ロ ン ド ン 
(3/7〜3/9)
   
 まずはイギリスのシンボル国会議事堂ですね。正式名称はウエストミンスター宮殿。もともとはエドワード1世によって建てられた王宮だったんですね。1834年に火事で焼失したそうですが、その後再建されました。約32000uの敷地に1100を超える部屋があり、100の階段があるそうです。豪華! 
     
  国会議事堂の北端、下院側にあるクロック・タワー。ここに備えつけられた大鐘はビッグ・ベンの愛称で親しまれています。  バッキンガム宮殿。ロンドンはやはり雨が多いようですね。衛兵の交替式は見られなかったようです。   タワー・ブリッジ。子供の頃「ロンドン橋落ちた」という童謡がありましたが、それとは違うようです。ロンドン橋より東に位置する跳ね橋なんですね。 
   
 ウエストミンスター寺院。故ダイアナ元妃の葬儀が営まれたことで記憶しておられる方も多いと思いますが、イギリス王室とはゆかりの深い教会。国王の戴冠式が行われたり、王族の多くがここに眠っています。ゴシック建築の最高傑作ですが、内部は撮影できなかったようです。  セント・ポール大聖堂。南側から見た写真ですが、ちょっとモノクロになってしまいましたね。チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の挙式が行われた場所です。
     
  大英博物館。ロンドンにはミュージアムやギャラリーがたくさんありますが、何と言っても一度は行っておきたいところです。  光ってしまってよくわかりませんが、これが有名なロゼッタ・ストーンです。ナポレオンがイギリスと対戦中に発見したものだそうですが、石碑には象形文字(ヒエログリフ)と古代エジプト文字、古代ギリシア語の3つの言語が同じ内容で刻まれています。プトレマイオス朝の王の名が記された至宝ですね。 
     
 充実しているエジプト部門。これは第18王朝アメノフィス3世の石像だそうです。額にあるのは王位を表すコブラの紋章で、紀元前1390年頃のもの。 オセアニア部門。イースター島のモアイでしょうか。 
     
 ロンドンの町並み。ロンドンバスも。  ロンドンにはニューヨークのブロードウェイと並ぶ演劇の中心地ウエストエンドがあります。何しろシェイクスピアを生んだ国ですから。言葉はわからなくても、とにかく見に行ってみようということで、パレス劇場(もともとオペラ座として建てられた)へ。「レ・ミゼラブル」のスピリットだけは伝わったかも。 
 ロ ー マ
(3/10〜3/13 )  
   
 まずはヴァチカン市国ですね。そして何と言ってもサンピエトロ大聖堂です。  遠くからしか見られませんが、当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世です。日本でも馴染みのある法王様でしたね。今年選ばれた新しい法王様はアルゼンチン出身の枢機卿ベルゴリオ氏。フランチェスコ1世を名乗るのだとか。 
     
 地図のギャラリーの天井ですね。教皇領とイタリアを代表する都市をあらわした地図のフレスコ画があるそうです。ヴァチカンは芸術の宝庫です。  大聖堂から見たサンピエトロ広場。ベルニーニが手掛けたこの広場は円柱列で囲まれた楕円形の空間と大聖堂に近い台形の部分から成り、中央には日時計にもなるオベリスクが建っています。   近くにあるサンタンジェロ城(ヴァチカン市国所有)からの眺め。右がテヴェレ川 。
   
ローマ市街を蛇行して流れるテヴェレ川。   サンタンジェロ城からの眺め。遠くにサンピエトロ大聖堂が見えます。   テヴェレ川を渡ってテルミニ駅へ向かう途中にトレビの泉があります。
     
 トレビの泉の近くに、「ローマの休日」でお馴染みのスペイン広場があります。観光客で埋め尽くされて、階段がよく見えませんね。   テルミニ駅の近くにサンタ・マリア・マッジョーレ教会があります。少し離れていますが、ここもバチカン市国が所有しているのだそうです。   マッジョーレ教会内部
     
  いよいよコロッセオです。1階のアーチの柱頭はドーリア式、2階はイオニア式、3階はコリント式の装飾がなされていて、1階が貴賓席、2階は一般市民、3階は立ち見席だったそうです。  コロッセオ内部。ここで猛獣と剣闘士、或いは剣闘士同士の戦いが繰り広げられました。コワッ!  橋の上からは地下室の全景が眺められます。猛獣の檻や武器、舞台装置が置かれていた場所で、この上を厚板で覆って舞台としていたのだそうです。長径は188mあるのだとか。 
     
 フォロ・ロマーノ。フォロとは公共広場のことだそうです。カピトリーノとパラティーノの丘に挟まれた窪地に広がるこの広場は、かつてローマの政治・経済・文化の中心地でした。紀元前6世紀から4世紀末に至るまでの、ローマ世界の縮図がここにあるともいえますね。元老院あり、裁判所あり、凱旋門あり、はたまた神殿、公会堂あり。もちろん、人々の暮らしもここにありました。かのカエサル(シーザー)がブルートゥスらによって暗殺され、荼毘に付された場所もここにあります。 
    パ    リ
(3/14〜3/17)   
 
 お土産で買ってきた真実の口。フォロ・ロマーノの近くにあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会にあるのが「ローマの休日」で有名になった真実の口です。もともとは井戸の蓋だったとか。  まずはルーブル美術館ですね。もともとはルーブル宮という王宮だったのですが、ルイ14世がヴェルサイユに宮廷を移してから美術館へと変身していきました。そして現在も世界最大の美術館として進化し続けています。 
     
 古代ギリシア彫刻の傑作、通称「ミロのヴィーナス」です。紀元前100年頃のもので、高さは204cmもあるんですね。大理石でできているそうです。  19世紀フランス絵画、ダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠式」です。他にもドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など、当時の傑作が収蔵されています。  古代オリエントの傑作・「ハムラビ法典」です。紀元前18世紀前半といいますから、気の遠くなるような昔ですね。資料としても重要な法典です。
     
  ルーブル美術館には他にもダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や世界的に有名な美術品が多く収蔵されています。収蔵品だけでなく、建物そのものも芸術といえます。天井画にも圧倒されますが、ナポレオン三世の居室の絢爛豪華さは他に類を見ないほど。栄華ここに極まれりといった感じです。  こちらはオルセー美術館の内部ですね。ここも美術品の宝庫といえるほど見どころがたくさんあるんですよ。ドガ、マネ、モネ、ルノワール、ゴーギャンといった巨匠数知れず。特にミレーの「晩鐘」、ゴッホの「自画像」など世界的に有名な作品も多いのですが、写真がないのは残念です。  芸術の都パリの街には美術館がたくさんあります。名所も多いですね。 ルーブルやオルセーの近くにはコンコルド広場があって、北にマドレーヌ教会、南にはブルボン宮を遠望することができます。中央に建つオベリスクはエジプトから贈られたものだそうですが、その向こうに見える館も優雅ですね。
     
 パリの街を流れるセーヌ川です。雨の後だったせいか水が濁ってしまっていますが、この川沿いにルーブルが建ち、エッフェル塔が建ち、中洲(現在のシテ島)にノートルダム大聖堂があります。  ノートルダム大聖堂。上から鐘楼、列柱の階、バラ窓の階、諸王の階、そして1階の門の5層からなっています。門は左から「聖母マリア」の門、「最後の審判」の門、「聖アンナ」の門と名付けられ、それぞれの様子が表現されています。  祭壇の三方に輝くバラ窓 。このステンドグラスにはキリストや聖母子像、預言者、王、使徒、聖人らが描かれています。
     
 ギリシャ神殿のような佇まいのマドレーヌ教会。入るとすぐ左に、リュード作「キリストの洗礼」の大理石像があります。  いわずと知れた凱旋門です。パリには5つも凱旋門があるのですが、やはりシャルル・ド・ゴール広場に建つエトワールの凱旋門ですよね。最上部に並ぶ盾のレリーフには、ナポレオンが勝利した戦いの名前が刻まれています。   パレ・ガルニエ(ガルニエ宮)。「オペラ座の怪人」で知られる、あのオペラ座です。1875年に完成したバロック様式の劇場でパリ・オペラ座バレエ団の公演が中心ですが、オペラ公演も行われています。
     
 パリの郊外へ日帰りで行く小さな旅のひとつにヴェルサイユがあります。観光の目的は当然ヴェルサイユ宮殿。ですが、いい写真がなかったので、上の3枚は「見学ガイド」からの抜粋です。左は正面の鉄柵門、中央が歴史の回廊、右はアポロンの泉水から望むフランス式庭園。残念ながら鏡の回廊がありませんが、とにかくどこもかしこも絢爛豪華で目を見張るものばかり。作家のシャトーブリアンは「ヴェルサイユ宮殿を見ぬ者は栄華というものを本当には知らない」といったといわれますが、まさにその頂点といっても過言ではありません。出るのは溜息ばかりです。 
     
 王妃の寝室  王室礼拝堂 天井画 
     
 もうひとつのパリ郊外の旅は、モン・サン・ミッシェル(「聖ミカエルの山」の意)です。砂地の向こうにそそり立つ城塞のような建物は、8世紀に起源をもつ修道院。多くの巡礼者が訪れる聖地です。  修道院建設が始まったのはは966年だそうですが、その後数世紀にもわたって増改築が繰り返されたため、中世のさまざまな建築様式が入り混じった独特のものになったのだそうです。   修道院からの眺め。このサン・マロ湾の特徴は、干満時の水面高の差が15mにもなるそうです。そのため、かつては島への道が消えてしまうこともあったとか。まさに天然の要塞ですね。

2013年3月記

 
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