雨のアタティルク空港  残念なお天気でいい絵が撮れなかったようですが、ヒポドロームという広場です。トルコの人々はアト・メイダヌ(馬の広場)と呼んでいるビザンチン帝国時代の競技場跡なんですね。広場にはエジプトのカルナック神殿から運んできた「テオドシウスのオベリスク」、ギリシャのアポロン神殿から運んできた「蛇のオベリスク」、そしてコンスタンチヌス1世が造ったといわれる「コンスタンチヌスのオベリスク」が建っています。 
     
  正式名称スルタンアフメット・ジャーミー、通称ブルー・モスクです。   内部に使われているイズニックタイルは、1枚で銀貨18枚分の価値があったそうです。 信者以外の一般観光客は近づけない空間 
     
  もう一度ブルーモスクを振り返りましょう。イスタンブールにはたくさんのモスクが存在しますが、6本のミナレット(尖塔)を持つのはこのブルーモスクだけ。アヤソフィヤと対峙するように建っています。   すぐ隣にあるアヤソフィヤ。ビザンチン建築の最高傑作といわれる聖堂があるそうですが、何故か素通り。オスマントルコに征服された後、モスクに改められてアヤソフィヤと呼ばれるようになったそうです。ここにも攻防の歴史があるんですね。  トプカプ宮殿の入り口に建つアフメット3世の泉亭
     
  トプカプ宮殿:マルマラ海とボスポラス海峡を一望に見渡せる丘に建つトプカプ宮殿は、19世紀半ばまでオスマン・トルコ帝国の歴代スルタンの居城であり、行政の中心地でもありました。丘を囲むように巡らされた外壁は全長5km、敷地は70万uもあるそうです。   第2内庭にある宮殿の厨房。現在は陶磁器の展示室になっています。 
     
 1万2000点を超える宮殿の陶磁器コレクション。トルコだけでなく、中国やヨーロッパ各地、そして日本の陶磁器も展示されています。他に衣装や細密画などを展示した部屋もあり、宮殿内部は博物館としての機能を果たしています。  幸福の門でしょうか? 
     
第4内庭にある「バグダッド・キョシュキュ(離れ家)」のテラス キョシュキュ内部。ブルーのイズニック・タイルが美しい。  テラスからの眺望(マルマラ海)
     
 街にあふれるカフェ&レストラン 昼食ですね。ヨーロッパ風にアレンジしたトルコ料理も多いそうです。 
     
 世界的に有名な巨大マーケット、グランド・バザールです。3万uもある市場全体が屋根で覆われているそうで、4000とも5000ともいわれる小さな店がひしめいている内部はまるで迷路のよう。  店には何故か猫が… 
     
 グランド・バザールの近くにあるヌルオスマニエ・ジャーミー。イスタンブールで最古のオスマン・バロック形式のモスク。  金角湾にかかるガラタ橋を通り ボスポラス海峡にかかる第1ボスポラス大橋を渡って 
     
 首都アンカラのホテルへ  翌日、アンカラの近くにあるトゥズ湖へ。冬なのでよくわかると思いますが、ここは塩湖です。大きな塩の結晶がきらきらと輝く美しい湖です。 
     
  アンカラの近くにあるキャラバンサライ。シルクロード沿いにある隊商宿で、30〜45km毎に建っていたそうですが、現在は廃墟になってしまったものも多いとか。隊商とその荷物を守るため頑丈な壁に囲まれた立派な建物になっているので、サライ(宮殿)と呼ばれるようになりました。セルジュクトルコ時代のものだそうですが、まさにシルクロードを体感できる場所。内部には敵を監視する塔、モスク、ラクダの餌場などもあったようです。
     
カタルカヤにある洞窟レストランで昼食を済ませると   そこはもうカッパドキアです
     
 カッパドキアというのはトルコのほぼ中央、アナトリア地方に広がる景勝地の俗称で、世界でも珍しい奇岩が多く林立しています。峡谷や地下都市、洞窟遺跡などが点在するのも魅力のひとつ。  寒いのにアイスクリーム? 
     
 ギョレメ・オープン・ミュージアム:ギョレメ村にある野外博物館です。奇岩を掘って造った礼拝堂や修道院などが公開されていて、ドーム型の天井やフレスコ画などを見ることができます。すごいですね。キリスト教徒たちはどんな思いで岩を掘り、絵を描いていったのでしょう。 
     
 ミュージアム出口  マッチ箱のような住居が広がって  災いから身を守るというトルコのお守り、ナザールボンジュがたくさん吊り下げられています。
     
シルクロードにお似合いの動物ですね  カッパドキアは東西南北100km以上のエリアをさします。地区によっていろいろな奇岩が存在し、違った顔を見せてくれます。 
     
 カッパドキアを代表するキノコ岩(帽子岩、キャップロックとも)。また中に妖精が住んでいるという言い伝えから「妖精煙突」ともいわています。パシャバー地区に多く見られますが、これは岩の硬度が違うために出来たのだそうです。帽子のような上部は硬い玄武岩、下は軟らかい凝灰岩なので何万年も風雨に浸食された結果、こんな形になりました。かつては多くの修道士たちが隠れ家として住んだ場所でもあります。 
     
カッパドキアには洞窟ホテルもたくさんありますが、このツアーでは普通のホテルに泊まったようです。   夕食はバイキングのようですね
     
 でも何と言っても、トルコへ来たらナイトライフを楽しまないと。ということで、みんなで近くの洞窟レストランへ。もちろん、お酒も飲めますよ。そしてトルコの夜に欠かせないのがベリーダンス。民族舞踊とともに、トルコ人にはなくてはならない文化。まさに♪「〜夜だけのパラダイス」 です。 
     
 朝! ギョレメとウルギュップの途中にある絶景スポット、エセンテペ。遠くにはデヴレントの谷が見えます。 
     
 地下都市です。蟻の巣のように造られた地下の居住空間で、10世紀以前にキリスト教徒たちがアラブ民族の脅威から逃れるために造ったものといわれています。謎も多く、詳しい歴史はわかっていませんが、換気用の空気孔(空調設備)から食料貯蔵庫、井戸、炊事洗濯場、ワイナリー、教会、霊安室、家畜小屋まで備えられており、その精密さには驚かされるばかりです。特にカイマルクやデリンクユの地下都市は規模も大きく、地下8階以上という驚異の深さで、迷路のような複雑な構造になっています。敵が侵入した時に通路を塞ぐための丸い石の扉が置いてあり、かつては9キロ離れた二つの地下都市を結ぶ通路まであったとか。すごい! 
     
 絨毯を織っているところです。手織りなんですね。  出来上がった絨緞を売っている光景?  工房ですね。カッパドキアの名産は、ワインと絨緞と陶器だそうですよ。
     
ようやくイスタンブールへ帰ってきたようです。   正面に見えるのがガラタ塔。1338年にジェノバ人が、敵対するビザンチン帝国を見張る監視塔として建てたものだといわれています。地上53mの展望テラスからは360度市内を見渡すことができ、レストランやナイトクラブもあるそうです。
     
 ガラタ塔から見る金角湾。目の前に見えるのがガラタ橋です。その向こうに右からブルーモスク、アヤソフィヤ、トプカプ宮殿の尖塔が見えます。さらにその向こうはマルマラ海、そして左手の方がボスポラス海峡です。  これがアジアとヨーロッパを分けるボスポラス海峡ですね。手前側がヨーロッパサイド、向こう側がアジアサイドになります。  下へ降りてガラタ橋を渡ってみましょう。釣をしているおじさんが、こちらを見てにっこりしています。
     
 ガラタ橋から見るガラタ塔(高さ67m)  スィミットと呼ばれるゴマパンの立ち売り。旧市街と新市街を結ぶこの橋は二層構造になっていて、下部はレストランが軒を連ねる釣スポット。平日でも地元トルコ人で賑っています。嵐の大野くんがいたら、きっと喜ぶでしょうね。
     
 これしか写真がないので残念ですが、遠くにボスポラス大橋が見えています。目の前に広がるのはボスポラス海峡です。   ここはタクシム広場。新市街の中心地です。市内交通の要所でもあるこの広場の近くにはオフィスや高級ホテルが建ち並び、その中心にはイタリアの彫刻家カノーニが彫った独立記念碑が誇らしげに建っています。 
     
 タクシム広場にも夕闇が迫ってきました 帰途は夜のフライトで   最後に空港でガイドさんと記念撮影。トルコの人は親日家が多く、とても親切だったそうです。 

2012年7月記

 
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