ドバイ経由  カサブランカへ ハッサン2世モスク 
     
 美しいですね。1993年に造られたモロッコ最大のモスクです。「海の上にモスクを造りたい」というハッサン2世の願いを具現化したかの如く、海側から見ると海に浮かんでいるように見えるそうです。モロッコ全土から芸術家と職人約1000人を動員して造られたこのモスク、20世紀最高の芸術作品といえるかもしれません。ミナレット(塔)にも緻密な彫り模様が施され、3つの玉は現世、来世、神の世を表しているとか。驚くのは自動ドアやソーラーシステムを利用した床暖房が備え付けられていること。さすが現代の建造物ですね。 
     
 カサブランカの町並み  一等列車でマラケシュへ。マラケシュはモロッコのほぼ中央に位置し、昔、北アフリカ最大規模を誇るメディナがあった町です。フェズに次いで2番目に古く、1070年頃にベルベル人のイスラム国家によって都と定められました。以来、交易、商業、学問の中心地として発展してきました。町の背後にはアトラス山脈があって、3000mから4000m級の山々が町を守るようにそびえています。 
     
 マラケシュのホテル  ライトアップされたクトゥビア  朝!
     
 クトゥビアへ  モスクは一度メッカに対する位置が正しくないとして破壊されました。その基礎部分が今も残されています。   マラケシュのシンボル、クトゥビアのミナレット(1199年に建て直されたもの)。
     
 赤土の日干しレンガにナツメヤシの緑が映えるミナレット(高さ約77m)。セビリアのヒラルダの塔と並ぶムーア様式の傑作です。 記念撮影。 日本人観光客も多いようです。 マラケシュの町並み
     
 国王も宿泊するというバヒア宮殿中庭  バヒア宮殿内部。ムーア式、アラブ風等さまざまな形の部屋を仕切るアーチ。  細密画が描かれているアトラスシーダー材の天井 
     
 サアード朝の墳墓群にあるアル・マンスールの墓  クトゥビア通りにあるクチ(馬車)乗り場 夜になると賑わうジャマ・エル・フナ広場 
     
 フナ広場の北に広がるスーク(商業地区・市場)。バブーシュ(皮のスリッパ)を売る店。  タジン鍋を売る店 ガイドさんと子供
     
 いよいよオート・アトラスへ  まずはティシカ峠で昼食を  タジン鍋で作った煮込み料理
     
だんだん険しくなってきて道も狭くなります  こんなところにも村があるんですね。赤土の日干しレンガで造られた建物が並んでいます。 どこもかしこも赤茶色の中に村人たちの姿が… 
     
 そしてアイト・ベン・ハッドゥへ。7世紀にアラブ人がモロッコ北部を征服した時、先住民族のベルベル人はアトラス山脈を越えてオアシスに移り住みました。多くはカスバと呼ばれる要塞を形成しましたが、これによく似たものにクサルというのがあります。「要塞化した村」という意味だそうですが、複数の家族が今でも暮らしています。中でもこのアイト・ベン・ハッドゥは最も美しいクサルと言われていて、『アラビアのロレンス』のロケ地にもなりました。昔、『カスバの女』という歌がありましたが、そのイメージとは少し異なるようです。  
     
 アイト・ベン・ハッドゥの頂上  頂上からの眺望 土産物を売る店 
     
カスバ世界の一角にあるプチホテル  食事はやはりタジン鍋です 
     
 翌日、カスバ街道を通ってメルズーカへ向かいます。オアシスにはカスバ世界が広がっていました。 
     
 途中カスバ街道きっての景勝地、ドトラ峡谷で昼食を。ヨーロッパのロッククライマーたちが練習するために集まってくるほどのスペクタクルな岩壁。ここにも何軒かホテルやレストランがあります。  
     
 いよいよサハラ砂漠です 砂漠の中にもこんなホテルがあるんですね。メルズーカにあるオーベルジュ・スッドです。 
     
 朝!  ホテルでも砂漠は楽しめますが、もっと奥へ行くツアーがあります。先陣が出発したようですね。 そろそろ出発の準備です 
     
 ラクダに乗ってサハラ砂漠のど真ん中へ  見渡す限り砂の海です ラクダの上は馬上より高いんですね
     
 並ぶと隊商のように見えますね  ガイドさんも大活躍です ちょっとしたロマンですね 
     
 砂漠の夕陽を堪能  サハラ砂漠で見る月 豪華テント?で夕食 
     
 砂漠の夜は静かに更けて  朝!日の出です  再びラクダに乗ってメルズーカへ。1時間半の旅です。 
     
   メルズーカからは再びバスの旅。フェズへ向かう途中立ち寄った町イフレンは、フランスの植民地だったこともあってモロッコらしからぬ建物が並んでいます。また、この辺りにはライオンが生息していたので、大きなライオンの像も造られています。
     
 迷宮都市フェズに到着です  フェズの町 ホテル 
     
 ホテルは旧イギリス領事館を改装したバーサ。なかなかいいホテルですね。  日本でもお馴染みのデザートです 
     
 翌日はフェズの町を観光。これはかつての王宮の門ですが、中へは入れません。 フェズ焼の職人さんの技を見学  
     
 フェズ最大の門、ブー・ジュルード門です。幾何学模様の彫刻と緑色のタイルが美しいですね。  14世紀に建てられたブー・イナニア・マドラサです。ブー・イナニア王によって建てられた神学校で、大理石を敷き詰めた中庭が素晴らしいですね。中央にある水盤は学生が授業やお祈りの時、身を清めるために使用したのだそうです。
     
 ザウィア・ムーレイ・イドリス廟。フェズの町の創設者のお墓だそうですが、異教徒は中へはいれません。  美しいタイルの外壁  アンダルシア様式の装飾が美しいカラウィン・モスク。モロッコは異教徒の入れない場所が多いので、入り口から覗き見るしかありません。 
     
町中に広がる迷路。メディナの中は迷宮都市と謳われるだけあって、わくわくする路地が続きます。
     
 ブー・ジュルード庭園。町の喧騒を逃れて一息つける公園です。 最後はもう一度タジン鍋をいただき、帰途へ… 

2014年10月記

 
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