北京首都国際空港(オリンピック開催年) クラウンプラザ・サンパレス北京ホテル  ホテルの部屋(とてもきれいでした) 
     
 朝食用レストラン  朝食(バイキング)  ホテルロビー
     
 朝の通勤ラッシュ(バスの中から)  人民大会堂:最近ではSMAPもここで歓待されましたよね 天安門前 
     
 天安門(ここを抜けると故宮です) 午門です。紫禁城の正門で、ここで故宮博物院の参観券を買います。60元(当時の日本円にして900円くらいでしょうか) 
     
 ここが入り口です。向こうに見えるのが太和(たいわ)門。  太和門の手前に金水橋(きんすいばし)があります 金水橋 
     
 金水橋を渡ってようやく太和門。広いですねぇ。  日光東照宮の陽明門を思わせるような装飾  太和門をくぐると見えてくるのが太和殿(たいわでん)です
     
 太和殿:上の写真と似ていますが違うんですよ。上は門。こちらは宮殿で、外朝の正殿にあたります。皇帝が即位をする時や婚礼、出兵の儀式などに使われました。「ラストエンペラー」ではここにたくさんの臣下が平伏していましたね。「敦煌」では、佐藤浩市さん扮する主人公が科挙の試験に落ちて、階段を下りてくる姿が印象的でした。壮大な建造物です。  
     
 どれだけ広いか周りを見渡してみましょう。ざっとこんなもんです。建物にはそれぞれ弘義閣、右翼門、中右門などと名前がついていて、その建物群を回廊で繋いでいます。階段を上ってみましょう。  これは太和殿から太和門を振り返って見た写真です。階段の上もこんなに広いんですよ。皇帝に臣下の姿は見えたのでしょうか。
     
 金や龍の装飾が施された外装  皇帝だけが座れる玉座 太和殿から見た左翼門と体仁閣 
     
太和殿横の水瓶   中和殿(ちゅうわでん)横の雲龍階石 保和殿(ほうわでん)玉座 
     
 太和殿の裏には皇帝が休憩所として利用した中和殿、保和殿があります。これはその裏手に出たところ。ここで外朝は終わりです。この先には内廷(後宮)が広がっています。江戸城でいうところの大奥ですね。右手に見えるのが景運門です。 正面に見えるのが内廷へ続く乾清門 (かんせいもん)
     
  坤寧宮(こんねいぐう)にある皇后の寝室   御花園(ごかえん)より西六宮を望む。 この奥にある養心殿(ようしんでん)には、西太后が垂簾聴政を行った東暖閣があります。
     
  御花園(宮廷式庭園)にある万春亭。皇帝たちが遊んだところだそうです。  御花園にある堆秀山。太湖石を運んできて積み上げたもの。「蒼穹の昴」にも出てきましたね。   神武門(北門)が見えてきました。午門をくぐって真っ直ぐにここまで進んできたのですが、優に2時間はかかりました。門の向こうに見えるのは景山公園。故宮のすべてを見ようと思ったら、1日では足りません。 
     
飲茶で昼食を済ませ、次は八達嶺にある万里の長城です。   すぐ後ろに見えるのが北一楼です。
     
 北一楼横   北一楼を出たところ。向こうに見えるのが北二楼、北三楼、北四楼です。  北三楼を出たところ。はるか向こうに見えるのが北四楼。結構きつい勾配です。
     
  長城は北方民族の侵入を防ぐために作られたのですが、チンギス・ハーンは長城を越え、当時女真族(じょしんぞく)が占領していたこの地に侵入してきました。やがて元が建国されます。そして元の時代が終わり、漢民族がモンゴル民族を駆逐して明を建国した時、日干しレンガのこの堅牢な長城が作られました。高さ7.8m、幅5.8mの城壁上部は騎馬5列で行進できたそうです。二度と侵入を許すまいと思ったのでしょうね。
 しかしその願いも虚しく、再び満州民族に占領されてしまいます。そう、清王朝です。中国の歴史は他民族との抗争の歴史でもあります。 
     
 北四楼から見た景色です。宇宙から見える唯一の人工建造物というのも頷けますね。私は二楼付近で断念してしまい、主人は三楼、息子だけが四楼まで辿り着きました。でも、二楼からでも充分悠久の時を感じられましたよ(負け惜しみ)。   北四楼のスライダー乗り場:今度はロープウェイかスライダーで四楼まで行ってみたいと思っています。
     
 夕食は北京ダックのお店で。日本では皮だけのお店が多いようですが、ここはお肉もついていて、とてもおいしくいただけました。勿論、他のお料理も美味でしたよ(食べるのに夢中で写真を撮り忘れてしまいました)。  ホテルからの眺望(朝)
ここからは駆け足で巡ります
     
 天壇(てんだん)公園
東門付近では庶民がリボンダンスを楽しんでいました。朝早く来ると、太極拳や気功なども見られるそうです。
 天壇公園の長廊
綺麗に彩色された回廊の先に祈年殿(きねんでん)があります。 
 天壇公園の祈年殿(きねんでん)
皇帝が毎年、正月に五穀豊穣を祈ったところ。
     
祈年殿から皇穹宇(こうきゅうう)へ向かう参拝道:公園内は紫禁城の4倍もの広さがあるそうです。   天壇公園の皇穹宇琉璃門
     
皇穹宇:皇帝の先祖の位牌を安置するところ  回音壁:音が反響する不思議な壁  圜丘(えんきゅう):天を祭った祭壇
     
 圜丘にある天心石
冬至の日に皇帝がこの壇上に立ち、その年に起きた事柄を天に報告したところ。周囲に配された大理石の欄干は360あって、陰暦の1年を表しているそうです。 
 天壇公園の圜丘から南門を望む
この年は北京オリンピックが開催された年なので、観光客も国際色豊かです。アジア系以外の外人さんもたくさんいましたよ。確かまだパラリンピックもやっていましたっけ。 
ということで、ちょっと寄り道をして鳥の巣を見に。
勿論、鳥の巣といってもオリンピック競技が行われている国家体育場のことですが。 
     
途中いろいろありましたが、何はともあれ頤和園(いわえん)へ  昆明湖の向こうに仏香閣(ぶっこうかく)が見えます。
     
 頤和園文昌閣 
頤和園は中国最大級の皇室庭園。清の乾隆帝が造園したのですが、荒廃したあと西太后によって再建されました。西太后の離宮として有名だったようです。
 昆明湖にかかる十七孔橋です。「蒼穹の昴」では田中裕子さん扮する西太后が、この橋を渡るシーンがありましたね。昆明湖には渡し船やボートも浮かんでいます。  知春亭から仏香閣を望む
中国はどこへ行っても広すぎて、見て回るのが大変です。頤和園もまだまだ見たいところがあったのですが、閉園の時間が近づいてきたので断念しました。
     
 北京随一の繁華街、王府井(わんふうちん)です。ここにはオリンピックグッズを売っているお店がたくさんありました。 翌朝、パラリンピック選手団と同じ便で帰途へ 

2011年12月記
                                                     

 
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