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職員の育成

保育の用語集「あ」

職員の育成

保育の世界では様々な専門用語が存在します。例えば、よく保育園の先生が「未満児」や「以上児」と言いますが、全く保育になじみのない人からすると何の意味だか分かりません。そういったちょっと分かりにくい言葉や保育に関する専門的な言葉などを解説しています。

50音順に専門用語を掲載していますので、調べたい語句をクリックしてください。なお、掲載されていない専門用語もあります。順次掲載数については増やしていく予定ですので、今しばらくお待ちください。また、制度設計の変更に伴い、現状と意味合いが異なっている説明もあるかと思いますので、予めご了承の程、よろしくお願いいたします。

    アクシデント

    事故を意味します。
     一般的には、予期していなかったのに、人のからだが傷ついたり生命が失われたり、あるいは物が損傷したり財産に損害が発生するような出来事を意味します。
     保育園で事故が起きた際には、所定の流れに沿って対処しますが、ちどり保育園では出来る限り事故が起きないようにリスクマネジメントを導入・運用しています。
     一般的に保育園における「アクシデント」とは園児が怪我をしたり、保護者や近隣住民などとトラブルになったりした場合の全てを指します。

    アセスメント

    事前評価」「査定」と訳され、一般的には環境分野において使用される用語ですが、医療福祉の分野では、ケアマネジメントの一過程とされています。具体的には、患者や利用者の心身の状況や家族状況、住環境などの情報を主に聞き取りによって収集し、得られた情報に分析を加えた上で、生活ニーズを把握するという一連の過程を意味します。なお対比としての事後評価は、「エバリュエーション」と言います。
     保育の現場ではまだまだ“なじみ”のない言葉ですが、保育の個別計画などを立てる上などでは重要となってきます。

    アドボカシー

    代弁、弁護、権利擁護などと訳されます。実際の援助の場面においては、子どもの意志よりも親や家族の意志を優先して援助が行われることが多くなっています。援助者はこれらのことを十分に配慮して、自分から意思を伝えたり、権利を主張したりすることのできない子どもたちに変わって権利を主張していくことを主に指します。

    アレルギー除去食

    保育園に入園されている子どもの中には、食物アレルギー疾患を持っている方もいらっしゃいます。そのようなお子様に対して提供する給食は、アレルギー反応を起こす食材を除去して提供する必要性があります。その食事をアレルギー除去食と呼んでいます。

    以上児

    3歳以上児のことを指します。反対に「未満児」は3歳未満児を指します。

    一時(的)保育

    1990年から実施されている事業で、女性の就労形態の多様化や過程の状況に応じて、一時的、緊急に保育を行います。
     一時保育は、
     1.家庭における育児が断続的に困難となる場合
     2.保護者の傷病や入院等により、保育を必要とする場合
     3.保護者の育児疲れの解消に対応
     となっています。対象となる児童は児童福祉法24条の「保育に欠ける乳幼児」以外の就学前児童です。

    インシデント

    重大な事故・事件に至る可能性がある事態が発生し、なおかつ実際には事故や事件につながらなかった潜在的事例のことを言います。「ヒヤリハット(ヒヤリ・ハット)」もこのインシデントに含まれます。
     保育園における「インシデント」と「アクシデント」の違いについて良く聞かれますが、園児が怪我を「したか」「していないか」が大きな境目だと思われます。なお、園児の怪我の度合いは関係ありません。出血のあるなし、傷のあるなしに関わらず「怪我をした」のであれば「アクシデント」と判断し、怪我を未然に防ぐことが出来たら「インシデント」となります。
     「怪我の度合いに関係なくアクシデントとすると、殆どの報告がアクシデントとなる」といった意見を頂きますが、きちんとリスクマネージャーが、明確に自園における「インシデント」「アクシデント」の線引きを行うことが出来れば問題無いと思います。しかし、そうでない場合は怪我を「したか」「していないか」を一つの違いとして判断することも重要です。

    インターベンション

    介入ともいわれます。
     利用者自身、利用者の生活、利用者を取り巻く状況、環境、及び利用者を取り巻く環境との関係性に直接かかわっていく段階です。また、この他に利用者のサポートネットワークの構築や社会資源の開発なども必要となってきます。

    インテーク

    援助についての初めての相談を指し、受理面接とも言われます。

    OODAループ

    アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した理論でビジネスや政治など様々な分野でも導入されています。主に以下の流れに沿って繰り返し行われるものであって、比較的短いスパンで回転するように取り組みます。
     1.観察(Observe)
     2.情勢への適応、状況判断(Orient)
     3.意思決定(Decide)
     4.行動(Act)
     4つのプロセスの頭文字をとってOODA(ウーダ)ループと呼んでいます。

    運営適正化委員会

    社会福祉法第83条に基づき、福祉サービス利用援助事業の適正な運営を確保するとともに、福祉サービスに関する利用者等からの苦情を適切に解決するため、第三者機関として社会福祉協議会に設置されています。千葉市の場合は千葉県社会福祉協議会が設置しています。

    エバリュエーション

    福祉的援助が終了したり、一定の段階に達したときに、それまでの援助過程における効果の判定や将来予測、今後の改善点などについてクライエントと共に検討する事後評価のことです。なお対比としての事前評価は、「アセスメント」と言います。

    延長保育

    女性の職域拡大や就労形態の多様化によって生じた保育ニーズに対応して、通常の保育時間以上に行われる保育を延長保育と言います。
     千葉市の場合、夕方6時から8時までの2時間が延長保育に該当します。なお、ちどり保育園は午後8時までの延長保育を実施しています。
     延長保育に関する詳しい内容はこちらからご確認下さい。

    応能負担・応益負担

    福祉サービスを利用する際、利用者の所得能力に応じて費用の一部もしくは全額を負担することを応能負担と言います。反対にサービスを利用した際の利益や効果に応じて費用を負担することを応益負担と言います。
     認可保育園の場合、保育を利用する際、その世帯の所得に応じて保育料が決まりますので、認可保育園は応能負担となります。なお、医療保険や介護保険は、そのサービスを利用した際に一律の負担を取っているため応益負担とされています。

    職員育成に関するお問い合わせ

    電話&FAX/043-271-7828(平日13時~20時対応可能)担当:吉岡まで

    お問い合わせ専用メールフォームを開設致しましたので、お気軽にご活用ください。メールフォームでは24時間受付可能となっておりますが、ご回答まで時間を要する場合もございます。予めご了承のほど、よろしくお願い致します。

    講師・研修の依頼、見学に関するお問い合わせも電話、もしくはメールフォームよりお願い致します。

    ちどり保育園の研修実績、及び執筆実績等についてはこちらをご参考にしてください。

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