山陰・山陽の旅、まずは倉敷美観地区ですね。柳並木の倉敷川に沿って、なまこ壁の蔵が建ち並びます。高瀬舟が往来するこの運河と、往時の姿を残す町並みに400年の歴史が感じられます。  こんな記念館も 
     
 倉敷考古館とその前に掛かる中橋。この川沿いには大原美術館や倉敷館などの資料館も多くあります。  倉敷から北へ。のどかな田園風景ですね。吉備津(きびつ)神社の西一帯、総社市(そうじゃし)を中心に広がる吉備路(きびじ)です。右の中央、小さく見えるのが国分寺の五重塔。吉備路のシンボルです。吉備路といえば吉備団子。吉備団子といえば桃太郎。ということで、このあたりは桃太郎伝説発祥の地です。吉備津彦神社には桃太郎像が立っています。
     
日照山国分寺。備中(びっちゅう)国分寺ですね。 五重塔は重要文化財になっています。 近くで見かけた 高床倉庫
     
 ここからは岡山です  岡山後楽園の傍を流れる旭川ですね。向こうに見えるのは鶴見橋でしょうか。   後楽園の対岸に岡山城があります。外壁に黒塗りの下見板(したみいた)を使ったことから烏城(うじょう)とも呼ばれています。 
     
  岡山城の大手門と天守閣。寛永9年以降、代々池田氏の居城でした。三重六階の天守閣は五角形の天守台となっており、全国的にも珍しい造りになっています。  天守台からの眺望 
     
 岡山後楽園  水戸の偕楽園(かいらくえん)、金沢の兼六園(けんろくえん)と並ぶ日本三名園のひとつです。当時の藩主池田綱政(つなまさ)により、元禄13年から14年の歳月をかけて造られました。池や築山(つきやま)、曲水(きょくすい)と園路が見事に配置された回遊式庭園です。 
     
 レンタカーを借りて石見(いわみ)銀山へ。石見銀山遺跡は2007年に世界遺産に登録されました。  大森代官所跡。資料センターになっています。  間歩(まぶ)が点在した大森市の町並み。このあたり一帯には当時、坑夫の家が1万3000軒あまりも存在したそうです。 
     
 最大規模の龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)入り口 間歩の内部 。ここで銀を採掘していたんですね。 他にもたくさんの間歩(坑道)があります 
     
ちょっと 先を急ぐことにして、次は広島ですね。  広島城です。やっと晴れました。 天守からの眺めです 
     
 元安川の右手に見えてきました  原爆ドームです。1996年、世界遺産に登録されました。  ? 
     
 平和記念公園の中に建つ広島平和記念資料館  原爆死没者慰霊碑。石室の中に原爆死没者名簿が納められています。  原爆の子の像。別名千羽鶴の塔。
     
次はいよいよ 日本三景の一つ、宮島(厳島)です  海の中に朱塗りの鳥居が見えてきました。島全体の約14%が世界遺産に登録されています。  まずはこの鳥居をくぐって… 
     
  海から見えましたね。クスの自然木で造られた大鳥居です。平安時代から数えて8代目、明治8年に完成しました。干潮時は歩いてすぐ近くまで行けます。  海側から厳島神社を望む  神の使いとされる鹿が観光客をお出迎え?
     
厳島神社、社殿の回廊  回廊からの眺望 拝殿で平家を偲びながらお祈り?
     
 平舞台ですね。この手前に国宝の高舞台があって、桃花祭や菊花祭には舞楽が行われます。 重要文化財の五重塔  広島名物のカキです。宮島名物のもみじ饅頭や生産量日本一を誇る杓子を売る店も。 
     
 厳島神社の背後にある弥山(みせん)へ(ロープウェイ料金往復1800円)。 標高約530mの弥山山頂 獅子岩展望台 
     
 展望台からは四国連山や瀬戸内海、周防灘までが一望できます。これこそが宮島の真価であると、伊藤博文が言ったとか言わないとか。   弘法大師が開いたと伝えられるこの山の頂上付近を散策すると、真言密教の道場である大日堂や文殊堂などを見ることができます。 
     
 霊火堂です。806年に弘法大師が修法を行った際の霊火が、今も「消えずの火」として燃え続けていて、広島平和記念公園の火もここから採火されたそうです。また、八幡製鉄所の溶鉱炉の種火となったともいわれています。  日が暮れる頃、山から降りてくると海水がひたひたと押し寄せていました。
     
 いきなりですが、岩国です。岩国といえば、錦川に架かる錦帯橋。日本三名橋の一つです。  「山は富士、滝は那智、橋は錦帯」と称えられた錦帯橋ですが、昭和の架け替えから半世紀が経ち、腐朽が進んだため、平成になって全面的な改修が行われました。美しくなった五連のアーチです。 
     
 五連のアーチは三代藩主吉川広嘉(きっかわひろよし)によって1673年に創建。流出の憂き目にあわぬよう築城技術と組み木の技法を生かしたアーチは昭和25年、キジア台風によって流されるまで276年あまりも風雪に耐えました。そして昭和に続く平成の架け替え(平成13〜16年)で再度甦りました。   また岩国は佐々木小次郎の出身地ということで、こんな銅像も…。 
     
 近くに白蛇横山観覧所があり、国の天然記念物である「岩国のシロヘビ」が展示されています。  毛利元就(もうりもとなり)の孫吉川広家(きっかわひろいえ)が移封されたことに始まるこの城下町。昭和に再建された岩国城です。   かつて藩主の居館だったところ。現在は吉香(きっこう)公園になっています。
     
 こちらは一気に山陰へ飛んで松江城。別名千鳥城とも。城を囲むようにめぐらされた堀川を、船で遊覧することもできます。  天守閣からの眺望。松江市内をはじめ、宍道湖(しんじこ)を望むことができます。  城下町の面影を残す塩見縄手。武家屋敷をはじめ、小泉八雲の旧宅や小泉八雲記念館などがあります。 
     
 市街地の西に広がる宍道湖には温泉地も  宍道湖(しんじこ)は真水と海水が混ざる汽水湖だそうで、そのためスズキ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミなどさまざまな魚介類が生息しています。そして何より夕景の美しさ。湖面に映える夕日を見ようと、たくさんの人が集まってきます。 
     
 次は因幡(いなば)の白兎などで知られる神話の国、出雲へ。出雲大社の大鳥居(一の鳥居)です。  大鳥居の前に古代出雲大社模型展示館「雲太(うんた)」というのがあって、古代の神殿を復元した模型が展示されています。   二の鳥居ですね。勢溜(せいだまり)の鳥居とも。出雲大社には四つの鳥居があって、このあと松の参道にある鉄鳥居(三の鳥居)、境内の入り口にある銅鳥居(四の鳥居)と続きます。
     
 銅鳥居(四の鳥居)をくぐったところにあるのが拝殿です(この時は平成の大遷宮のために御本殿が改修中だったんですね。それで御仮殿ができています)。  境内を西の門から出て川を渡ると、大注連縄(おおしめなわ)で有名な神楽殿があります。御本殿は改修中だったため、残念ながら拝観が叶いませんでしたけれど、ようやく5年におよぶ修造が終わり、今年(2013年)5月10日に「本殿遷座祭」が行われました。御祭神の大国主神(おおくにぬしのかみ)が本殿に遷御(せんぎょ)されたんですね。  
     
 出雲大社から少し西へ行くと日御碕(ひのみさき)があり、島根半島の最西端に白亜の灯台、出雲日御碕灯台が建っています。奇岩や絶壁が続くこのあたりの海岸線は、日本の自然百選にも選ばれるほど。「国譲り神話」の舞台とされる稲佐(いなさ)の浜もこの近くにあります。  出雲空港から帰途へ 
 

姫路・神戸
2005


 萩・秋芳洞・巌流島
2007
 天の橋立・鳥取砂丘
2009

2013年6月記

 
フォトギャラリーへ戻る

おすすめ情報 
 
ブログ



ホームページトップ韓国(ソウル)中国(北京)アメリカ(ラスベガス…)アメリカ大自然(グランドキャニオン…)東北沖縄トルコ(イスタンブール・カッパドキア)伊勢・熊野インド(デリー・バナーラス・アーグラー)三都物語(ロンドン・ローマ・パリ)富士山とその周辺モロッコ(カサブランカ・サハラ砂漠・フェズ)タイ(バンコク・アユタヤ)韓国(ソウル)Uペルー(マチュピチュ)ハワイ(ホノルルウエディング)京都