtwangler: Beethoven Violin Concerto]
[NM氏のメニューインHP]
LP時代は「真夏」(Cetra FE35/WFSG TMK008080)の方がVn協よりも音質がよく、こちらはオリジナルテープが現存していると思われたが協会盤などオリジナルのRIAS音源からのものがCD時代になり出現した。当初、Vn協が盤によってピッチの問題があったのは粗悪にコピーされた「テープ」からのものだったようだ。
audite盤では、この演奏を9月28日としており同時に演奏されたベト7は録音されたものの後日消去されたとしている。
3 Oct. 1947 BSOPO Admiralspalast (DRA)
Wagner:Tristan, Act2&3
●10月3日 ワーグナー/トリスタンより2曲(リハーサル) ベルリン国立歌劇場管 アドミラルパラスト 東独VEB所蔵テープ
LP/PR: CetraFE25('82) King(JP)K22C234(83/02)
●10月3日 ワーグナー/トリスタン第2&3幕(本番) ベルリン国立歌劇場管 アドミラルパラスト 東独VEB所蔵テープ
LP/PR: SWF8205-7('82) CetraCDE1046('90?) King(JP)K20C402-4(84/12)
CD: Arkadia358.2('92) SWF981-2('98)
>>FE25(same as K22C234) is different from SWF8205-7. FE43(K20C402-4) same as SWF LP. FE25 is rehearsal recording.
▼チェトラFE25(国内盤K22C234)は、正規盤の仏フ協会盤(SWF8205-7)と異なる演奏だとして真偽のほどが注目された盤だが、のちにFE43('84)が発売され(国内盤K20C402-4=84/12)これが協会盤と同じ物で、FE25の方はリハーサル時の録音だということがわかった。
[Admiralspalast by de.Wikipedia]
27 Oct. 1947 BPO Titania (SFB)
R.Strauss:Meta.
●10月27日 R・シュトラウス/メタモルフォーゼン BPO ティタニア SFB録音
LP/PR: DG LPM18857(64/04)
CD: DG(JP)POCG2350('91) M&A CD719('93) SWF001-2('00)
▼当日行われたチャイコ5の録音の存在は?
10/19/26 Nov. 1947 & 3 Dec. 1947 VPO Musikverein(EMI studio Version=SP)
Mozart:Serenade No.10
●11月10,19,26日12月3日 モーツアルト/セレナード10番 VPO ブラームスザール&ムジークフェライン EMIスタジオ録音
Matrix:2VH7062-1/63-1/64-1/7104-1/7051-3/7090-1/7103-1/7071-1/72-1/7089-1
SP/PR: HMV DB6707-11(48/07)
LP: ElectrolaE91175('59) ToshibaHA5099('60) UniWFS10('73)
CD: ToshibaTOCE6059(90/01) DanteLYS250(97/08)
▼仏フ協会盤が頒布されるまでは、すべてのLP/CDが「つぎはぎ」の反復を収録し、総演奏時間が約9分長かった。市販のSPから復刻したSWF991('99)及び東芝特典盤BCD-0052(00/06)は原盤通りの演奏でピッチもセッションごとに違っている。43年田園でもEMIはこのような「つぎはぎ」を行っている。
10/11/12/17 Nov. 1947 & 15 Feb. 1949(A part of 2nd movement) VPO Musikverein(EMI studio Version=SP)
Beethoven:Sym.No.3
●11月10-17日及び49年2月15日 ベートーヴェン/英雄 VPO ムジークフェライン EMIスタジオ録音
Matrix:2VH7068-1/69-1/70-4/73-2/74-2(74-5)/75-2/76-1/77-1/78-1/79-1/80-1/81-1/82-4
SP/PR: HMV(GB/Fr)DB6741-7S(48/11)
LP: DiscocropRR456('75) WFSJ JP1191('75) SWF7903('79) ToshibaWF70044(77/09)WF60004(80/09)
CD: DanteLYS197('97) ShinseidoSGR8221(98/03) TAHRA FURT1027('98) ToshibaTOCE37(00/08)
>>>>The 5th SP disc(The first half of 2nd mov.) was recorded on Feb. 1949. EMI made this disc for a Auto Change SP Player.
▼英雄と下記ブラームスは11/16のVPO演奏会でとりあげられた。当時ウィーンでは巨匠の戦時中の行動を非難する人が多く、演奏会にデモ隊が押し寄せるなどしたという。[参考資料E] SP第5面(2楽章冒頭部)の別テイク収録は49年2月ブラームスザールを使用している。この別テイクは47年録音のテイクが4'53"でオートチェンジャー用プレーヤーにかからなかったため、速めのテンポ(4'39")にして収録したとされていた。(初出DB9296S-9302)しかし、2021年ワーナー全集によると再録音はWF側からの要求だったという。東芝は特典盤(BCDS1004='98 / BCD-0052=00/06)としていた。仏フ盤LP以外は47年テイクでまとめているという。新星堂から98/03に川合四朗氏所蔵のSPから復刻した47年テイク(2VH7074-2)と49年テイク(2VH7074-5=49/02/15録音)を入れたCDが出た。TESTAMENTもEMIの版権を得て、この演奏を発売する予定があると言っていたが、結局TAHRAから出た。(FURT1027)
Beethoven Symphony No.3 In E Flat Major Op.55 "Eroica"-1st. (cross氏によるSP復刻)
17/20&25 Nov. 1947 VPO Musikverein(EMI studio Version=SP)
Brahms:Sym.No.1
●11月17-20,25日 ブラームス/交響曲第1 VPO ムジークフェライン EMIスタジオ録音
Matrix:2VH7083-1/84-2/85-1/86-2/87-2/88-2/91-1/92-1/93-1/99-1/100-1
SP/PR: HMV DB6634-9S(48/05)
LP: ElectrolaE90992(59/09)WALP545(59/09) ToshibaXLP5026('60) UnicornWFS6('72)
CD: TestamentSTB1142(98/02) ToshibaTOCE6065(90/01)TOCE11013(98/11)TOCE38(00/12)
25 Nov. 1947 VPO Musikverein(EMI studio Version=SP)
Beethoven:Coriolan, Ove.
●11月25日 ベートーヴェン/コリオラン序曲 VPO ムジークフェライン EMIスタジオ録音
Matrix:2VH7101-2/02-1
SP/PR: HMV DB6625(48/09)
LP: PatheFBLP25113(63/09) ToshibaAB8031(68/05) UnicornWFS9('72)
CD: EMI CHS5655132('90?) ToshibaCC33-3468('86?)TOCE8441(94/08)TOCE3724(00/08)
>>DANTE LYS205 is 1952version. TestamentSTB1142 is great sound!
▼SP録音によるブラ1はEMIによって録音されたが、近年のEMIの全集ではすべてLIVEとなっておりこの録音は使われていない。[52年1月27日のVPOとのライヴ]DANTE LYS205はEMI CZS2523212と同じデータミスをして52年盤を使用している。このSPからLPへの復刻は音質的に失敗で、桧山氏によるとユニコーン盤(WFS6='72年LP)は夫人所有のSP盤から復刻した−としている。この録音が戦中録音と称するコロムビア盤として発売されたこともある。一般に英デッカへの2番とともに、スタジオの巨匠が本来の姿でない証拠とされている。しかし、最近聞き直した感想では演奏自体はやはり素晴らしいように思う。ルツェルンのVn協がテスタメントにより高音質でCD化され、このブラ1も良質のSP原盤が発見されて再復刻を望んでいたところ→遂にテスタメントからSTB1142で98/02出た!SP各面によって多少音質が異なるが「できる限りのことをした」と思わせる復刻だった。
コリオラン序曲は録音の色調も暗めだが、演奏も身の毛がよだつほどの迫力で、スタジオ録音の白眉。復刻に使用したSPの前半と後半で音質が大きく異なり、後半の方が鮮明。独エレクトローラによれば別テイクが存在するという。
●shin-pの海賊版考
Brahms 交響曲第1番 第1・2楽章 (cross氏によるSP復刻)
【高音質復刻】Furtwangler & VPO - Brahms: Symphony No.1 in C minor Op.68 (1947.11) (pianissimo氏による音源)
Beethoven Overture Coriolan (cross氏によるSP復刻)
***<注意>***リンクされた先の音源はshin-pの管理下にはありません。取り扱いには十分お気をつけください。
[1948][shin-p HomePage] [HP Frame版]Wartime[1942-5]
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