3) 八合目
七合目でちょっとゆっくりしたあと、”用”を済ませて
小屋の裏からの富士山登山道へ向かう・・・絶句・・
何?道がないじゃん!・・・七合目まであった砂礫の登山道が無いではないか!
あるのは、鎖を張った岩場のみ・・ここを登るのかな?それとも道を間違えた?
ボクらは後から来た人に進路を譲って、様子見を。
7:13分頃やっぱり、ここを登っていくんよね・・・と、納得して岩場に取り付く
と、言っても垂直に切り立った訳ではなく、適当に足を掛けながら、杖を使いながら登っていく。
まあ、斜面の砂礫が岩に変わった+αくらいと思えば・・実際手を使うことは殆どないす。
七合目から八合目にかけては言わば、岩場と山小屋の繰りかえしで
登りながら数件の山小屋を巡っていく・・どれも七合目を名乗っているので・・スタンプ(焼印)は
全部、回ると(金額的に)大変なことになりそうです(笑)
一口に七合目と言っても一番下は標高2700m、八合目は3000mを越えたところ
つまり、2700mから3000mの間にある小屋は”七合目”の小屋を名乗れるわけ。
しかし、富士山登山をするモノにとってはどこまで行っても七合目の看板が出てくるので
いい加減、早く八合目の看板が見たくなる。
この頃から、風は更に強さを増して、砂礫をまきあげて体に吹き付けてくる・・・
途中で50人くらいのツアーに追いついたが、大勢なので進みが遅い。
このくらいのペースなら付いて行けたかも?
途中の岩場では手をつきながら、上がって行ったりもするのだが
夜間では、自分のヘッドランプだけを頼りに登らなければいけないので
やっぱり、早朝からの登山で良かったと思う。
花小屋、日の出館、トモエ館、鐘岩館、富士一館、鳥居荘、東洋館・・と七合目だけでも
これだけの山小屋があり、最後の東洋館を抜けると少し、間が少し開いて八合目の最初の小屋が見えてくる
・・・ハズだが・・雲が掛かってそれすら見えない。
八合目の太子館の少し手前に3000mの標識が立っている・・多分・・見落とした。
8:37頃3000mを越えて八合目到着。ここまで七合目から1時間20分ほど。
まあまあ、標準タイムか?
でも高さは自己到達最高点記録更新である。
(ちなみに、それまでは乗鞍の富士見岳・・標高2810mが最高。
でも、富士山は見えなかった・・それが、今は富士山の肩にへばりついている・・・
続く
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